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<<   作成日時 : 2008/07/11 22:42   >>

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 こんな時間に失礼します。ただいま、7月11日午前2時でございます。
 おはようございます、皆様

 何でこんな時間かといえば、勿論私今は当直業務中です。ただし、現在患者さんが来ていないので、実質は休憩時間。夜間当直は、患者さんが来ているときだけ働くという実労働時間で計算されます。なので、寝ていてもいい時間なんですけどね。なんだか眠れない・・・昨日の夜から眠れなくて(そんなに当直が嫌か!?)朝寝坊してしまった程なのに、どんなに眠くなっても寝ようという気分にならないのです。当直業務がぜーんぶ終了したら、またぐっすり寝れるんでしょうけど。

 なーんてこと↑を書いて保存して、現在11日の21時過ぎ。
 結局当直中に公開はできず、書き直し始めまして・・・。今日も元気に当直話ですわよ!

 今回の小児当直も相変わらずです。救急車も来ればぐったりさんも来るし、そうかといえば元気いっぱいの子もいます。押しなべて「夏カゼ」と称されるものが主流で、主症状は熱 熱性痙攣って聞いても最近ではびっくりしなくなりました。お母さんが泣きながら救急車から出てきたときにはどうしようかと思ったけど・・・
 しかし夏風邪、やっぱりねぇという感じです。

 発熱

 発熱

 発熱

 発熱


 当直患者記録表にはその言葉がずらり!!!

 そして尚且つ、診察するのがあの先生なので、(私とその先生とはここから始まったのである・・・これで4回目・・・)

 DIV  ←点滴

 DIV

 DIV

 DIV


「一本点滴しときましょう。いつもの行こうか。」

いつものでルートね!」

いつもの開始液で!」

「吐き気もある?じゃ、いつもの点滴に吐き気止め入れて。」

 
 
 いつもの・・・・・

 いつもの・・・・

 いつもの・・・・



 私はアナタの常連か!?

 秘書か!? ママか!?  女将か!? 

 それともここは、点滴バーか!?




 けれど、先生の「いつもの!」に反応する私の頭と体 よくよく考える間もなく、

「は〜〜い、いつものT1にtzですね〜

 反復確認は必要ですね!

「うん、そうそう!」

 しかし・・・この先生、誰に対しても「いつもの〜」で済ませてるのかな?私だけじゃないよな?あんまりにも一緒になるコトが多いのは多いけど、先生の当直回数は私の2倍だし。いつも一緒しない看護師さんに向かっても、「いつもの〜」って言ってるんでしょうかね・・・・

 にしても、対応する自分も慣れたもんだな−と思う次第。これは何回も同じ先生で当直をしているからこそ。今回は先生が処方で済ませるのか経過観察か、点滴までするのか、入院させるのか帰るのか、急いでるのか問題ないのか、そういう考えまでなんとなく分かってしまう。手癖、診察癖を読むという感じです。
 お互い人間だし、それで先読みが上手くいくならいいんだけど、如何せん夜間になると判断力というものが鈍ってくるので、要注意! 先生や師長さんの手を煩わせることがないよう、確認作業は入念にします。
 先生のやりたいことが分かると、自分がどう動いて良いのか分かるので、安心です 同じ先生とずっと仕事をしていると、この先生に限らずそうした「無駄」を省くことでストレスが軽減するものですね。

 相変わらず忙しさを引き寄せる先生と私。けれど今日はなんだか雰囲気が違いました。結構忙しいときと随分ヒマなときがハッキリ分かれていて、この「間」がだるい・・・ここ最近眠れないことが多かった私は、そのアップダウンに体力より気力を消耗。

 ぐったりしているところへ管理人さんが

「お願いしまーす。」

 って朗らかに患者さんを連れてやってくるときは、苦笑いしかでませんて 管理人さんはメッチャ良い人なので、無下に「え〜〜〜、また〜〜〜」って言う訳にも行かず、「わっかりました〜〜って受けるけど、これは自分に対する気合でもあります 
 患者さんに対峙する前に、しゃきっとしなきゃ!夜中の病院にやってきて、先生や看護師さんがだるそうに仕事していたら、感じ悪いし不安だよね〜。ここのところも今回の先生、凄いんです。いつも元気。診察室に入るときも患者さんに「こんばんわー」って挨拶しながら入ってくるし。挨拶の出来る人はやっぱり出来た人です

 そんな小児二次救

 0時を過ぎて、とある患者さんがやってきました。3歳くらいの男の子を連れたお母さんで、夜なのにたった一人で子供を抱えてやってきました。
 私がアナムネを聞いたんですが、聞いていると結構経過が長い。何だかんだで1週間近く高熱でうなされている感じ???小児科素人の私でも「何か可哀相なくらい何もしてもらってないんじゃね?」と分かるほど。
 でも、お母さんとしてはその1週間ただ放り出していた訳じゃなく、かかりつけの小児科に行ったり、熱性痙攣で救急病院に運ばれたりもしている。一生懸命看病してるのにそういう結果。

