〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪

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<<   作成日時 : 2009/02/18 23:52   >>

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 朝から大手術の介助です。
 水曜日は外科手術日、大きな外科の手術が入る日です。

 私がついた手術は、もうそりゃとっても大変な手術でした。



 はぁ〜い背中の脂肪腫の摘出です


 局所麻酔の外来・日帰り手術。



 侮るなかれ!!!!




 外科医の基本、外科医の登竜門、


   外科医の鬼門、外科医の腕の見せ所!!!!!!




 ですよね、先生!

                      

 常々、局所麻酔で脂肪腫やアテローム(老廃物の溜まった疣のようなもの)を摘出、つまり丸ごと取り出す手術と言うのは、私の中ではその先生の力量が問われる手術と考えています。その類のもの、形成外科では当たり前のようにしますし、外科でも扱いますし、整形外科でも扱います。どれもの科で独特のやり方があるんですが、外科に関してだけは、先生自身の「腕」というのが左右されるなぁと感じます。

 これっとうちの病院だけかもしれませんが・・・・

 当院にはちゃんと形成外科もあります。この形成外科の手術と言うのは、確かに局所麻酔で小さな黒子やできものを取るだけの、手術室の中では小手術といわれるものです。(うちの病院でってことで、大きな病院や大学病院での形成外科は凄い事してるんですよ!全身麻酔の大手術が目白押し!)
 局所麻酔でも所要時間2時間はザラ ラパコレやヘルニアと同等の時間です。整形外科で言えば、HTOやACL-Rと同等。ラパコレやACLは全身麻酔の手術、HTOだって全身麻酔適応の手術です。それが、形成外科にかかれば局所麻酔で摘出術
 いかに凄い時間か、いかに大手術か、分っていただけます?

 いえいえ、形成外科なら分ります 傷を慎重に縫い合わせますし。兎に角細かく、傷や跡が残らないのが形成外科の凄いところ 本当にきれーいに治ってしまいますから!それに、摘出する時もとても慎重。空洞にならないように脂肪を寄せたり、皮膚が突っ張らないように剥離したりと、一手間二手間を一切惜しみません。だからこその大手術。形成外科では植皮が入ると、一日仕事です。流石に顕微鏡までは出さないけど、5.6時間は覚悟します。

 同じ外科と名がついても、うちの病院の「外科」は、殆どが消化器外科中心です。外科のオペといえば、ピンとくるのが大概全身麻酔の消化管手術というのがうちの手術室のイメージ。けれど、血管系の下肢静脈瘤もオペするし、ヘルニアも相当数あるし、マンマは流石になくなったけど甲状腺も肺もオペあります。
 その中に、小手術と言われる脂肪腫やアテロームの摘出術が含まれます。

 前述したように、小手術だからと言って侮るなかれ 新人ナースの手ならしオペみたいに扱われているけれど、実は実は・・・・これが曲者です

 脂肪腫やアテロームの成り立ちから説明するしかなくなるんですが、どちらも袋状、又は塊として存在するものです。周りには筋肉や脂肪や軟部組織等があって、余分なそれらの正常な組織は一切切り取りません。そのためには、塊の壁にそって切開、剥離してごろりと取り出すのが一般的。どうしても境界不明瞭だったりすると、まわりの組織ごととってしまうんでしょうが、そういう場合はもしかしたら悪性だったりするので、大きめに取ったりなんかも想定していきます。

 その「壁」を見つけるのが、 「壁」だったりします

 今日の脂肪腫は4cm×6cm程度の、ある程度大きなもの。患者さんが入ってきて、先生がボールペンでこのくらい・・・とマーキングする大きさは、意外と大きなものだなと言う感じ。

 さてはて、今日の執刀は、現在うちの外科の中でも期待の若手 そうそう、以前書いた事のあるルーキー外科医です。(面倒くさいのでここでは単に先生と呼びますよ。)
 大きな手術にも堂々と執刀に入り、その手捌きは若手といえどもかなり立派!というのが印象。本物外科医だなぁと思う位、術野から目を離さず手だけを出してナースに器械を要求してくる様は、威圧感さえ感じます。そこでどぎまぎしても仕方ないので、考えうる器械を渡す訳ですが、間違う事は少ないんです。
 というか、先生自身何が欲しいのか分らないので、適当に良さそうなの頂戴みたいなところがあるんです。そこは深いから長くて曲がりの強いものかな・・・そこは大きく取りたいから弱い曲がりのペアンかな・・・そう言った感じで渡していきます。
 欲しい器械の名前を実は先生も覚えていないのか、欲しいものと言っているものが違っていたりもしますし 間違えたと分かると、意外と一瞬パニくる小心者

 大きな消化管手術ではかなりの執刀をこなし、とある迷医より手術時間は短いです。

 さて、今日は脂肪腫です。局所麻酔の小手術。先生の後ろに、スーパーローテで現在外科在住の研修医の先生がついてくる。分らないなりに筋鈎持ってくれる先生もいる!!!

