〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪

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<<   作成日時 : 2009/02/05 23:20   >>

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 久しぶりに、わんこの散歩道の月が綺麗に見えました。天神さんへ向かう道の合間、空のキャンバスのように、住宅街の間にぽっかりと、素敵な空が広がる場所があります。見上げた上に月、左には点滅灯を瞬かせながら過ぎていく飛行機、手前には群れを成して飛んでいく鳥の群れ、右には強く輝く星々・・・
 いつも通る場所ですが、夕暮れもそうだし、雨の日も、曇りの日も、晴れた日も、朝も夜中でも、まるで宇宙への窓辺のように色んな素敵な光景を見せてくれる所です。
 そしていつも、ここでぼんやり立ち止まり、ドリカムを歌いながら少し泣きます。足元ではわんこが心配そうにお座りで待っています。

 最近、涙もろくて駄目ですね・・・

                     

 メールが、沢山届きます 友達が、色んなことを心配してくれているんです。嬉しいです 私の事、私の周りの事、全部全部 ブログに色々書くから余計、心配させていたりするけれど、私はこうして書くほど元気よ!ってことを伝えたくて書いていたりもする訳です。

 けれど、何故皆明るいメールなんでしょうね 励ましてくれるメールに、天邪鬼の私はいつも返事を書ききれずに閉じてしまいます。心がうんともすんとも言わないのは、何故だろう?ただむくむくと浮き上がってくる「ありがとうね・・」という気持ちだけで文字を連ねることも出来ず、書けば「ありがとう」の言葉に続くはずの「でも」という否定的な言葉を、当たり前のように継ぎ足して嫌になる。

 心が震えるのは、コアを包む部分。ババロアがふるふると震えるみたいに、心の外側が震えるんです。とろとろに揺れるプリンもババロアもゼリーも、コアが震えないから崩れない。

 私の心に固い芯があって、その扉を叩く人は誰もいない。更に悪いことに、「誰も扉を叩いてくれない」と、人のせいにしてみたりする
 自分の心を開かなくて、相手の心は見えないのに

 何故か今は、一人ぼっちモードの私です
 カレンダーを見つめて、ため息をつきながら「2月がもう5日も過ぎた・・・」って嘆いてるばかりの私。
 

 賽は投げられた。


  この言葉の意味を、知っていますか?

                        

 さて、ブルーモードの私に出来る話は、一つ
 今日のお仕事です

 木曜日はいつも、整形外科のどたばた手術日。けれど木曜日は耳鼻科手術も入ることがあり、ばたばたする整形外科手術を尻目に、今日の私は耳鼻科ナース 後輩と共に、のんびりまったり、耳鼻科の手術に張り付いてました。
 耳鼻科の先生もかなりのイラですが、こっちがちゃんと主張すればすぐに折れてくれる優しい先生。お互い言いたいことを何気なく言い合って、傍から見たら『喧嘩かも?』と言われそうかもしれないけど、嫌味なく言い合いながら手術をしてました。

 耳鼻咽喉科は、顔面を診ます。簡単に言えば、耳・鼻・喉と言ったところ。けど、風邪を引いて一番先にかかるのは耳鼻咽喉科であることはそろそろみんなも周知の事実ですよね 子供なら風邪と共に『中耳炎』を疑って、必ずかかっておきたいものです。

 整形外科でも扱いますが、鼻骨骨折も耳鼻科。顎の骨折は口腔外科。まぁ、整形外科でも顔面は見ますけど、うちの病院ではない事なのであんまり感覚的に「はい、それは整形!」とはいえないなぁ。因みに、当院で顔面骨折が判明したら、別の病院の口腔外科や専門の病院に紹介したりします。鼻骨骨折くらいなら診るけど・・・
 
 耳・鼻という場所、繋がってるって知ってますよね?別に鼻が悪いから耳も悪くなるって訳ではないんですが、繋がってると思えば一つの科が診るのも頷けるというものです。

 耳鼻科領域の手術は、当院では主に耳なら鼓膜関係と鼓室といわれる内耳の手術。結構耳は細かいところまでやってると思います。顔面神経の減荷術もしますし。鼻なら慢性副鼻腔炎から鼻骨骨折まで。何でもやるといっちゃ、そうかもしれんです 喉はほぼ唾石かアデノイド、扁桃腺ですね。この間ついた、唾石の手術は凄かった 口の中からアプローチしたので、深いわ見えんわ、べろ邪魔だわ・・・。手がプルプルしました。
 
