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zoom RSS 堅苦しくて舌が回らないお話

<<   作成日時 : 2007/02/16 21:18   >>

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 手洗いが必要なお洋服を「ア○ロン」でしっかりともみもみ洗い、ネットに入れて脱水しようと洗濯機に放り込んだら、奴め 

 いきなり高温乾燥を始めやがったっっっ!!!!

 ひぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーー!!!!!!

 ビーズ刺繍が駄目になっちゃうーーーー!!!!

 高くはなかったけどお気に入りなのにーーーーーー!!!!

 何とかしてーーーー


 わんこーーーーーーー


 かぁちゃーーーーーーーーん!!!!!


 高温乾燥に入ると、奴、フタにロックを掛けやがる
 押しても引いても止まらない。

 仕方ない、あきらめるか 高くはなかったし・・と思っていたら、母親が

「出たよ。」

 といって丸まった洗濯物を持って出てきた。

  ・・・・・母さん、初めてあなたの後光を拝みました

                         ♪

 こんな金曜日を過ごしているうまうまです。皆様の金曜日は如何でしたか?

 今日のお仕事は、 「腹腔鏡下胆嚢摘出術」=呼称「ラパコレ」の外回り看護師役でした。あの、内視鏡を入れて操作しながら胆嚢を取っていくやつです。腹腔鏡の利点は傷が少ないこと。傷が少ないということは回復が早いということ。
 ラパコレは医師の間でも比較的とっつきやすい「内視鏡手術」です。

 今回、最短記録が出ちゃいました。

 30分。

 麻酔かけて覚ますまで1時間。

 これだけ早いと、腹腔鏡でやった甲斐があります。患者さんもすごくすっきり麻酔からさめていました。外回り看護師としては、麻酔によって引き起こされる「体温の再分布」という現象とその副作用から、患者さんを守りながら戦っている間に、あれよあれよと終わっちゃいました。
 この文章の意味が分からない方は、高校の生物の教科書を読み直し、 「恒温動物」について調べてみてくださいね

 ↑単に説明するのが面倒なだけ・・ともいう。詳しく知りたい方がいれば説明します。
 人間の体温というのは、体温調節中枢で一定に保たれるようになっています。一定に保たれている体温というのは、重要臓器の温度のことで、外から腋下体温を測ったら、当然変動はします。重要臓器の温度を一定に保つということは、命を保つということと同じです。で、重要臓器というのは・・・・長くなるので身体の中のもの全部と思ってください。
 で、外が寒ければ震えて筋肉を動かし、身体の中を暖めます。手が冷たくなるのは末梢に行く血液を少なくして、身体の中の温度を保とうとしているんです。手が冷たくなっても重要臓器の温度は保たれているので、 「大丈夫、死にゃあせん。」の境地。けれど、心臓の温度が33度や30度とかになると、棺桶に足を突っ込んだ状態です。そうならないために人間には「体温中枢」というのが脳にあります。脳のどこだったかは忘れた・・・ごめんなさい。
 私達、意識があるうちは、また眠っていても恒常性が保たれている間は「体温中枢」が働き、特に何か働きかけなくても体温を保ち、「呼吸中枢」が働いて息をしていますが、「麻酔をかける」ということは、その「恒常性」を脅かす手前の状態になります。薬で深い眠りにつかせるため、身体が動かせないどころか自分では呼吸も出来なくなります。放っておいたら呼吸停止になっちゃいます。麻酔とはそこまで人間の機能を落としてしまうものなんです。
 麻酔をかける前に、患者さんの中枢(身体の中の重要臓器のこと)の温度が37度、皮膚表面の温度が35度だったとします。この状態の患者さんに麻酔をかけると、「体温中枢」も寝ぼけ眼になってしまうため、身体の温度を一定に保とうとして「中枢」も「表面」もごちゃ混ぜになり、同じ温度にしようとしてしまうんです。なので、37度のお湯に35度のお湯が混ざって全体のお湯の温度が下がってしまうのと同じように、重要臓器の暖かさが手の冷たさをカバーしようとして働き、結果重要臓器の温度が下がってしまうのです。これが体温の再分布という現象です。
 重要臓器の温度は37度が基本です。これより下がるとかなり寒いです。機能が衰えます。手術はそれだけで身体にかかる侵襲が大きいものですが、それに加えて体温が下がるというのは「身体に与えるダメージが二倍強い」ということです。魔王と戦って片膝ついて降参寸前といったところ?
 なので、この体温の再分布による重要臓器の体温低下を防ぐことは、外回り看護師の非常に大切な仕事の一つ。なるべく体表面の温度を下げないようにし、中枢温度の低下を鑑みながら麻酔がかかる前からのケアを行います。患者さんはただでさえ緊張で身体の機能が一時的に高揚していますから、人によっては麻酔のかかった瞬間に、体内の環境がどっと変わってしまうくらいの体温変化を起こす方もいらっしゃいます。
 こんな要らぬ変化を最小限に抑えるため、やはり看護師の「麻酔をかける前の看護」は非常に重要。麻酔がかかって眠ってしまうまでの間に緊張をほぐし、楽にリラックスした状態になってもらい、心も身体も温かくして眠っていただく、というのがベスト。体表面の温度が限りなく37度に近い状態で麻酔がかかれば、体温の再分布も少なくて済むということです。
 体温の再分布は、全身麻酔を受ける患者さんに対して非常に気をつけるべき現象。けれど、腰椎麻酔である下半身麻酔でもこれは起こるんです。なので、手術室看護師にとって恐るべき現象であり、立ち向かうべき相手であります。全身麻酔手術の術後の回復状態を左右するのは、医師の腕と手術の経過と、まさに看護師による体温管理にかかっています。術中体温管理がしっかり成されているかいないかで、回復度合いが違うのですよ!!!


