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zoom RSS 2007年8月6日、夏。

<<   作成日時 : 2007/08/06 21:42   >>

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 言わんとするところは分かっていただけるかと思いますね。

 はい、今日は62回目の鎮魂の日です。

 8月6日、広島原爆記念日の今日、いつもどおりに仕事に出ている人の方が多いでしょう。けれど今日の8時15分、自分がどこで何をしていたか、覚えていますか?
 私は仕事にいく車の中にいました。救急車の到着した病院の正面玄関を横目に見ながら、車を運転していました。何時もの夏のぎらぎらした太陽は影を潜め、むっとした湿気を含む熱気が立ち込めていました。

 32歳の私は、今日、62年目の現実を生きています。

                            

 その現実とは、存命されている被爆者の方々の平均年齢74歳という真実です。それはひいてはこの世の中に、既に『原爆を知らない』人たちが大半だということ。ご存命であられる被曝した方々にとっても、その体験を語るには辛い事が増えてきたということ。精神的にも、体力的にもそう。
 私達は『知らない』人間として、ただ安易に世界唯一の被爆国という言葉でHIROSHIMAを表現していいのでしょうか?

 62年前の原爆よりも酷い現在の戦争の実態を、私達は原爆と同じ位「知らない」で済ませてきている気がしています。身近になく、どれだけマスコミが連日のニュースで惨劇を送ってきても、どれだけ考えて信じているでしょうか? そう・・・信じてます?現在この世界のどこかで、『餓え』に苦しむ現実があること。確かに銃弾に倒れる現実があること・・・。

 広島に生まれ、当たり前のように8月6日に全校登校をし、平和学習をしてきた私ですが、実際にこの世にその惨劇があったことを、『理解』しているとは言えません。『知識としてある』それだけのことに満足しているだけになっている気がします。
 私の周りでただ一人現実の戦争を知っていた祖母はすでにこの世を去り、薄ぼんやりとした戦後の思い出を知る父と母だけになりました。私があの太平洋戦争を理解するのには、もっと別の力が必要なようです。忘れては思い出し、忘れては思い出し・・・そうした繰り返しのなかに『伝えること』が残っていくはずですよね。けれど戦争を知らない私が後世に『原爆』を伝える時、どれだけ理解できているかで真の事実は曲げられてしまうのです。『伝えること』、それすらも大変畏怖されるべき重要な使命なのだと思います。

 今日、広島では平和記念式典が催され、毎年のように平和公園の芝生に広がる式場の映像を見つめていました。
 
 その式典、年々様相が変わってきているのです。

 テレビ画面に映るあの映像の中に、徐々に「風化」と「時の流れ」に蝕まれていくものが在るんです。

 今年の平和記念式典、会場に据えられた席にかなりの空席があったこと、お気づきでしたか?8月のあの暑い日中の太陽に照らされた式典に出る体力を持ちえない、多くの人々がいること、そしてその人たちこそ真の『戦争』を語る人々かもしれないのです。それとも、式典そのものが形式化されて重みをなくしているのでしょうか?
 この式典の空席を、淋しく思うのは間違いなんでしょうか?そもそも式典が遮る物のない炎天下で行われるのが間違いでしょうか?あの日の8月6日は、もっと暑く、もっと冷たかったはずです。
 被爆者の高齢化と、戦争を知らない人達の日本、そして風化。憲法9条の思いが薄れ行くのを、嘆く広島は間違いではないはずです。憲法9条が、広島の全てを訴えていると思うのは、過言ではないはずです。この国が唯一無二のものとして持つ国の基本姿勢、日本国憲法は、不可侵の聖域で広島を語ってくれるものであるはず・・・。
 「憲法の規定を遵守し・・・」そう語る首相の同じ口から、憲法改正が唱えられた事実を、私は理解できないでいるのです。

 戦争は、何も原爆だけ語るものではありません。
 広島だからこそ原爆がクローズアップされますが、長崎も同様に原爆を体験し、沖縄では唯一のアメリカ軍との陸地戦があり、集団自決が行われていた場所ですし、東京では大空襲が起きました。日本の端々に戦争の色は残っているはずですが、現在その一つを探すのも手探りのところが多いはず。

