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<<   作成日時 : 2008/12/11 00:02   >>

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 師走の忙しさに追い討ちをかけるように、いろいろな個人的な仕事を請けおってしまい、自分で自分の首を絞めているうまうまです この請け負う仕事というのも、簡単なものばかりなんですがとっても手間隙かかるというもので、時間がかかる。だからみんながやらないんだろうけど
 そんな忙しさとは別に、矢張り仕事自体の忙しさもあって、大きな手術を任されていると優先順位がドドーンとかわってしまいます。なので、とりあえず完成までに時間の余裕がある仕事は後回しになってしまいます。

 そんなばたばたした中で昨日、遅出の仕事をしていたら、

「うまうまさん、仕事中なんで悪いんだけど、ちょっといい?」

 と、申し訳なさそうに近づいてきたのは師長さん。

 師長さんが個人的に話を振ってくるときは、大概嫌な予感が・・・・

 何の面倒な仕事でしょう?

「○○さんのことなんだけど。」

 師長さんは何と言っていいのか分からない、という風に言葉を選びながら、私がかねてから気にかけている後輩の名前を出しました。
 
 やっぱり・・・

 そろそろかな〜という気はしていたんです。主任の方からも、個人的に「どうにかして欲しい」という話を聞いていて、私自身も先輩と「どうしたらいいのかな」という話し合いを持っていたもんです。
 
「もう2年も経つんだけど、一向に伸びる気配がない。」

 話を聞いていると、師長さんも主任さんも、段々悪い方へ悪い方へと言葉が傾いていくのが分ります。きっと、どれだけ苛々して腹を立てたいことか分って!といいたげな感じです。どうにかしたいって思う気持ちが空回りして、中々受け入れられないもどかしさが苛々に変わる・・・そう言う事もあるものです。人間ですから

「彼女自身のパーソナリティというものもありますし。」

 私は言葉を返しながら、人間それぞれ違うので彼女に私達と同じペースでの伸びを期待してもかわいそうです、という風に投げかけたんですが、

「じゃあ、いつまで待てば、私達のレベルまで到達できるの?あとどれくらい?」

 そういわれて、言葉に窮しました。
 それは、個人差という問題。

 同じ事を何度で習得できるかという能力の問題。

「能力がないからここでは働けないって言う問題でもないと思うんですけど・・・」

 私は語尾を濁しながら反論しました。
 
「彼女も頑張っているけれど、頑張る気持ちが前へ進んでいないというか・・・・」

 難しい・・・

「でもね、それじゃ駄目なのよ。プロとして働いて、仕事を任せられて、尚且つお給料を貰っているんだから。」

 尤もな言い分だと、思いました。

 今まで私は、彼女のペースで彼女なりに頑張ればいいと思っていました。けれど、それはプロとしての成長の仕方ではないんです。自分が患者に関わる以上、治療に参加する以上、医療者として、医療のスペシャリストとして伸びていかなければ成らないもの。

「それを待っているだけでは駄目なのよ。」

 師長さんは、彼女には前へ向かおうとする気持ちが足りない、と言う事を話され、だからどうしたらいいという提案もなく、ただ漠然とした問題点だけが浮き彫りになってしまう話し合いでした。

 彼女が何年も看護師として働いてきたキャリアは、今の手術室と言う看護の現場の中で全く生かされていない。技術職という色合いが強いだけに、「あの人には出来るけれど私には無理。だから期待しないで。」というバリアが出来てしまう。
 立場が上になり、それだから後輩からも心配なそぶりをされながら指摘されない分、ぬるま湯になっていたのかな。

「うまうまさん、どうするつもり?」

 師長さんは何故か決断を私に吹っかけます。

「どうするって・・・・

「別にあなたが教育係ってことじゃないんだけど。彼女と面と向かって話をしたとき、指導されて素直に聞けるのはあなたともう一人のMMさんだっていうから。」

 あら、彼女がそんなことを?

