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<<   作成日時 : 2009/02/23 22:48   >>

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 viva!!!! 速水部長!!!!!!




 という訳で、日曜日から月曜日にかけての当直業務中に読み終わったのが、ご存知「チーム・バチスタの栄光」で脚光を浴びた海堂尊さんの著書の一つ。

「ジェネラル・ルージュの凱旋」    宝島社

 です。出版順に読んでいる海堂さんの作品ですが、この本は前作や前々作ともつながりがあり、この本だけを読んでいたのではぼんやりしてしまうところがあったりするんです。なので、続き物と噂のあった時点で、この方の作品は順番に読んでいくしかないなと思いました。
 この前作である「螺鈿迷宮」は、別出版社からの出版になるので、単純の宝島社でのシリーズを読んでいくだけではいけないんです。『螺鈿迷宮』自体は今回の「ジェネラル・ルージュの凱旋」には関わりは少ないし、時系列的には前後するところもあるんでしょうが、私的にはバチスタ→ナイチンゲール→螺鈿→ジェネラルと読み進めて間違いはなかったと思ってます。

 そーですよもう冒頭の一言に尽きます ジェネラルの異名を持つ救急センターの部長が、速水医師。もう、かっこよ過ぎです こんな先生だったら、何があっても付いていく! ここまでさっぱりしゃっきりした先生は、古今東西いませんね。

 海堂さんの作品は、小説として面白いというより、エンターテイメント。遊園地のようなものです。主題は一体なんなんだ?と思わせるトコもあるんですが、それよりも何よりも話の流れで見せ付ける。結局最後はすべてを丸く治めてしまう手腕が凄い。
 この本だって、結局何が言いたかったのかといえば、私的には「速水部長」。登場人物の魅力のみを追いかけてしまう。
 こんな医師がいてもいいんじゃないかという事。まぁ、浅はかな私ですからそんなことしか分らなかったですけど。医療の難しさ、医療の置かれている疑問などは、矢張り「螺鈿迷宮」の方が大きかったかなぁ。
 「ジェネラル・ルージュの凱旋」は、救急部門を主体にした話のせいか、息つき間もなく物語が怒涛のように進んでいく感じです。海堂さんの描く登場人物は、善悪がはっきりしている水戸黄門的なところも分りやすさですね。

 ただ兎に角『面白い』という感想。こんな医師がいたら、働き甲斐があるというものです。救急部門も素敵だなと思ったり 
 にしても、海堂さん自身が医師ということもあり、物語の中に嫌でも出てくる看護師の姿が、彼の見てきた看護師の姿なのかなぁと思ったりして、面白く、また興味深く感じます。やり手といわれる看護師が出てくるたび、海堂さん自身の理想とする看護師像って、こんななのかなと思ったり。
 わたしゃ、まだまだっす・・・・

                        

 日曜日夜は小児科二次救急の夜間当直中だったんですが、夜が更けるにつれて患者さんが少なくなっていくという嬉しい誤算で、ずーっと本を読んでいました。実はこの本以外にも一冊読み終えてしまったくらい。

 今回の当直は、何だか????な症例ばかりで、他院から応援に来ている先生だったので、

「先生、こんな患者さんばかりですいません。」

 みたいにへこへこ謝りながら、お互い苦笑いをかわしつつ仕事してました。休日の夜って、やっぱり何かあると心配に成りますよね。一見子供は凄く元気だけど、お母さんがとても心配だからと言う事で診察に見えられる。聞いていると私でも「大丈夫じゃない?」と思うんですが、私からそんなことも言えず

 けれど、先生からちゃんと説明してもらうと、お母さんの安心も違うものです やっぱり凄いな、医療の力って。応援に来てくれていた先生も、とっても人当たりがよく、いつも笑顔の先生で、知らない先生と仕事をするのが結構ストレスの私としては、話しやすくて相談しやすくて、ホッと一安心でした。
 23時を過ぎると、人っ子一人いなくなる状態で、休憩してていいよといわれ、朝まで呼び出されることもなく、ずーっと暇してました。当直が暇なのは、嬉しい事です。

