〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪

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zoom RSS 君の名を呼べば。

<<   作成日時 : 2008/03/14 22:13   >>

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 こんばんわ♪ 昨日の夜から今日の朝にかけての当直業務をこなして、朝10時から夜19時まで撃沈していたうまうまです。起きたら19時だったのーーー 隣で寝ていたわんこが、おしっこをすんごく我慢していた様子でした。ごめん・・・

 今回は小児二次救急当番。私が当直に入るときは成人か小児の二次救急の日なので、兎に角忙しい訳です。最近は小児科の季節物の感染症が減ってきたので、先輩達から

「小児二次救は意外と暇よ。」

 といわれていたのです。実際私より前に小児二次救当直をした先輩は随分患者さんが少なかったようです。なので、救急室に着いて患者さんの来院暦を見ていたら、一緒に当直をしてくれる小児科の婦長さんが

「最近は少ないみたいよね。」

 と言ってくれ、「こりゃ、ラッキー?」とか思っていたら、当番の小児科医が患者さんの診察の前にふらりとやってきて、(この先生、2コールで電話に出てくれる達人。今回もコールを数えていたら、3回目を聞くことなかったです。流石だ・・・)

先生:「最近は少ないみたいだね。」

うまうま:「みたいですねぇ

先生:「でも僕、忙しさを引き寄せるみたいなんだ

うまうま:「・・・・先生もですか・・・・

先生:「・・・え?」

うまうま:「・・・私もです・・・・

先生:「お互い忙しいんだ・・・

うまうま:「そうですね・・・・。だってこの間一緒に当直した日も、

     めっちゃ忙しかったじゃないですか・・・」

 私達二人、カウンターで患者さんの記録を前に言葉なく立ちすくんでいました
 心当たりのある人間が二人・・・

 そーです 当直というか、夜勤というものは、「付く」んです。
 忙しい人と一緒になれば忙しいのです。
 忙しさを引き寄せる人って、いるんです。


 私のように、先生のように・・・

 コレはもう、生き方の問題などというわけではありません 引き寄せられるんです 出かけるときに大概雨が降る雨女・雨男、もしくは野外ライブで必ず雨が降るという某ロックバンドのようなものです。

 先生と私、覚悟を決めなくてはいけません

 実際、忙しかったんだよーーー

 軽くどころか、パニくりました、私。日付が変わるまでは患者さんが重なってしまうので、あっちの処置は中途半端、こっちの処置はまだ、こっちの診察はどーなってる?という感じで、段々訳わからなくなって来て 私はそういう傾向が強いので、一緒に仕事してくれる師長さんに、一つ一つの事柄が終わると

「○○さん、●●終わりました!」

 という風に、報告ばかりしてました。自衛隊か軍隊かって感じですわ
 点滴をしていく患者さんが多く、相変わらず先生は点滴の合間に患者さんの様子を見に行ったり、検査の説明をしたりしていて、

「点滴しているベッドの番号を書いてくれていたら、自分で見に行くから。」

 と腰の軽さ抜群 (そうそう、病棟の若い看護師さんに入院の患者さんを申し送って、「先生は腰が軽いからまた直ぐに見に来てくれるから。」って言ったら、「腰が軽いって・・・・?」と、違う意味で想像したようでした。仕事の話なのに、そっちの想像するんじゃねぇーーー!!! この表現、常用句じゃないの?使わないのかな?)

 その後、点滴している患者さんのカルテの前には、付箋でベッド番号が書き記されました。何ていい先生なんだーーー!!!

 診察の合間に救急車も搬入され、もう訳分からんくなりそうでした。外の待合室ではぐったりした子供がいっぱいいて、こっちでは救急車で来た赤ちゃんがいて、点滴室では大汗かいて寝てる子供がいて、この状況で平静な先生と師長さん、凄いと思いました
 私は終始気持ちが落ち着かない。どうしたら良いんだろうって言う、ざわざわとしたストレスで、段々眉がへの字になりそうでしたよ・・
 
 あっちもこっちも患者さんの処置を抱えてばたばたしていたら、先生が

「こっちはやるから、あっちをやってくれていいよ。」

 って指示も頂き、有難かったです 自分の手間を厭わないで手伝ってくれるのは、本当に助かります。特に子供の点滴や採血など、看護師一人の手では難しいものがあります。残酷なようですが、安全に一発で点滴を入れるためには、動かないように押さえている必要があるんです。技術的に経験が必要な子供の点滴が刺せない私は、専ら押さえる専門。これが本当に心苦しい仕事です。泣きたいのはこっちだよーって気分。
 刺してくれる師長さんはけろっとしてるし、まぁ上手だから大概一発で入るんだけど。小児科独特の処置の手順なんて知らない私は、叱られながらのお手伝い。ホント、泣きそうでした
 
 そんなベテラン師長さんでも入らなかった子供の点滴、交代した先生が一発で入れたときには、手伝いの手が止まってしまうくらい、呆けて見てました
 看護師さんが点滴をするときは駆血帯でしっかり腕を縛って、何度も何度も血管の走行を確かめてゆっくり刺して行くんですが、先生の場合は違いました

 徐に子供の腕を取り、針を差し出したらスカッと抜いてサクッと刺したら入ってました

 ブラボーーー!!!!