 逆に広島は恵まれているのかもしれません。原爆の投下により平和の尊さを学び、現在の平和に浸かりきって、風化さえも良い事になり得てしまう・・・。それは何より、伝えることに大きな責任があるからこそ、逃げてしまうのです。何も知らない人間が、どれだけのことを伝えられるのか、はっきり言って怖いのではないでしょうか。

 太平洋戦争は、近年に見られる戦争とは程遠い、信念を盾にした残酷な戦争でした。国の為に全てがまかり通り、今では考えられない忠国心を求められ、飢餓に苦しみ、病気に苦しみながらの戦争だったようです。そしてその時代にしかなかった絆があり、愛があったこともまた事実。

 2004年に刊行された重松清さん、渡辺考さんの共著

「最後の言葉 戦場に遺された二十四万文字の届かなかった手紙」

 のなかに、その様子が切々と綴られています。そしてまた戦争を知らない世代の重松さんが、その言葉の一つ一つを拾い上げ、手に平に乗るほどの小さな言葉の重みを実感させてくれます。
 それは、原爆とは違う戦争。あの時代、きっとごく一般的に行われていたありえない話の数々。「武士道」を履き違えた国の暴走。全ての哀しみがそこに在ります。その哀しみに寄り添い、同行してそこにある、兵士という一人の人間の体温を教えてくれます。笑いながら涙を流す心の痛みを、同じ人間として重松さん、渡辺さんの言葉が教えてくれます。
 
 「戦争を知らない」事に甘んじていては駄目なのです。『知らない』ことに甘えて生きていたのでは駄目で、『知らない』では「伝えられない」のです。

 体験することは儘ならず、ましてや二度と同じ事を起こしてはいけない『戦争』。本当に知るには多大の努力が必要だと感じます。生きていくうえで、自分に守りたい大切な誰かが出来たとき、この世の全てを伝えられることが出来るよう、努力が必要。言葉でも、心でも。

 その「戦争」に対する知る努力を助けてくれる宣伝がありました。

画像


 見えるでしょうか・・・?
「Green Greetings  〜from 160 A Bombed Trees in Hiroshima〜」
 
 62年前、原爆によって72年間は草木一本生えないといわれた広島の地に、それでも息を吹き返し、希望を繋ぐ新しい芽を育んできた「被曝樹木」のサイトです。160本の被曝樹木を紹介し、会いに行く道しるべとなります。
 記事にも紹介されていますが、被曝樹木とは、「爆心地から概ね2Km以内で被曝し、再び芽吹いた木々たち」のことです。広島市で認定、登録して見守り続けているようです。

 物言わぬ木々も、自身の身体に刻まれた傷跡を曝け出して訴えてくるものがあります。

 物言える私達は、どうやってこの現実を伝えていけばいいんでしょう?
 


  ・・・・・今日の日が終わる前に、もう一度お祈りを

        今日の幸せが明日も、明日の幸せが明後日も、

           そして私の幸せがあなたにも、あなたの幸せが誰かにも、

              届いて広がりますように・・・

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うまうまさん こんばんは。
やはり今日は何故かスルーできない日だよね。
ワタシも日記に書いてしましました。でここに来たの。読んでてね涙でてしまったよ・・。
再生する強さを持った街でよかったなぁとも思うし、伝えていかないといけん使命をまだまだ果たしてないよね。
被爆樹木の話は知っていたけれどまだ会いに行ったことはないんです。今度福山に帰ったとき足を延ばしてみようと思う。

うまうまさんが書いてるように、知らないってことが1番いけんのんよね。まずは知ろうと思って欲しい。
そして平和は当たり前に『ある』もんじゃあなくて創っていかにゃあいけんもんよね!
hoko
2007/08/07 01:15
 hokoさん、こんばんわ。
 やっぱり8月6日は広島出身者にとっては避けて通れないものです。身体に染み付いている日でもあるんですね。「知らない」私達にもそうやって息づいているものが、続かないのは哀しいこと。
 平和って誰かが与えてくれるものじゃなく、自分達で創り上げるものっていうのは、本当ですね。一人ひとりがそういう思いで過ごしたら、もっと違う風潮が生まれるかもしれません。
 そう心に留めて生活を振り返ってみるにも一考!!
 
うまうま
2007/08/08 21:12

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