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zoom RSS 看護研究と大学教育と臨床

<<   作成日時 : 2006/11/12 13:31   >>

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 看護研究発表会が終わり、とうとう私の手を離れました。ようやく。やっと。大学の時の卒業研究もそうだったけど、やってるときは必死で、論文が出来上がると「これ、何か変じゃない?」って気になって、発表すると後は野となれ山となれです。放り投げたわけじゃないけど、ちょっとばかり目を逸らしておきたい感じ。あんまり自信なかったですし。

 毎年11月に行われるうちの病院の看護研究発表会は、私的には事務的な感じ。でも、看護師が日々研究と努力をして看護の質の向上を行うことは、「看護者の倫理綱領」にも述べられています。

 私たち看護者は、その倫理綱領を根幹に、看護師としてどうあるべきかを問われています。

1.看護者は人間の生命・人間としての尊厳および権利を尊重する。

2.看護者は国籍・人権・民族・宗教・年齢・性別および性的指向・社会的地位、
 経済状態、ライフスタイル、健康問題の性質に関わらず対象となる人々に
 平等に看護を提供する。

3.看護者は対象となる人々との間に信頼関係を築き、その信頼に基づいて
 看護を提供する。

4.看護者は人々の知る権利及び自己決定の権利を尊重し、その権利を擁護する。

5.看護者は守秘義務を厳守し、個人情報の保護に努めるとともに、これを他者と
 共有する場合は適切な判断の元に行う。

6.看護者は対象となる人々への看護が阻害されているときや危険にさらされてい
 る時は、人々を保護し安全を確保する。

7.看護者は自己の責任と能力を的確に認識し、実施した看護について個人と
 しての責任を持つ

8.看護者は常に個人の責任として継続学習による能力の維持、開発に努める

9.看護者は他の看護者及び保健医療福祉関係者とともに協働して看護を提供する。

10.看護者はより質の高い看護を行うために、看護実践、看護管理、看護教育
  看護研究の望ましい基準を設定し、実施する。

11.看護者は研究や実践を通して専門知識、技術の創造と開発に努め、看護学の
  発展に寄与する。

12.看護者はより質の高い看護を行うために、看護者自身の心身の健康の
 保持増進に努める

13.看護者は社会に人々の信頼を得るように、個人としての品行を常に高く維持する。

14.看護者は人々がより良い健康を獲得していくために、環境の問題について
  社会と責任を共有する。

15.看護者は専門組織を通じて、看護の質を高めるための制度の確立に参画し、
  よりよい社会作りに貢献する。


 以上が「看護者の倫理綱領」です。

 これは一人の看護者が全部を全うするのは非常に困難で、恐らくそれぞれの看護者がそれぞれの部分を全うしている、というのが現状ですね。看護者、というのは看護師だけでなく、保健師さんや助産師さんもいますから。病院で働いてて出来ることはまず目の前の患者さんたちに対する1.2.3.4.5.6.7.12くらいです。倫理の話なので、治療に参画とか、安全の保持とかは入ってきません。それはきっと仕事の定義みたいなもので、別にお話が出来てしまうことですね。
 看護学校などで習うのは、「仕事」としての看護職です。ただし、習った先生によっては、この「倫理」的な部分を大事にしてくれる方もいます。
 
 私の卒業した看護大学は、当時かなり斬新な教育方法で、(新カリキュラムという教育方法でしたし。)先生方もかなり個性的でした。主に看護技術を叩き込み、臨床に出てすぐに看護師として働けるように指導される学校とは違い、

「はじめから何もかも出来る人はいない。すぐに仕事が出来ると思うな。」

 をモットーに、心の教育や哲学から入っていった気がします。というか、私が傾倒していた先生が精神科の先生だったので、そう思ったのかもしれませんが、実際、私の大学で「看護技術」を学んだのは、主に「患者移動・ボディメカニクス(自分の身体を効率的に使って最大限の動きと行為を行う)」や「ベッドメーキング」だけ? だったと思います。