 神業ーーー!!!

 アンコール!!! 
    ←ダメダメ!

 の気分。仕事の出来る男の人って、かっこえぇ ←・・・技術オンリー?
 子供は泣く瞬間を逃したようで、「え?」って顔してました。一発で入るってことより、そのことの方が凄かった 私はボー然と見ていたので、先生から「入ったよ。」って目で合図されるまで動けませんでした。「あぁ、はいはい。点滴繋ぎます!」って感じで。
 それも、点滴を入れる場所がまた医師らしいなーと思うところ。看護師さんは大概手の甲から手首にかけての平たい部分の血管に狙いをつけますが(多分固定がしやすいんだと思う。)、先生は大人と同じ感覚で血管を選びます。つまり、親指の付け根辺りの血管です(脈を取る動脈のちょっと外側)
 ここの血管は手術でも麻酔科医が必要とするライン。成人でも大概ここの血管は良く見えるんですが、如何せんこの血管の近くには神経が通っていて、十分な注意が必要なところ。よく間違えて手が痺れたって言う人もいらっしゃいます。(それは点滴を刺した人を恨んでも構いません。)

 子供にそこを使うか!?

 というのが私の印象。でも、小児科医の間では当たり前なんかも。というか、小児の先生が子供に点滴入れられなかったら駄目よね こんなことで感動してしまう小児科慣れしてない私でした。

 だってねー、やっぱり大学病院じゃないんだし、先生が点滴をするとか言う事はなかなか見ないんですよ。手術室では麻酔科医が点滴を刺しますが、それはなんだか当たり前になってきてて、他の先生が針持って構えてる姿って言うのは拝見したことがありません。
 なので、先生が点滴をするって言うのが兎に角新鮮に映ります 逆に言えば、「私って無力・・・」と言う気分にもなりますけどね

 しかしまぁ、普通と違うところに刺すのだから、固定が大変でした

「師長さーーん!!!抜けそうで怖いよーー!!! これでいいのーー!!!???」

 固定しながら叫んでいたら、先生が呆れてました お馬鹿・・・・。
 私の看護師免許って、成人限定だったりして。
 
                           ♪

 最近、インフルエンザの終息が言われています。けど、全くなくなったわけではないんですよ。ちらほらとまだインフルエンザの影は見え隠れしていて、酷くならないけれど長引いてるって言う子もいて、普通にそこらへんで生活しているわけなので、貰う確率もあんまり変わらないかもしれません。
 インフルエンザの検査って、意外と簡単です。鼻の穴に綿棒を入れて、そのなかにウィルスがいるかどうか確認するんです。今回も何度この検査をしたことか・・・・。
 矢張り罹患している子はまだいるんです。兄弟がかかると大概貰いますしね。外来ではマスクが欠かせません。

 今回の当直で、珍しい診察を見ました。といっても、私にとって珍しかっただけなんですけど。

 他院で既にインフルエンザと診断されて、タミフルを処方された子供さんが、夜休んでいるとおかしなことを言い始めたって言うので、心配になって来院されたという例。

 既にタミフルからリレンザへ処方は変わっていたので、状況は詳しく私は分からないんですが・・・。
 インフルエンザの特効薬として知られているタミフルの、子供に対する精神症状が問題になったことがいっぱいありましたよね。今でも危険信号ですけど。私の周りでは、仕事場の同僚などで、子供にタミフルを飲ませたらちょっと高揚したということは良く聞いてました。大変な例にはあたってないようです。
 そういう子が来た時、どんな診察をするのか、見当付きます? インフルエンザとは既に診断されているし、薬だって処方されているし、来院されて状態を確認する位なのかなって思っていたんです。

 先生は子供の全身状態を確認した後、

「そうだ、先生、名前を聞いてなかったね。名前を教えて。」

 と・・・。

 え?カルテの名前、読めなかった?・・・って、私は思いました。素直に。(馬鹿だよね、こう書くと私って・・・
 わざわざ先生が子供に名前を教えてと質問することが今までになかったので、凄く不思議に聞こえたんです。
 何で名前を?って思ったら、

「○○くんね、じゃ、住所は言える?まだ覚えてないかな?」

   あぁ! そう言う事ね!!!

