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zoom RSS カラダの不思議

<<   作成日時 : 2007/04/12 20:44   >>

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 うまうま、何度か書いたことがあるんだけど、人間、一人ひとり違って見えるのは表面の数ミリの部分なんですよ。

 一皮剥けば皆同じ。

 今日もまた、カラダの不思議について実感しちゃいました。

 こんな仕事、中々楽しいですよっ

                         

 その『不思議』なんですが、これと言ってすごいことではないんです。ごく普通のこと。なぜかという詳しい理由を聞かなかったんだけど、でも、

 人間の身体を再現することが、今日のロボット工学を持ってしても難しい

 ということを肌で感じたりもします。

 で、何の話かって言うと、話は私が今日関わった手術の一つに行き着くわけです。

 とっても単純且つ簡単な手術で、当院では外来手術で局所麻酔で行います。

 弾発指腱鞘切開術です。

 指を動かすには様々な筋肉が必要です。一枚に見える掌の中には、何個という手の骨が複雑に腱で繋がっています。

 ちょっといいものがなかったので、足の筋肉や腱の図ですが、こんな感じと思ってください。
画像

 医療用の塗り絵なので、簡単に書いてますが、実際はもっと複雑です。

 こっちは手の骨の図
画像

 キリスト教の教会などでおなじみになっている、十字架に貼り付けにされているイエス様の絵。あの絵をみて不思議に思うのは医療者かもしれません。
 手の平の骨は見ての通り、小さな骨がいっぱい集まっているんです。ここに釘をさして、両手で全体重を支えるのは実際には不可能・・・・・?????と思うんです。掌が身体の重みで裂けてしまうので、本当にはり付けにあったイエス様は掌ではなく、手首に釘を刺したのだという説があるんですよ。医学的根拠からいえば、この方が納得がいきます。以前、一回だけ手首に釘を刺されたイエス様の絵を見たことがあり、「これが正しいと思われる。」といわれていた説明にも頷けます。
 うまうま、ミニ知識でした

 何がいいたいかというと、この腱と骨をただ単に人間を真似て組み合わせて、人間のようなロボットが出るという訳ではないんです。ここが人体の不思議。

 今日の弾発指は小指。小指が曲がらない、もしくは曲がってしまうと伸びない、曲げ伸ばしが痛い、ということ。腱鞘炎って聞いたことがあると思いますが、その慢性化というか・・・・違うか・・・。
 腱鞘というのは、腱を覆っている鞘のこと。まんま、その文字。その腱鞘が炎症を起こすと腱鞘炎。弾発指では、その腱鞘が分厚く肥厚して、腱の動きを害しているという状態なんです。手術でその腱鞘を切開して腱を楽に動かせるようにするということです。当然、曲がらない等の症状も緩和されます。

 で、その腱鞘切開術中、分厚くなった腱鞘に辿りつき、ちょきちょき切開し、中から白い腱が出てきました。

「これで楽になったねー」
 
 といいながら、腱の動きをチェックするため、引っ張ってみるんです。

 くいっくいっと引っ張ると、

 くいっくいっと小指が曲がります。

「うん、これならいいか

 先生ご満悦。

 あれれ?

 太い腱の下に、もう一本、少し細いけど白い腱が見える・・・

「これは?」

「あぁ、これもチェックしないと。」

 くいっくいっと引っ張ると、

 くいっくいっと・・・・

 あれれ?さっきと同じように曲がるじゃない。

「小指を曲げる腱は2本あるんですか?」

 と聞くと、

「実はこれ、曲がるところが違うんだよ。」

 とのこと。

 どーいうこと

 先生は太い腱を引っ張ります。

「この腱は小指を曲げるけど、

 第一関節はぶらぶらだろう。」

 そういって小指の爪を持ってくにくに曲げて見せてくれました。
 簡単にへこへこ動きます。

「あら、ほんと。」

 そして今度は少し細い腱を引っ張ると、同じように小指は曲がるんだけど、

「この腱は第一関節を曲げるんだよ。」

 そういって第一関節を動かそうとするけど、腱を引っ張っている限り爪の部分はへこへことは動かない。

「指の関節を支配する腱は場所によって違うんですねっ!?」

「そーいうこと

 知ってました?

 普通に小指を曲げてみてください。何段階かで深く曲がっていくかと思うけど、曲がる角度によって曲がる関節が違い、その間接の違いによって使われる腱が違うんですよ。
 人間、こういった細かな動きを無意識でしてるんです。

 ロボットはこの無意識をコントロールしてやらなければなりません。

 人間って凄いね〜〜〜

 そう考えると、ギターを弾くって、物凄いことなんよね 天文学的数字になるくらい、指の腱と筋肉の電気信号が飛び交ってるかと思う。卒倒しそう・・・。

 脳の動きの凄さは皆知っていると思うけれど、
 
 「人体が動く」という神秘は計り知れなく凄いこと。

 指を動かすなんて、宇宙の神秘にも匹敵するほど美しい動きなんですよ。

 その宇宙の神秘を治すのも人間で、神秘だからこそ治せない領域というのもあるんですけどね・・・。

 
 その指で、その両手で、

 抱きしめられる限りの幸せを

 紡いでくださいね

 その足で大地を踏みしめて、

 いける限り先へ駈けていきましょう

 その心で、その思いで、

 有らん限りの愛と夢と希望を叫びましょう


  身体を縛られても、
  心はいつだって自由ですから。




  身体の話をしていたんじゃなかったっけ・・・・?

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
人体は、難しいと思いますよ。
長田ドーム
2007/04/12 21:19
うまうまさん♪こんばんは
今日、読みながら小指を曲げたのはワタシだけじゃあないはずだ!
普段、生活しているなかであんまり意識したことのない動き。だって普通の人は腱とかみる機会ないんじゃもん!でも手の動きって機械では再現できない滑らかな動きっていうんは納得できる。それを思いのままに動かし楽器を演奏するのもひとつの才能でしょうね。
いろんな動きをすることができ、使いやすい道具を持っている私たち。それを幸せに使いたいよね〜。

うーん。人間の体って深いなあ。
hoko
2007/04/13 01:02
こんな変な話題にコメント頂、ありがとうございます、長田ドームさん、hokoさん!!!

 毎回手術のたび身体の中を覗いていてもびっくりすることだらけですよ、人間の身体は。
 指は伸ばす腱と曲げる腱は違うし、筋肉だって曲げる筋肉と伸ばす筋肉は違うし…。奥が深すぎてまだ誰にも究明されていないこともいっぱいありそうですよね。
 心の在処とか…♪

 この能力、本当に幸せなことに使って、幸せの輪が広がるといいですよね、hokoさん。
うまうま
2007/04/13 20:42

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