 なぜかって、学生時代、実習に出て必要になるのはこれくらいだから。看護学生には注射もさせないし、チューブだって入れさせません。身体拭き位でしょう。

「臨床で習えることは仕事に出てから習え。」

 とよく言われたものです。なので、新人として入った当初、私は何の技術もない、丸腰の看護師でした。注射も出来なければ検査の介助も処置も丸で駄目。仕事場で一つ一つ覚えていくしかありませんでした。
 けれど、仕事で必要になるのは技術だけではありません。研究方法もそうですが、心のやりとりです。
 まぁ、患者さんの心理状態は時として考えを超えた範囲で揺れ動くことがあるので、こればかりは経験です。それとともに私の予測や考えの範囲も徐々に広がっていってます。そういう柔軟性や考え方を教えてくれた大学でした。
 臨床に出てからは、患者さんが先生みたいなものです。

 今も変わっていなければ、かなり素敵な大学教育でしたよ。大学のレベルとしては低かったと思いますが、それは入学試験のことであって、決して大学自体が低かったわけではありません。数字じゃないんです。

 大学のレベルって、そういうもんです。高校時代、希望の大学に入りたいって勉強してても結局落ちて、今の大学に行かざるを得なかった。けど、その時に
「今の大学に行く意味があるから、希望の大学に落ちたんだよ。」 
 って言われましたが、教育を経て働き始めて、ようやく分かった気がします。

 受験生の皆さん、そういうものです。

 希望の大学はあくまでも「自分の希望」なんです。人生の「必要不可欠な偶然」ではないんですよ。だから、落ちても気にしないことです。どうしても行きたいところであれば浪人がその道をつないでくれます。そしていつかきっと受かります。必要のないところだと、いつまでも落ちていくでしょうし、違う大学への道が開けるでしょう。開いた道を堂々と進んでいけばいいんだと思います。

 実は私、希望の大学へは一歩たりとも入れませんでした。センター試験はよかったんですが、二次試験に行ったときから、排除されている気はしてました。案の定、落ちましたけど。何の未練もなかったのは、こういうことだったんでしょうね。滑り止めで何の気なしに受けた大学へ入ってます。ホントの話、模擬試験で見つけただけの大学へ送ってみただけです。それでも入学して通ったわけですから、この偶然は必然だったんでしょうね。

 その大学へ入って、看護師としての免許と、保健師としての免許を取りました。今その時の教育は大いに役立っていますし、揺ぎ無い私の根幹だと思ってます。上司の「看護哲学」に疑問を持ったり、看護研究について「それはおかしい」と発言できるのも、このときの教育のおかげです。 先生、ありがとう ! ! まぁ、かなり生意気な新人だったと思いますが・・。

 受験って大変ですよね。私も受験組だったのでよく分かります。けど「大学教育」は、自分で選んでいくものですよね。義務教育ではないので。なので、後悔しない道を進んでほしいし、もしも妥協せざるを得なくなったときも、それは自分にとって「必要な道」だと心のどこかで思っててください。それがきっと分かる時が来ます。一生悔いるなら、そういう「悔い」を勉強する為の糧だったんでしょうけど・・・。

 私は大学で教育以外に色んな事を得ました。趣味のことだったり、友情だったり、恋愛経験だったり、とにかく楽しかったんです。これは希望した大学に入っていては得られないことだったのではないかと今は思います。希望大学は国立の、結構古い体質の大学だったので。
 進む道は決まっていて、遠回りをすることもあるけど、拾ったものは大体必要なものなんですよね。

 ポルノグラフィティを好きになったことも、乗馬を始めたことも、うちのわんことであったことも、そしてこうしてブログで皆と知り合うことも、意見をいっぱい聞くことも、看護師をしていることも・・・。

 精神論だけど、天の御心のまま、ということなんですよ。そうなることは決まっていて、私は苦労しながら楽しみながら、その道を進んで行ってる。Winding Roadだけど、時には人と手をつなぎ、時には離れ・・・。

 人生、面白いですね。
 偶然なんてないんですよ。

 でもその偶然に私たちは心躍らせてしまうんです。

 沢山の偶然を期待して〜♪

 

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