「お母さんの名前は?」

「じゃ、お父さんは?」

「兄弟はいる?」


 そうです 言ってることが正しいかどうかの確認なんですよね。一貫性があって、記憶障害がないかって事。
 こんな風に診察するんだ! と、実際目の当たりにして関心しました。ニュースで精神症状の出た子供達の話を読んでいたけど、診察する先生はどうやってこういう診断をつけるんだろうって、不思議だったんですよね。
 幸い今日の子供さんは既に意識も記憶もはっきりしていて、大事には至らなかったんです。ただ、まだ高いお熱でしんどそうではあったけど。採血検査をして、結果を確認してから帰宅されました。

 今回の当直、いろんな意味で「目からうろこ」の事ばかりでした。看護師って、日々勉強なんですね。疲れましたが、いい経験もさせてもらいました。
 とにかくね、やっぱりまだまだ未熟な自分に気づかされるわけです

 救急室には子供用に絵本の本棚があります。患者さんが途切れた時に3.4冊、開いて読んでいたら、なんだか自分の無力に泣けてきました 子供が読む絵本なんだけど、なんだかじーんと心に響くものがあって・・・。この絵本一冊の力も私にはないんだなーって思って、瞼が熱くなりました。

 絵本の題名は覚えてないんだけど、内容は「テント」っていうわんこのお話でした。テントには猫の大親友がいて、何をするにも一緒で楽しい。けど、周りの犬達から

「犬と猫が仲良しなのはいけない!」

 と言われてしまうんです。何故だか分からないテントに、周りの犬達は「犬の方が強いんだ」とか、「犬の方がえらいんだ。」とかの理由を教えるんです。

「犬は猫と遊んじゃいけないんだ!」

 って言われ、猫の親友を遠ざけていくテント。猫の友達は文句も言わずになされるがまま。けどなんだか淋しそう

 気付いたら、自分もとっても淋しい

 こんなに淋しいなら、犬の方が偉くなくったって、一緒に遊びたい!!!
 周りからなんと言われても、僕は猫と親友なんだ!


 大事な事に気付くって、こう言う事なんですね 本当に小さなお話だったんですが、じーんと来ちゃいました 大人はこんな風に素直に心のままに生きていくことが出来ているかな?って、思わず我が身を振り返りました。わが人生を振り返りましたよ

 この絵本にはもう一冊別のお話が付いていて、テントがまだもう少し幼かった頃、道ですれ違った大きな牙を持った強い強いムク犬から、

「お前はまだ赤ちゃんだ。」

 とからかわれ、

「赤ちゃんじゃない!強くなるんだ!」

 と頑張る物語でした。
 頑張って威張って威張っていると、お友達からの「遊ぼう!」っていうお誘いにも

「僕はもう赤ちゃんじゃないから遊びなんてしないんだ!」

 って言葉になって跳ね返る。気付いたら誰からも誘ってもらえなくって一人ぼっち。いつもいつも一人ぼっち。どんなに威張ったって、頑張ったって、一人。
 テントはそこでも気付いたんです。

 強くなるより、一人じゃないほうが良い・・・。

 再び道ですれ違ったムク犬に、また「弱い赤ちゃん」ってからかわれたとき、テントは言葉を返したんです。

「君は強くったって、いつも一人ぼっちじゃないか。」

 と・・・。
 これ、ムク犬には返す言葉のない、辛くて厳しい一言だったんじゃないかなって、感じました。きっとムク犬は気付いてるんだと思います。自分は一人ぼっちだから、強くて平気な振りをしているしかないんだって。本当はきっと、テントみたいにいっぱいの友達に囲まれて遊びたいんだろうね

 夜半に読んでいたら、涙が零れそうになりました。
 私も、一人は嫌だなって。
 こんな夜中に、病院で一人って淋しいなって。
 
 隣の部屋には先生がいて、
 向かいの部屋には師長さんが居て、
 病院の総合受付にはつよーい味方の管理人さんがいて。
  
 仕事をするのは本当は一人じゃないんだけど、この無力感を分かち合えるのは誰もいないんだよね・・・。

 こんな絵本の温み一つにも勝てない私の看護って、情けないなぁ

 笑顔で帰っていく子供に手を振りながら、ちょっとだけ、「自分の子供」に思いを馳せたりしました。「自分の子供」が病気の時、私はどう考えどう行動するだろう、「自分の子供」が元気な時、どう抱きしめてどうあやしてあげられるだろう?私は、いい母親になれるんだろか?

 出会えるのか、出会えないのか・・・そればかりは神のみぞ知る事柄です。

 なんだか、今回の当直は忙しかったけど深い深い思い出になりました。

        元気になったらもっと笑っていようね、皆!

              先生も後半、体調悪そうだったけど、大丈夫かな?

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