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zoom RSS あなたの背を追いかけて。

<<   作成日時 : 2008/08/18 21:54   >>

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 昨日一晩、めそめそしながら寝入ったら、今日仕事場に言った途端、めざとい先輩の一人が言いました。

「顔が腫れとるで。」

 ・・・・・そんなに腫れてませんよ・・・・

「顔色悪いで。」

 ・・・・・日焼けしたからですよ・・・

「日焼けして顔が浮腫むって、どーなんな?」

 ・・・・・まぁ、別の理由もあるけど・・・・

「女は捨てるなよ!」

 ・・・・・その一言が何より痛いですって!!!

                     

 この先輩、本当にバイタリティ溢れる楽しい先輩なんですって 聞きやすいし言いやすいし、兎に角頼りになる先輩です。その完璧主義にはついていけないけど、「へ〜ほぉ〜といつも仕事ぶりを見つめている次第です。

 お盆休みが終わって、とりあえずまた1週間が始まりましたこの月曜日、手術場はとっても穏かでしたが、病院の外来は戦場だったようです
 お盆休みがあけたと思ったら、いつもの病院通いの人と共に、お盆で何らかの不調をきたしてしまった人達でいっぱいだったみたい 外来へ出て行った先生達がなかなかお昼休みを取れなかったみたいです。医師の宿命とはいえ、大変な仕事ですよね・・・
 そうそう、私だって忙しくしていたわけですよ 手術は少なかったので穏かに過ぎましたが、今日私が働いていた中央材料室は、3日間のお休みの後と来て、もう本当に山盛りの滅菌処理物と、組み立てを必要とする器械セット組みや衛生材料の払い出しなんかでてんてこ舞いの忙しさでした 
 その上、火曜日にオペで使う器械の確認作業がとっても大変 書類仕事と肉体仕事が同時進行と言った状況になるので、頭がこんがらがりそうに成ります。気を利かせてオペの器械を準備していく必要のある中央材料室。こればかりは経験がモノをいう世界です。

 けど、今日は頑張らないといけないんだわ!

 今週から、仲良くさせてもらっている後輩がリーダーデビュー つまり、この一週間のそう責任者は後輩 勿論大ベテランの主任さんがバックについていてくれるけれど、一言一言が結構厳しいので何か足りない事やミスがあると直接器械をセットした私ではなく、リーダーに文句が行っちゃう

 私が頑張って器械を準備しないと、リーダーである後輩がねちねち言われるのはかわいそう だって分からないことだらけなのに分からないことを指摘されたって何と対応して良いか分からないもんね・・・。こういう無力感、未だに私はよく覚えてます。だからこそ後輩にはそういう気持ちを味わわずに一週間を乗り切って欲しいです 挫折って言うほど大きなことではないけど、ちょっとした「ヘマ」を体験しながら覚えていくって言う事もあるんだろうけど、やっぱりプラスのフィードバックで伸びていく方がずーっと強い力になるもんね

 明日はドキドキ・・・何事もなく終わりますように!!!
 私は遅出勤務なので、お昼までに何もなければ安心できるんだけどなぁ・・・。

                        

 忙しくしていると、ふと手が空いたときにぽかんとしてしまい、その虚ろな「間」に色んなことを考えちゃいます。ずーっと会えないでいる大好きな人の事も、昨日抜かれてしまったベリーちゃんの事も・・・ 何だか悲しくなってぽろぽろ涙が零れます。何だか自分が一人っきりになった気分です

 けど、こんな一人ぼっちは全然「一人ぼっち」と嘆くには足らない。
 私がこんな平和な世界で穏かな毎日を暮らしながら悩むことなんて、大したことなんてないはずです。足らないことが少なくなった世の中で、一杯の有り余ることに目をつぶって、欠けたものばかりを大きく泣き叫んでいるだけなんです。

 よくよく見たら、この両手には沢山の幸せを掴んでいるはずなのに。

 けれど、その掴んだ幸せがまだ見えないでいる・・・・それが私なんでしょうね。確かに持っているのに、感じられないからないんだと思ってしまう。

 誰だって、そうなのかもしれません。

 無くして初めて大事なものだったと気付くように。
 守るべきものを得て初めて自分の生きる意味を知るように。


 この平和な日々を遡ること63年、そこには守るべきものを両手一杯に抱えた人々がいました。

 「散るぞ悲しき  硫黄島総指揮官・栗林忠道」   
                   梯 久美子:著  新潮文庫


 惨劇の舞台となった絶海の孤島・硫黄島で、アメリカを悩ませ、日本本土を守る為に島を一ヶ月近くも死守した日本兵達。彼ら一人ひとりに、名誉の自決を求めず苦しい生を生きよと命じ、自らも「予は常に諸子の先頭に在り」と示し続けた一人の軍人・栗林中将の「生き様」を描いた記録です。