「私は最近、かなりきつく言う事もありますけど・・・。」

「それを最初からすべきだったかもね。」

 ばっさり

「どんな風に教育方針を変えても、響かない事もあるんです。逆に中が良くて馴れ合いになってしまい、堪えないってこともあるんじゃないんですか?」

 ちょっと開き直りでそういったら、

「ん〜、それもあるけど、他に誰にも頼めないもの。」

 結局それですか

 そんなこんな問答を、30分ほどしていました。
 師長さんは師長さんなりに、後輩が伸びるチャンスをあげていたけれど、それに応え切れなかったと言う事が続き、サジを投げかけているという事らしいんです。後輩が与えられたチャンスは、手術室看護師として伸びていく過程で誰しもが通るチャンス。もっと下の後輩達はそれを一つずつクリアしながら今まで伸びてきたんです。
 けれど私が気にしていた後輩がこのチャンスに応え切れなかったのは、パーソナリティの問題も大きいんです。一概に能力がないと言う事ではなく、「センス」を磨ききれないでいるだけ。

 技術の問題であるなら技術を指導できる。
 気持ちの問題であるなら、考え方を教えてあげられる。

 けれど、彼女が生きてきたパーソナリティの問題がそこに大きく関与するから、入り込み方が難しい。指導によっては彼女が生きてきた過程すら否定してしまう事になる。

 おっとりののんびり屋さん、それが素敵で可愛い後輩なのに、それが仕事では生かされないどころか欠点に映ってしまう。

 心一つ、状況一つ・・・・なんですね。

 そういう昨日の葛藤から次の今日、その後輩と一緒にちょっとな厄介に外科手術についていました。私は外回りなので、直接介助の後輩の様子を気にかけながら、患者さんの状態管理。患者さんが落ち着いてきたら、直接介助の彼女の前に陣取り、彼女の動きを逐一チェックです。(いやな先輩だよなぁ〜

 一年目のチビモグラさんにも、一時びしばし指導した事があるけれど、それ以降考え方が少し前向きになった感じ。
 同じように後輩にも、一から指導し直しです 生ぬるかった事も自分の中で反省して、すっぱりびっしりすべきかな?

 術中の少し空いた時間に後輩に向かって

「器械台きれいにしてー!」

 とか、

「術野を見ながらして!」

 とか、

「目を離さないでー!」

 とか、ちょっとちょっとで指導です。後輩は手術に付きながら聞くので、「え?」「え?」と言う事も多く、術中の指導は難しい。タイミングを逃すと手術のテンポを損なう恐れも

 状態的に難しいオペだったけれど、とりあえず終わってご飯を食べている時に、後輩に色々話しました。師長さんから言われたこと、みんなが後輩の事を気にしていること、もっと伸びて欲しい事、実際的に人数が足りない今の手術室で、後輩が出来ることが少ないのは厳しいということ・・・。
 確かに数名のローテーションと産休があるのにスタッフの補充がないのは兎に角イタイ。いたいと言うか、もう上司は鬼としか言いようがない

 そんな中で、立場が微妙なこの後輩が、師長さんの悩みであると言う事・・・厳しい言い方かもしれないけれど、悩んでくれているのは、もっともっと期待しているからなんです。私はこんなに気にかけてもらったことないです・・・と師長さんに言ったら、 「あなたの時はそんなに心配してなかったもの。」・・・・だって 「先輩もしっかりしてたし、任せてたのよ。」と。そーですよ、今は先輩もこんな私ですから、そりゃさぞかし心配ですわよね、師長さん

 後輩は

「自分が駄目なところ、少し分ってきました。」

 今まで、どうして頑張っているのに駄目だと言われるのか、そこがイマイチ理解できなかった様子の後輩。

「手術中、どんな事考えてるの?」
 
 という事を聞いたり、

「何が分からない?」

 と聞いたり、あの手この手で後輩の気持ちを探りながらでしたが、実は予想通りのお答えの彼女。だって、よく分るもの。この後輩の考える事、とってもよく分る。だからこそ、頑張ってる時もすっごくよく分る。逆にどうでもいいっておもってるときもよく分るんだわね。