 インフルエンザも終盤ですが、AもBもまだちらほらと検出されます。油断大敵!それよりも、普通の風邪の方が多くなってきていて、まだ嘔吐下痢も。所謂、混在時期です。重篤なものが少なくなってきているなと思えるので、一安心ですね。3月にもまた当直業務が入っている私。またこれくらい暇だといいんですが

 そういえば、まだ一歳にも満たない赤ちゃんが、洋服の防虫剤を食べてしまったといって来院されてきました 私は初めての症例だったんですが、食べて既に一時間以上経過していて、赤ちゃん自身は全く変わった様子もなく、ぐったりもなし、嘔吐もなし、顔色もいい。

 ・・・・どうするんだ?

 一生懸命、食べた防虫剤の銘柄を思い出してもらおうとするんですが、お母さんも何故かボーっとしていて、覚えていない。商品名もうろ覚えで、ホームページなどで探しても「違う違う。」の連発。結局なんだったのかわからないまま、中毒センターに電話をかけ、必要な情報を得ることに成りました。
 その間赤ちゃんの様子は変わらず、急変もなく・・・それはそれで嬉しい事ですが、結局何をしたのか分からないけど、様子観察でいいと言う事になり、

「夜中何かあったらまたきてください。」

 と言って帰って貰う始末。私的に、赤ちゃんの体温が少し低い事と、手足先が冷たいなと言う事は気になったんだけど、先生にはあんまり気にかかることではなかったみたいです。顔を真っ赤にして笑う赤ちゃん、大事に至らなくてよかったです

 これを得て教訓ですが、もしも万一何かを飲み込んだり、有害なものを食べてしまった場合、残っているモノを持ってきてもらうのが一番手っ取り早いです。
 この場合だと、飲み込もうとして口から吐き出させたモノや、同じ防虫剤のもの。画鋲だとしても同じ形のもの、ボタンだとしたら同じ大きさのものとか・・・。これです、と言って見せてくれるもののありがたさといえば、診断の時間短縮にも成りますしね。
 ものがはっきり分っていれば問題ないですが。

 最近は少なくなりましたが、煙草を食べてしまう例が結構昔は多かったですよね。アレは本当に『毒』でしかないので、小さい赤ちゃんのいる家庭での吸殻は注意が必要です。

 こんな中、私が対応した最後の患者さんは、お父さんに抱きかかえられてやってきた1歳未満くらいの赤ちゃん。発熱でやってこられました。

 びっくりしたのが、お父さんの対応

「こんな夜中にすいません、すいません・・・

 と、何度も私に頭を下げながら状態を丁寧に説明してくれるんです。

「いえ、小児科の当直ですからいいんですよ。」

 と返しても、

「いえ・・・本当だったら夜間小児診療(一次救急へ)の方へ行くのが筋なんでしょうが

 このお父さん、診療の仕組みをちゃんと分ってるんだなと思い、時計を確認すると、23時過ぎ。

「この時間では夜間小児のほうも閉まっていますね。」

「そうなんです。問い合わせても駄目で、こちらを紹介してもらったんです。でも、夜中にまた何かあった時に続けて診て貰いたかったので・・・・」

 夜間小児は11時過ぎでは閉まっているんです。22時半で終わりだったかな。万が一時間に間に合ってそこへ受診したとしても、その後また悪くなったりした場合、結局二次救急を探してうちの病院に来なくては成りません。
 だとしたら、一直線にうちに来られたのも、案外正論なのかもしれませんね。

 夜中にすいませんと繰り返すお父さんに、なんと言ったらその気持ちを和らげてあげられるのか分らず、ただ笑顔でいいんですよと返すしかなかったです。
 診察を終えて診察室を出て行くときにも、先生に

「夜分にすいません、ありがとうございました

 とぺこぺこ頭を下げるお父さん。ありがたかったですが、こちらもとても申し訳なく思えちゃいました  
 お父さんも、自分の子供の事でいっぱい不安で不安で仕方なかったはず。どうしようどうしようって思いながら車を飛ばしてきたはず。なのにそれ以上に周りに気を使ってくれ、きっととても疲れたと思います。それを、どんな言葉でも安心してもらえなかったのが、ちょっと申し訳ない