 栗林中将は、アメリカの兵士たちの間でも今尚「硫黄島」を語るとき、「general kuribayashi」として登場する、敵方からも尊敬の意を集める名将。何故こうも名将足りえたのか、そして当時日本にいたどの将校よりも、兵士を愛し、兵士の家族を愛し、日本国を憂い、誰よりもその責任に苦悩したその姿がありありと記録されています。小説ではなく、彼が残した家族への手紙、大本営に向けて打った電報、生き残った人々の証言や記録などから綴られたノンフィクションです。

 タイトルは、栗林中将が硫黄島で最後に発信した訣別電報に残された3首の辞世の一つ。

国の為重きつとめを果たし得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき

 彼が確かにそう電信したその辞世の句は、その「悲しき」の部分を「口惜し」と書き換えられて新聞で発表されました。当時の日本が、どれ程心理的威圧を重要視していたか、ただただ最後の場面で「悲しき」と歌った歌すらも、「軍人として」相応しくないと指摘される世の中だったんです。

 2万の兵、2万の部下に何よりも苦しい生を生きよと告げ、それさえも叶わなくなった総攻撃前夜、水も食べ物もない硫黄の臭気漂う地下壕で、その戦況を一言の「散るぞ悲しき」に込めた彼の思いを感じる時、彼の何よりも強い愛情を同時に感ぜずにはいられません。硫黄島を死守することは東京を守ること、東京を守ることは家族を守ることだと信じ続けた彼の戦いの最中、硫黄島を死守せよと命じて自分を赴任させた大本営は「敵方に落ちるのもやむなし」の判断をいとも簡単に決めてしまう。
 硫黄島を知らず、その戦況を知らないまま、あっさりと見限られた硫黄島に物資も応援も届くことなく、冷たい水が飲みたいと言って息を引き取る戦友の屍を土に屠ることも出来ず、踏み越えて行くしかない地獄・・・。

 その戦場は、太平洋戦争が日本にとってどれ程大きな「罪」なのかを問うています。

 この両手に水が在ること、流れる河のせせらぎを聞いて朝露の輝きに目を細めること、それが硫黄島では光輝く夢であり続けました。東南アジア諸国で繰り広げられた太平洋戦争時代の日本軍の惨劇は、それがもしかしたら避けられる死であったのではないかという疑問を浮かび上がらせ、何故死ななければ成らなかったのかという疑問を投げかけます。それは、戦争自体が「罪」であることの証拠なのかもしれません。

 今や観光地として日本人が行き来するグアムサイパンでも、太平洋戦争時代には日本兵の惨劇が繰り返されていました。それぞれが栗林中将が戒めた「万歳攻撃」による名誉ある自決の舞台です。南国の風と海の素晴らしさに浮かれ騒ぐその裏で、同じ日本人が苦しい生を生きて死んでいった歴史が刻まれているのです。

 読み始めたら、止まりません。起承転結のあるスリリングな小説でもなければ、ドラマチックな生還劇のあるものでもありません。一人の軍人が考え、生きた人生なんです。だからこそ、その生き方にひき付けられてしまうんです。

 硫黄島で彼が死ななければ、日本はまた変わっていたかもしれません。彼のような人を、決して帰ることのない前線へ送り続けたのが63年前の日本軍のやり方。硫黄島で戦死したオリンピックメダリストの西選手もまた、豪傑な軍人でした。
 
 決して再び踏むことのない日本の土を、彼はどうやって蹴り上げてきたのでしょう。

 決して帰ることのない片道の硫黄島への航路を、彼はどう見たのでしょう。

 一滴の水もない地下壕の中で、「悲しき」と詠うその瞳に、涙はあったのでしょうか。

 いいえ・・・・

 その涙もまた一滴の「水」と知り得ていたのでしょう。


 悩むこと、哀しむこと、それは平和故に可能であり、平和であるが故に些細なことにも悩み苦しめる世の中なんです。

 平和であるが故に又、心のままに誰かを愛することが出来、「愛してる」と告げることが出来る恋愛が出来るんです。

 平和であるが故に、全ての事に希望を抱くことも出来るんです。

 「成らない」事も知っていて戦うことの矛盾と憤りを、感じなくてすむのです。


 


 それでも尚、涙零してしまうのが人間というものなんでしょう・・・・。

  どんなに平和でもどんなに幸せでも、
  手に出来なかったたった一つのものを、

  生涯悔いて生きるのが、人間なのかもしれません。


  それが、私・・・・。

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