 今日は、耳の鼓膜形成、慢性の中耳炎で破れた鼓膜の閉鎖術です。耳の後ろから筋膜を採取し、それを鼓膜代わりに耳の中へ移植です。

 耳関係の手術道具は、顕微鏡下での手術と言う事もあり、メッチャ小さい 勿論華奢。私の力でもへし折れるほど。(折っちゃ駄目なんだけど。)顕微鏡を使うので、繊細この上ないです。
 けれど、耳鼻科の手術の面白さは、途中やってることは訳わからんけど最後には上手くまとまるという、展開の妙です。途中訳分らなくなるというのも、何をしているのか分らないと言う事ではなく、どこがゴールか分らなくなると言う事です。突き詰めてしまえば、一晩かかってでも完璧になるまでこなす事が出来る手術ではありますが、そんなの絶対患者さんには負担が大きいですし。
 ここまで!という線が私には見えないのが耳鼻科。いつも先生はどこまでやるべきかを手術中に教えてくれます。

「この・・・・ここのところのアレがこうなれば・・・・」

 耳鼻科の先生は一人なので、ナースと二人での手術。普段の四方山話なら適当に相槌を打つのですが、そうした治療の方針については、興味深く聞き入ります。
 
「じゃ、そこのソレが邪魔ですね。」

「そーなんだよぉ〜、どうしたらいいと思う?」

「あー、先生、そこのソレをこのカンシでつまんで・・」

「そうそう!そうだね!」

「きゃ〜先生!ソコ、血が吹いてます〜

「そうなんだよ〜。ここだろ?」

「早く止血してください!」

「今してる。・・・・ん〜〜、もうちょっとなんだけどなぁ。」

 なんていいながらです。勿論、鼻の手術では奥から沢山の膿が出てきたりすると、

「いや〜〜!!!! 嬉しいほど取れる〜〜〜!!!

 といって二人で喜んだり 耳鼻科の手術って、本気で突き詰めるとメッチャ奥深くって面白いです。私は特殊な手術が好きなのかも。
 
 ところで、耳の手術に付いていた時ですが

 患者さんは両の耳とももともと悪いらしく、どちらも複雑な中耳炎に悩まされていたよう。けれど、うちの病院で何年も前にどちらかの耳の、細かくて大変な手術を受け順調に回復されていました。今日はその反対側の耳の鼓膜形成だったんです。もともとあった鼓膜は破れてへろへろの糸みたいになっていました。
 耳が悪いと言う事は、「聞こえ」が悪いと言う事なんですが、この患者さん、反対側の手術をしたほうの耳はもうとっくに完治している。

 ただ、反対側の耳の手術の為、聞こえる方の耳を下にした格好で横たわっていて、普通の人でも聞こえづらい状況。 反応が少し遅れるのを、後輩は何を思ったのか、「聞こえていない」と思ったようで・・・・。

「痛くない?大丈夫?」

 とかける先生の言葉に返事がないのを気にして、

「大丈夫ですか!!!???」

 なんと、部屋中に響く大きな声で聞き返しました

 患者さん、ビックリ!慌てて大きな声で

「はいはい!大丈夫です!!!!」

 と言い返していました。
 それを聞いていて、耳も痛かったけど、何だかずきんと胸が痛い。

 ・・・・・医療従事者である後輩には申し訳ないですが・・・・・

 耳の病気のある人、耳が遠いといわれている人に、聞こえるように話すとき、単に声を張り上げて言えばいいというものではないのです。
 巷でもきっと話題になったことがあるので、雑学としてご存知の方もおられるかと思いますが、声は大きさよりもトーンが大事です。高いキンキンした声では聞き取りにくいんです。それは健康な人でも同じですよね。きゃんきゃんした声よりも、どっしりとした低めの声の方が聞き取りやすいし、心地よく聞こえるものです。(私も声がでかくて高い方なので・・・・)

 うちの産婦人科医は、私的にめっちゃ素敵な美声ですが、ちょっとくぐもって聞き取りにくい時もあります。聞き取り安さと聞き心地って、比例しないみたい。因みに、外科の先生の一人は、兎に角声がデカイし、よく通ります。高めの声ですが、でかいからなのか聞き取りやすいのは聞き取りやすいです。だからこそ、オヤジギャグも部屋中に響く
 整形外科の一人の医師は、明快な発音ではっきりしゃっきり喋りますし、声のトーンもそんなに高くないのですが、なぜかしら言い方が生理的に虫唾が走るので、逆に聞き取りやすくて鳥肌が立ちます。出来れば喋るな!といいたい(←個人的なことだ・・・) 
 ついでに言えば、私の大好きな彼の人は少し高めの舌ったらずな声で、色んな地域の訛りが入っている喋り方です。ほれた弱みだけではなく、聞き取りやすく、ざらつきのないよく通る声です。ただし、切れたときの声は1.2トーンは高くなっていて、何を言ってるのか分からなくなります。女の子みたいにきゃんきゃん騒ぐ事もある。