「助手の先生がいるなら、簡単に終わるかも!」

 ・・・・なんて言ってたのが、命取りです
 
 軽快にはさみの音を響かせているにもかかわらず、皮膚切開から30分たっても、1時間たっても・・・・・




 まだ剥離?どんどん、皮だけが捲れてくるんですけど・・・・

 モノの形が見えてきませんけど・・・・

 もしかしてもう、先生の目には見えてるの?

 予測では、黄色い疣疣が・・・・見えてくるはずで・・・・
 ぷわぷわのブツが・・・・

 見えていないの、私だけ?





「ところで先生、脂肪腫はどれ?」




 ・・・・・言葉には出来ませんよ!!!!! 
 まさか、汗かいて必死になってる先生の横で、じーっとその様子を眺めながら、




「皮はぎだけが進んでるだけですけど?」



 なんてことは口が裂けても言えません!!!!


「一層違うのではございませんか?」


 なんてこと、たかが看護師が言えませんて!!!!!



 だからお願い!!!!!




 早く気づいて!!!!!!





 ・・・・オペ開始から1時間10分経過・・・・



「うまうまさん。」

 外回りの私が腕組みして、厳しい顔で術野を覗いて、眉間に皺を寄せているのを見つめた執刀医。
 にっこり笑って言いました。

「すいませんが、○○先生呼んで貰っていいですか?」

 

 よっしゃ!



 ・・・・・ってか、もう少し早く言ってよ!
 それか、相談してよ!ここでいいのかなって言ってくれよ!

 同じ体勢でじっとしている患者さんには申し訳ないけど、看護師である私の方から違いますなんて言えないよ!違うって気づかなくても、どれが脂肪腫ですかなんてことも言えないよ!不安になるじゃないか!

 患者さんに聞こえないように、オペルームから外へ出て応援の電話 駆けつけてくれた指導医の先生は、術野の状態を見るなり、

「はさみ貸して。」

 と要求、一本の鈍はさみ一つでじょきじょきと、剥離していた予定外の層を切開、脂肪腫をペロンと出してきました。


「あったーーー!!!!」


 心の中で叫びました

「先生が剥離していたのは、筋膜だよ。それじゃ、何時までたっても底は見えないし。皮膚と筋肉が剥がれて行くだけだよ。」

 意識のある患者さんに聞こえないように、ぽそっと言う応援の先生。
 脂肪腫は、筋肉の層の中にありました。確かに見つけづらいところではあります。筋肉を切開していくので、躊躇いだって出てくるところ。
 とれた脂肪腫は、予想通り4cm×6cm程度の、いつも目にする脂肪腫でした。
 
 背中の傷は、想定内の大きさで、5センチ程度。
 ・・・・しかし、先生が剥離した部分は、拳一つ入りそうな範囲

 丁寧に丁寧に、縫い合わせました。

 丁寧に丁寧に、ガーゼを当てて、圧迫しました。

 確かに、大変分りにくいところにあった。
 しかし、外科医の真の舞台は、ここにあるんだと感じました。

 小手術を、本当に小手術で終わらせる事を当たり前だと思っていたけれど、それが一番大切で大変なことだと気づきましたよ。看護師の私ですけど 乗馬だって、駈足より並足の方が難しいもんね!

 新しい外科医に出会ったとき、その先生の大手術の腕前は大した評価ではないのかもしれないと思いました。PDを何件もして、肝切除を何件して何時間で終わらせてっていうより、局所麻酔手術を綺麗に短時間で終わらせる事の方が外科医の腕だと思いました。形成外科じゃないんだからいいんだって言われれば仕方ないですけど、自分の診療の内、メスの内に入れているなら、ちゃんとしてあげなきゃね!

 我慢する患者さんも、我慢のしがいのある我慢がいいですしね。

 因みにこの先生は、縫合も上手だし傷も綺麗に治るだけの技術のある先生なので、術後の事は全然心配無しです。感染を起こす例もないですし。ただ今日は、ちょっと大変な症例だったんです。筋肉と筋肉の間から生まれた脂肪腫で、実はオペ前に触らせてもらったときにも、ちょっと深いかなと話していたんです。手の平に触れるモノの感覚が、微妙に鈍かったんです。先週別の先生の執刀でもっと大きな脂肪腫を取りましたが、その時は手の平にがっつり来る感覚があって、すぐに壁が見えました。
 
 しかし、その手術の間、研修医の先生は何を考えてその光景をみていたんだろうかと考えると、ちょっと若手外科医の凹み具合も気になったりします。

 名誉のために言いますが、いい先生なんです、この外科医。
 医師としても、人間としても

 こうした挫折(?)が、この先生をもっと大きくしてくれるんでしょう!

     と言う事にしておきます。

  で、次に同じことがあったら、今度はちゃんと言います。


「何だか変です!!!!!!」

 
 もう、そりゃ心を込めて叫ばせて頂きます!