 長くなりましたが、そういうことです。ここまでしっかり読んでくれたあなた、有難うございます どこまで体温が重要なのか、わかっていただけましたか?  多分この言い方であっていると思います。私も一応体温管理を勉強した者ですので・・・。

 腹腔鏡の話に戻ります。この手術、もっと短い時間で終わらせる先生もいるようですが、うちの外科医はかなり慎重派なので、執刀で1時間かかるのはざらです。麻酔を含めて2時間くらい。埋没縫合という抜糸のいらない縫い方をするので余計に時間が必要です。
 けれど、今日は30分。 
 
 慌てて次の手術の準備をしなければなりませんでした。嬉しい誤算です。

 腹腔鏡手術は普通に使う手術道具とは違い、全てのものが長く、華奢で特殊です。カメラからして特殊。なので、直接器械出しという作業につく看護師は準備が大変です。今日の場合、準備自体に1時間以上かかりましたので、手術している間の方が短い逆転現象でした。テレビ画面を見ながら手元の長い器械を操作して直接触らないで胆嚢を取るのですから、もしかしてこのご時勢、wiiなんかのリモコン操作が上手い器用な人たちが外科医になれば、簡単にこなしてしまうかもしれません。恐ろしい・・・まぁ、人体とゲームは全然違うものだけど。
 器械の先が触る臓器の感覚を指先で読み取るのだ!とうちの外科医は言いますが、これは笑うべきところじゃないのかもしれません。正論。

 私達看護師だって、その医師の腕を通じて『器械だし看護』という看護を提供している、と言えますからね。器械だし看護師はただ医師の為に器械を出す訳ではないんですよ。患者さんのため、手術がスムーズに且つ完璧に終わるため、器械だし看護師の『看護』は重要、と考えておられる認定看護師の方の講義は凄かったです。

 どれだけの器材が必要か、写真を撮ろうとしたけど、無理でした。使用後の器械はお見せ出来ませんので・・・。

 因みに、この手術を普通にお腹を切って行うとしたら、そりゃ早いですよ。直視下ですから。30分で終わっちゃいます。閉腹まで。時間よりも、身体の侵襲度合いでやはり腹腔鏡が第一選択の胆嚢摘出術です。でも、中にはどうしても腹腔鏡で出来ない方もいらっしゃいます。様々な理由で。人それぞれの病状にも合わせますし。
 どの医療も一長一短はあるものです。そのなかで一番『短』が短く『長』が長いものを選んでいくのが善策ですね。その相談は信頼できる医師と十分に行ってくださいね。

 真面目な真面目なナースのお仕事のお話でした。

 そうそう、昨日言っていた本、ゲットしてきました。こんな感じの本です。
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 よだれがついちゃいましたが、これから読みます。
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