 診療に際してすいませんと頭を下げられるのは、私は実は苦手です。病気の赤ちゃんや子供の為に二次救急があって、そのために私達がいるんですから。それを当然と思って横柄にされるのもちょっとカチンときますが、だからと言って腰を低くされるのもね・・・。お互い、対等でいいんじゃないかな。なんとなく、診るのが当然こっちは病人なんだから!という人の方が多いのは否めませんけど 
 お互い人間だから、人間として労りあっていくのがいいんじゃないかな。元気な私達は、元気のない人を支えて行くもの。元気のない人は、また元気になってくれたらそれがお返しです。

 でも本心は帰り際、ありがとうといわれるの、とっても嬉しいです ごく自然にそう言って貰える看護が出来たら、満足です。

 大変な状態でなかったのが救いでした。


 朝7時を過ぎて、応援の先生からうちの常勤の先生へ診療のバトンタッチ。救急外来へふらりとやってきたのは、いつも当直でお世話になっている2コールの小児科医でした。
 
「おはよー。」

 と言って入ってきた先生は、一晩仕事をしていた私達より何だかやつれた顔で

「交代したから、次から僕を呼んでね。」

 といい置いて、ふらりとまた去っていきました。
 はーい と二人で返事をした後、一緒に当直をしていた主任さんに

「先生、私達より『大丈夫ですか!?』って感じなんですけど。」

「まぁ・・・・7時に病院に来ようと思ったら、6時には起きないといけないもんね。いつもの出勤より大分早いから。」

「寝起きばりばりの顔してましたね。」

「あはは・・

 当直明けの顔より、疲れきってました。日曜日に何したんだ!?
 その後、8時頃にまたすれ違った時には、すっかり普通の朝の顔に戻っていましたけど。
 すれ違いざま、いつものように笑顔で

「お疲れさん!」
 
 と労いの言葉を掛けてくれました
 颯爽と翻る白衣の折り目が、当直明けの私には眩しいよ!
 
 何事もない、平穏な一夜でした。こんな平凡な幸せもまた、大事ですね。
 明日からまた、忙しい一週間の始まりです。

 頑張ろう!

                       

 土曜日、彼の人に金曜日のお礼メールを打っていました。何時読まれたのか分らないんですが、今日の朝、直接お礼を言う為に仕事が始まるまでの時間を見計らい、急いで電話をかけました。

「病院のうまうまです。朝早くにすいません。」

 いつものように私が名乗ると、「はいはい!」と相槌を打ってくれる彼。

「金曜日はありがとうございました。会ってお礼をと思ったんですけど。」

「ううん、こっちこそどうも。」

 彼はそう言って、続けて

「・・・・見たよ。」

 と、ぽつりと言いました。
 けれど私、それに何と応えていいかわからず、

「すいません、こんな電話でお礼なんて。」

 と、言葉を遮るように無視するように続けてしまいました。

 彼が「見た」とわざわざ言ったのは、きっと私が出した土曜日のメールの事でしょう。今までどんなに意味ありげな内容のメールを送っても、こんな風に「見ました」と言ってくるようなことはなかったけれど。

 分かっています。それほど、深い内容を書きました。告白こそしなかったけれど、彼の味方でいることを、ちゃんと書きました。それは、彼が私にちゃんと向き合ってくれた事へのお礼のようなもの。このメールの感想を聞ける日があるのかないのか、それはもう期待することではないのでしょう。
 どう捕らえられていたとしても、彼の私に対する全ては何も変わりません。それどころか、私と彼との間には、もともと「優しさ」しかなかっようなものです。そのままの私達です。

 出来るならあと一ヶ月で、彼を救ってあげたいと思うのは、僭越でしょうか・・・

 


 私と彼との間には、いつも笑顔があり、いつも優しさがあり、思いやりがあった。
 それは確かな事で、見渡せば唯一私だけが、「そんな関係」だったんです。

 それは「特別」だからではなく、「私」だったからだと思わせてください。

 「特別」が欲しいのではないんです。

 「私」だった事を覚えていて欲しいだけ。

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