                      


 風邪、引いちゃったみたいっす

 あらまぁ、こんな時に! 人には気をつけろっていいながら、実は自分の喉がとっても痛いんです鼻がスースー通るので、ダイレクトに喉に冷たい空気が流れる感じがして、喉がからっから 段々ひりひりしてきたので、風邪薬飲んで就寝します

 何でこんな時に風邪引くかなぁ!!!! 毎夜毎夜、遅くまでうろうろしてるのがいけんのかなぁ。電気毛布閉まったのがいけんかったかなぁ。兎に角、気力で治さなくては!
 体調は崩れていないので、まだ平気です しっかりケアして、不養生に成らないように気をつけなければいけませんね。人にばっかり言っておいて自分がひいてちゃ、世話ないですな。日曜日は当直だし、万全の体制で臨むためにも、しっかり眠りましょう!

 眠れない・食べれない原因である「恋バナ」ですが、もういい加減うんざりってな具合でしょう、皆様

 今日、中学時代からの長い付き合いの別の友達に、近況報告を求められてメールをしました。私の色んな事をいっぱい話してきた、気心の知れている師匠です

「最近どーなん?」

 と、いつものかるーい感じで始まるメール。不思議だけど、メールにも人柄って出ますね

「それがね、きいて欲しいことがあって・・・」

 と、切々とメールで報告。ブログにも書いた色んな思いを、師匠にも話しました。
 返ってきたメールは、今まで相談させてもらっていた誰とも違いました。

「うまちゃこの価値観と彼の価値観は、少し違うってことなんだよ。」

 何気なく、彼女はそう書いたんだと思います。

 けれど不思議 誰からも聞いたことのない響きの言葉でした。私の周りの誰も、そんな事は言わなかった。心にストンと何かが落ちてきて、そう言う事かと思い、そう言う事なんだなと理解し、そう言う事だと知っていた自分に気づきました。

「価値観が違うから、理解しあうってことは難しいかも知れんけど。」

 そうかと思いました。何故か、不思議と・・・・。
 読んでいて、噛み砕けて、素直に頷いて、分りました。



 師匠は、彼を否定した事がないんです。


 
 事情や噂が増えていくに従って、回りは判で押したように言います。

「あんな人はやめなよ。」

「いい人じゃないよ。」

「絶対泣かされるよ。」   もう泣いてるけど。

「もしもうまうまちゃんが恋人になったとしても、同じ事をされるよ。」

「どうかと思うよ。」

「好きに成るほどの人じゃないよ。」

「最低だって思わないの?」

 そのどんな類の響きの言葉も、師匠は言わなかった気がします。噂の何個かを伝えて、どうしようって言った時も、こんな言葉は言わなかった。ただ

「うーん。」

 と唸りながらも、

「うまちゃこはどうなん?」

 と返してくる。確かに『変な人!』といわれた事はあるけど、それは『否定』ではなかった気がします。人となりをあまり知らない師匠だからなのかもしれません。噂だって私を通して聞いたからなのかもしれません。彼という人をもっと深く知ったら、同じように言われるのかもしれません。
 けれど今は違います。私の周りで唯一、彼を否定もしない存在。だからと言って肯定もしない所が師匠らしくもありますが

 人を受けとめるって、こう言う事なんだなって思いました。私は彼を受け止めてあげたいけれど、こういう受け止め方が出来たかなって、今は考えます。とても心地よく、とても柔らかく、とても暖かい感じ。彼を否定しないことで、私の恋愛も否定しません。そして、私自身も否定しない優しさ。

 思いました。

 師匠にこんな辛い恋愛や近況を話したくないのは、聞かせたくないのは、だからなんだと。自分を師匠に否定されるのが恐いのもあるけれど・・・、彼女に深い悩みをぶつけたくないんだと思いました。彼女を煩わせたくない感じ。それはどこか本当に師弟関係みたい。
 彼女の前では私、元気で明るいままでいたかったんだな。

 彼女が私の、砦のようなものなんだと思ったり・・・。

 でも、隠した事はなかったな。全部ちゃんと話してきた。しんどい話し、本当は聞かせたくなかった。いい話だけして、笑っていたかった。喚いて泣いて、愛想付かされるのが嫌だったのかな。私って、本当に八方美人だな

 いつも彼女は、人と違う言葉で私を引っ張ってくれる。
 よくよく噛み締めれば、似たような事を投げかけてくれた友達はいっぱいいるんです。
 私と彼との幸せの形は違うんだと。
 ただ私が、聞く耳を持てないでいただけなんです。
 そうした言葉に含まれる、彼を否定する言葉を聞きたくなくて、耳を閉ざしていました。

 だからこそ、師匠の言葉がすとんと落ちてきた感じです。
 彼を否定しない響きを持った、同じ意味の言葉が、ようやく・・・。


 どこに価値を見出すか、恋愛のどこに重きを置くか、それは個々人違うもの。
 一人の人を心から愛し、その人から愛される事が大事か、
 別々の価値を別々の人に見出すのが安らぎか、
 年下を征服するのが楽しみか、年上に甘えるのが喜びか・・・。

 仕事に対する姿勢も、人生に対する見方も、同じ事。



 解ります。



 だからこそ、『受け止めて』いきます。
 受け流していけるかどうかと分らないけど、時に衝突があるかもしれないけど。

 私は自分の器を、真っ白に、まっさらに磨こう
 誰のどんな事を受け止めても、それが美しく映えるように。

 誰の目からも、美しいと見えるように


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