 あ・・いえ、聞き方の問題と印象の話ではなくて・・・

 聞こえにくい人に話しをするとき、間違た喋り方をしていませんか?と言う事です。普通に話して聞こえなかった場合、私達はつい更に大きな声を出してしまいますが、大きな声は少しトーンが高く成ります。高い声と言うのは聞き取りにくい音の一つ。悪循環です。

 例として多分誰でも経験する、ご高齢で耳の遠くなった人と話す時です。

 まず初めに、普通に話します。 「私は耳が遠くて、大きな声で言ってもらわないと分らないの。」と、先にいわれる方もいますが、「大きな声で」と言うのは、音自体が大きくなれば何とか聞こえるようになる、または気をつけてもらえるという、聞こえない人からの配慮でもある様な気がします。言わせてはいけない言葉ですよね

 普通に話して聞こえなかった場合や聞こえないのに頷いてるような雰囲気があった場合、次には少し近くに行きましょう 対面で話していたら、身を乗り出す又は隣にいく、等ね

 そして、普通の声で、少しゆっくり話します。時間がある場合は、まず普通に話し、それでも駄目なら「ゆっくり」を付け足します。どのくらいの範囲でどう喋れば聞こえるのか、確かめるのにも有効です
 それでも聞こえないと反応があった場合、耳元に口を寄せて、普通の声でゆっくり話します。大概、ご高齢の方で耳が遠いといわれる状態の方なら、ここまででどんな方も聞こえるはずです。難聴の方で、聞く機能の問題である場合も、ここまでで聞こえる事の方が殆どでしょう。

 そうなんです!

 「大声」は、聞きにくい音の一つ。

 私達は簡単に聞こえるようにしようと、つい大きな声で話しますが、一説に寄れば大きな声で話すと、大音響が壁に反響するように、わおんわおんとした感じに聞こえるようなんです。大きな声にしても聞こえないから、耳元で大きな声で!というのはナンセンス!!!!! 
 私達だって、耳元では「囁くものでしょう?そこへ大きな声をされても、不快極まりないじゃないですか。

 私達が普通に喋る声が、一番聞き取りやすい音です。私達は一番心地よく響き、聞き取りやすい音域で話をしているんです。心地よい音で、コミュニケーションしているんです。
 身体は、常に人と関われるようになっているんですね

 一番身近なおじいちゃんおばあちゃん。私にはもう居ませんが、そういえばつい大声を出しても全然伝わらなかった事の方が多かった気がします。今ならそっと、耳元で普通に話せただろうになと思う次第。
 わざと作る大きな声は、ただ「音」として聞き取りにくいだけでなく、そこに乱暴な響きもこもるものです。恐いし、叱られているように聞こえたり、内容が聞こえたとしても迷惑をかけているように思えたりするものです。
 遠くの人に聞こえるよう、大きな声で喋るのは仕方ない事ですけど

 聞こえないからと言って大きな声で喚くのではなく、距離を縮めて、普通の声で、ゆっくり話してください。そんな人の喋る声は、とてもゆっくりのはずです。ペースを合わせて、じっくり耳を傾けてもいいじゃないですか。相手はあなたの言葉を聞き逃すまいと、じっくり耳を傾けてくれているんですからね
 
 分かり合えたときの笑顔は、ちょっとした友達になれた位の気分です

 医療従事者でも、ただ大きな声で話しているだけの人も見かけます。しかめっ面をしながら聞いているご老人もいます。声が凶器になることもあるんだなと思います。

 出来るなら、優しい響きで「声」を伝え合いたいものですね


 今日、耳の手術をした患者さんは、私のごく普通の話しかけに反応してくれました。

「いやぁ、局所麻酔の手術は大変だよね。いろいろぜーんぶ聞こえるから。前は全身麻酔だったから、なーんにも分らなくてよかったんだけど。」

 緊張が解けた後だっただけに、笑顔が苦笑いにも照れ隠しにも見えました。

「そうですね。全部聞こえますものね。でも、局所麻酔だからこそ、今日来て今日家に帰れるんですよ!」

 と返したら、恥ずかしそうに嬉しそうに笑ってました。
 その後、迎えに来た家族と一緒に帰途に着くようでした。


 伝えたい言葉は、言いたい言葉は、優しく響いて届けばいいですね。


 
画像


 優しい気持ちで焼くと、ガトーショコラも甘くなります
 バレンタイン仕様で、バラを添えて

 ・・・・・・・明日はなんでもない日だけど、誰にあげよう
 切り分けたらスタッフの数に全然足りないし!!!!

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