「こういう風に考えたことある?」

 という提示を何個かしたら、

「あ〜〜〜!!! そう言う事までは考え付きませんでした!」

 と。
 ちょっとだけ深く話をしたら、私と彼女の考え方の違い、考え方の流れの違いがよく分ります。

「手術には流れが大事でね・・・」

 という話しになり、

「昨日の整形外科の手術で、流れを作っていたのは先生なのよ。その流れに引っ付いて言ってるだけでは駄目なの。
 自分でその流れをもっといい流れに変えないと。とりあえず流されずに付いていってたから、何事もなく時間も短く終わったけれど、先生はその流れを作る為に凄く大変だったと思うよ。」


「あ、わかります、それ・・・

 無意識でしている介助にも、色んな問題点が隠れている事も指摘したら、「・・・・そこまで考えが及びませんでした。」と返って来る。無意識だからこそ、無意識に変えないとね!
 「気づき」って、大事です。自分の問題点も、自分で気づかなければ変えられない。

「今日の外科もね、一番下っ端のK先生だからこそ、流れを壊さないようにしないと。 K先生だからこそ、器械だし看護師にはすんごく強い信頼を置いてると思うよ。」

「え?」

「自分もいっぱいいっぱいなんだから、相手を信頼しないと手術し進まないし、K先生はこちらを見ないで手だけ出してくるでしょ。欲しいものがちゃんと出るって言う信頼じゃなくて、器械だしに頼るしかないところもあるんだよ。○○ちゃんを頼ってるんだよ。」

「ええっ!?」

「他の先生は、自分と周りをフォローできるけれど、あの先生はまだそれが出来ないからね。○○ちゃんがいないと今日の手術は出来なかったと思うよ。だから、K先生の全部の力が出せれるように、彼の心地よいと感じる手術のテンポを作って、保持してあげないと。」

「・・・そうなんですね・・・」

 後輩は少し考え込み、うーんと唸りながら何かを考えていました。ちょっとだけ、顔つきが違う気がします。

「同じレベルで歩けって言うのは、酷だと思うよ。私達と、主任とのレベルって凄い違うから、主任達と同じラインで仕事をしろって言われても私も無理だと思うけど・・・・。目標としてそこまで行ってやろう!って気概は必要よね。大切なのはそのために何をするかって言うことかな。思ってるだけじゃ駄目だし、いきなり高い目標は無理だしね。」

 何度も何度も繰り返し、そう行った事具体的に話したつもりです。
 後輩はどう聞こえたのかな?
 私は結構こうした精神論をくっちゃべる事が多い人なので、「またか」と思われたかもしれないけど。

 でも実は、全て私が以前から言われた事だったりします

 手術室の認定看護師さんや、キャリアの多い人達からの受け売りです 私が話を聞いて理解して「そういうことか!」と目からウロコだったりしたこと、きっと後輩にも驚きとして伝わるんじゃないかなと思いました。
 手術室看護の先人である彼女達の話を聞きながら、私もどうしても受け入れられなかった手術室での看護やケア、やりがいなどを見つけてきた一人。だから、そのまま後輩へ伝授したんです。こればかりは本にはなっていないので、「これ読んだらいいよ。」とは言えないのが残念。

 考え方が変わる切っ掛けになればなと、思います。

 仕事に関しては、私の考えは間違っていないと思うので、素直に指導できるけど・・・・。

 プライベートは無理ね

 

 同じ手術室で働く新人さん。
 きっと色んな問題に直面してると思います。
 「これが看護?」と言われるかもしれません。

 けど、これがりっぱな「手術室看護」です。

 手を触れないで行う、ケアの一つ。
 目で見て、心を配る、気を配る、ケア。
 
 一番基本で、一番大切な事だと、思いませんか?

 そして次に、自分の手で、そのケアを実行するんです。
 自分の手を通して、医師に看護を伝え、医師を通してケアを提供する。

 「手術室看護、器械だしの看護は、間接的なケアです。」

 そういわれて私が思ったのは、

 「患者だけでなく、医師もケアするんだ・・・」

 と言う事でした。
 器械だしナースにとって術野にいる人は皆、ケアの対象者になるんですね。


 と言う事は、外回り看護師にとってそのオペルームにいる人は皆、ケアの対象者

 いそがしいっ!

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