「痙攣で救急にかかった事があるのね?」

 と、このずぶの素人の私が聞き返したほど。んじゃ、熱は下がるか下げる風なお薬をもらっているか、痙攣止めをもらっているかで状況は好転するはずなんだけどなー・・・うちでもそうして帰してるはずなんだけどなー・・・。
 色んなところの門を叩いているのにこの状況?そりゃ、お母さんも不安だよね・・・

 診察が始まって、その状況を先生がもっと詳しく確認。
 卓上カレンダーをお母さんと覗き込みながら、時間の経過と状態を確認。
 先生のボールペンがどんどん日付の若い方を指していくのがちょっと可哀相・・・。
 しどろもどろになりながらも答えていくお母さん。

 夜更けも夜更けの診察で、先生自身も少しお疲れモード・・・・のはず。
  (呼び出しの電話にはすぐ出たけど・・・)
 それでも一生懸命簡単に説明しようと言葉を尽くす先生。

 先生は子供の状況を確認して頷きながら・・・
   
 次第にヒートアップ 

 先生の背中が見える位置で診察の様子を見ていた私の目に、ゆらゆらと燃える炎が見えたりなんかして・・・。熱い・・先生が熱い・・・・というか、背中が怒ってるし・・・
 
 とりあえず検査のため採血を先生ご自身がやってくれ、その処置の後の手洗いをしていると、

「運ばれた先の救急病院はどんな医療をしとんじゃ!!!

 シンクに向かって吐き捨てるように一言
 続いてごみ箱に使い終わった手拭タオルを力任せに投げ入れる音

 振り返った私と眼が合って、

「救急病院の杜撰さにこっちの意欲がそがれる!言葉がない!!!」

 と

「救急車で運ばれてるんだよ?なのに薬もなし、検査も喉の検査だけって・・・・どうよ!?」

 ・・・・いや・・・私は分かりかねます・・・・

「解せん。何をしとるんかね!?」

「・・・・さ・・・・さぁ・・・・

「どんな医療をしとるんよ!!! ねぇ!」

 出ました!!! この先生恒例の「熱いお話」。実は私、このお話が好き 熱くなってる先生の話を聞くの、意外と嫌いじゃありません 先生の高尚な考え方とか、医療に対する姿勢とかがすんごくよく分かって、好きです こんな風に自分の仕事に対する意欲をさらりと表現する人はなかなかいないんです。冗談のようにいう外科医はいっぱいいるんだけど・・・
 ただ一言二言の話なんだけど、そこまで考えてるの?とか、そんなところまで考えてくれてるの?とか、高い理想だけどそれを実行しているんだなって言う先生のスタンスが本当によく分かります。

 結局、採血結果を確認して、内服処方をして、それよりも重要な「今後の話」をたくさんして、患者さんは帰っていきました。今後どう変化するかの予測、それにどう対応するかの話、気を付けたいこと、逆に余り気にしなくていいことなど、お母さんに分かるように一つ一つ説明する先生は、どこか、患者さんが持ち忘れたものを必死で分け与えているような感じでした。スーパーの買い物で、籠に必要なものを入れていくあんな感じで、あれも、これも、それも大事!と、捧げているような雰囲気です。

 検査の結果待ちの間、待合室でじっと待つお母さんと話をしていた先生。どんな話をされていたのか聞く術はないんですが、患者さんの目線に降りて一生懸命に話を聞こうとする姿勢はとっても素敵です その光景を傍から見ていて、いつも気持ちが暖かく成ります。ここにこんな先生がいるんだなと、自分の病院を少し誇らしく思える瞬間です。

 この先生は診察室でも診察室を離れても、上からモノを言いません。必ず座って話をします。同じ目線の椅子に座るか、もっと下にしゃがみこみ、見上げるような格好で話をします。それは私たち看護師に対しても同じです。(まぁ、しゃがみはしないけど・・・)
 もともとそんなに威圧的な雰囲気の先生ではないので、お互い立って話していても全然平気なのですが、必ず座るか、歩を止めるか、きちんと身体を向けて、目を見て話をしてくれます。これ、きっと無意識なんでしょうね。
 それは、誰しもが出来る様で出来ない行動の一つ。だから、「ね!」といってにこっとされると、何でも許せちゃうのかも知れませんねぇ〜
 
 この時の患者さんの回復に足りないものは、治療の濃さとか薬の数ではなく、その子に向けた「寄り添う姿勢」だったのかもしれません。先生一人だけで診るのではなく、お母さんと本人と共に医療の効果を高めようとする姿勢です。
 それは身体に向かい「症状」と戦う直接的な武器ではありませんが、家族の心や子供を取り巻く環境から生まれる「安心」や「安らぎ」を守るもの。子供が病気の時には、そこが大事な部分であったりしますね。

 こうして仕事と向き合うと、やはり、素敵な先生だと気づきます。

 この先生の少しでも役に立てたらいいな・・・そう思わせてくれる先生です。だからこそ、この先生と一緒の当直は頑張れるのかもしれません。先生のために患者さんのためにいい看護師でありたい、そう思わせてくれるのは、先生が一番に、患者さんにとっていい医療者であろうとする姿を見せてくれるから先生が一人で頑張るのではなく、看護師として出来る限り支えて上げられたらいいな・・・最善の医療と患者さんを継ぐ掛け橋になれたら良いな・・・

 何度も一緒に仕事をさせてもらっていると、時々先生たちの嫌な面も見たりするんですが、この先生にはあんまり感じません。考えていることが分かるからなのか、イラッとすることも少なくって喜ばしい限り。

 しかも今回はご自身が率先して点滴をしてくれたりしたので、あの神業を傍でいっぱい見ることが出来ました しかしね、今日の先生の神業は少し鈍り気味。

「あれ?」

「どーしよ・・・」

「あら、今日はだめだな。」

 そんな言葉の裏に、ちょっとした「悔しさ」を覗かせたりしてました。

 しかし、こんなに点滴や採血を自分からしてくれるなんて、どーしたんだ!?
 もしかしてこの間のブログ読まれたのかっ!?

 ・・・・・って疑いたくもなるな・・・・本気で何事も言わず点滴してくれたし。
 まぁ、私には任せられんと思ったんだろうけど。

                     

 この先生に、「先生の診療はいつも安心です。」と伝えたら、


「医療者であるからこそ当たり前だと思うだけであって、

 皆が知らないのは当然だと思うからね。」



 と返って来ました。
 
 納得

 言葉の意味に納得ではなく、先生の診療スタンスと考え方の繋がりが納得。多分そういう風に考えているんだろうなとは思っていましたが、実際に先生の言葉で語られると、とてもとても大きな意味がある言葉に聞こえます。

 けれど先生、そういう思いを医者になって忘れる人が多いんです。

 そう思っている医者は何人いるでしょう?

 思っていても、そう行動できる人は何人いるでしょう?

 心は人には分かりません。

 思っているなら、その心が伝わる診療をしている方が何人いますか?

 「ありがとう」と言う言葉に沿わせる思いが届くように、
 「ごめんなさい」と言う言葉に沿わせる思いが届くように、

 診療の行為や言葉に沿わせる思いは届くんです。

 医療者の思い、心に持つものが、患者さんには伝わるんです。

 その患者さんが不安になるなら、それは医療者に忘れ物があるんです。

 先生が大事にしている、立場の違いに配れる心の忘れ物です。

 
 先生の背を目標にして、私も患者さんに寄り添う看護者でいたいな
 先生がやれるなら、私もそうしたい!私と先生が医療をしていて、

「先生よりも看護師さんがいい

 って言われるようになりたいな!
 先生、私は負けないように頑張るからねーー!!!


 
 

 しかし・・・・苦笑い話もあるんです・・・

 9歳位の女の子が発熱でやってきた時、診察を終えて待合室で薬を待っていたお母さんが私を見つけて言いました。

「すいません・・・」

「はい?どーしました?」

「・・・・子供が、今になってお腹もすっごく痛いんだと言いまして・・・・」

「えっ!?

 見るとお腹をさすっている女の子。申し訳なさそうに俯く。

「ずっと?今も痛いんだよね?」

 と聞くと、頷く。ありゃりゃさっきの診察では頭痛と発熱しか言ってないぞ。

「それが・・・・・」

 お母さん、おずおずと私に耳打ち。
 思わず二人で噴出す私たち
 
 私の声が聞こえたのか、先生が

「どーしたの?」

「それが・・・・さっきの女の子、ずっとお腹も痛かったって。今も痛いんですって。」

「あらら、そりゃいけんね。もう一回入ってもらおうか。

 ずっと?じゃ、さっきも?」

 先生はふぅ〜んと、解せない顔つき。けど、子供って中々そう言う事をはっきりいえないものだから・・・と言うのはご存知のはず。

 ごめん、先生。追い討ちかもしれんけど・・・

「それがね、先生・・・・」

「ん?」

「先生が恐くて言い出せなかったんだって・・・」
 
 顔を上げた先生、

「うそっ!? 恐かった!?」

 ・・・・・・・・ごめん、先生・・・・・・笑いが止まらんかったわ・・・・



 因みに、腹痛は大事無かったです!夏風邪はお腹がゆるくなることも在りますし、熱と同時期に起きるとは限りませんからね。


 因みに、診察は全然恐そうじゃなかったですよ!
 女の子だから、男の先生は皆恐く見えるのかもしれませんね。

 それとも、傍にいた私が恐かった!? けどその後私に言ってきたし・・・

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