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zoom RSS 君と、優しさという名の医療を♪

<<   作成日時 : 2009/03/20 22:12   >>

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 一日仕事をした後に、そのまま当直業務に入り、一晩休みなく働いた後の私・・・・

 何だか饐えた路地の匂いがする

 眠りに入る瞬間に加齢臭ともなんとも言いがたい自分の変なにおいに気づいて、どんよりした次第でございます。そういえば車の中が何だか臭かったっけ???

                  ♪ 

 木曜日のオペ室仕事がばたばたした挙句、そのまま病院の夜間当直に時間ぎりぎりで慌てて入り、顔を洗う暇もなく一晩ほとんどずーっと働いていた昨日から今朝にかけてです

 いやぁ・・・・・!!!!!


 インフルエンザ!!!!!


 嘔吐下痢!!!!!



 多いったらありゃしない!!!!


 インフルエンザで学級閉鎖は当たり前になってきています。それも、B型。Aは消失した感があるんですが、調べる端からB型検出 この一晩で何度インフルエンザの検査綿棒を持って検査室を往復したか知れません 先生も当然のように検査検査。別の目的で入院となっても、同室の子の事も考えてとりあえず検査し、陰性であることを確認しないと大部屋には入れない状況です。
 私が打ったワクチンは多分A型用なので、貰わないようにマスクして仕事しました。病は気からと言う事もありますし、元気に過ごして睡眠たっぷりとらないといけません!!!

 さてさて、今日も私は小児科二次救急の当直当番でした。看護師のコンビは、新入社員の頃から知っている産婦人科の師長さん。ドクターは毎度毎度いろんなところでお世話になっていて、このブログにも頻回に登場する小児科医です。
 その診療風景がとっても暖かい、2コールで電話に出てくれる、人のいい先生です。

 今回も相変わらず、どんな時間でも電話には即対応してくれ、その対応に思わずこちらも笑顔になってしまう程です 例えその瞬間の時計が夜中の2時3時を回っていても、まるで朝一番の機嫌の良さと変わらないんだからねぇ!
 その割、仕事中には時々「ん?」と思う抜けを見せてくれたりします。

「患者さんの名前違いますよ。」

「うわ〜、ホントだ!」

 というような感じ?
 聞けば疲れた疲れたと言いますが、次から次へと途切れなくやってくる患者さんに対しても、全く何も変わりなく、まるで昼間の診療のよう。
 言葉を尽くして説明する姿は、一生懸命というより、切実な感じすらします。何でこんなに頑張れるんだろう? 仕事の合間には、魂が抜けたようにぼーっとすることもあるけど

 朝日が昇っても、病院に定期の患者さんがやってくる頃になっても、外来機能が活動しようとも、


 患者さんが途切れない!!!!


 7時を回ったところで何人かの患者さんがやってこられ、おずおずとカルテを差し出す私に、

「・・・・・もう、こうなったら何でもいい。何でも来い・・・。診る診る。」

 はい・・・・頑張ってください
 そんな先生に、お疲れ様ですとしか声をかけられない私も役立たずです。

 にしても、7時になっても8時になっても9時になっても、先生は診察室から出ることが出来ない 2診ある救急外来の診察室の2つ目は、既に外来機能が活動中。

 1診は引き続き当直中

 いつまで私はカルテに「当直医」の判子を押し続けなければ成らないの!?
 しかも、一緒に仕事していた師長さんは、看護部長室に申し送りに行ったきり帰ってこない!!!!

「うまうまさん、もう帰っていいよ。」

 と言ってくれたのは、休日の日直看護師さんの一人。丁度診察中の子供がこれから入院する予定の患者さんだったので、簡単な申し送りをして、まだ診察中の先生に「お先にとも声をかけられず、一人救急外来を後にしました。

 凄かった・・・

                        

 ここ最近、インフルエンザが流行っているという話を聞いてはいたものの、当直が凄く大変でばたばたしたとは聞かず「それなり」と耳にしていたのですが、私の場合は違いました 師長さんと時間をやりくりして、2時間程度の休憩はもらいましたが、疲れすぎていてただ休むことも出来ず、中央材料室で自分の仕事をしていました。
 うっすらと窓が明るくなっていくのを、髪振り乱した姿で見つめる自分の切なさ あぁ、こうして時間って過ぎていくんだぁ〜。

 今回の当直は、兎に角途切れなく患者さんがやってきたという印象で、どの患者さんも大事に至るまでの症状ではなかったのですが、振り返れば一晩で7人程度の入院患者さんがいました。しかも、病院に空きベッドがなく、本当にどうしようかどうしようかの状態

 これで0歳児の重症が来たら対応できないかも知れないという心配もあり、余計などきどきを抱えての仕事でした。私達以上に先生の方が「どうしようか」の状態で、合間合間にパソコン画面を見入りながら、ベッド調整のアイデアを引き出すしかない始末です。
 ベッド管理は私には全然分からないことなので、一緒に画面に見入りながらもただの傍観者。即戦力の頭脳になれず、ぽつりぽつりと質問していただけ。
 小児科は感染症などの都合で同室出来る症例が限られることもあるし、うちの病院の小児科病棟はほぼ個室なので、如何せんベッド数自体が少ない。なのに現在小児科入院はとっても多いと来た!!!!
 なんだかなぁ・・・難しいところです。ひねり出す案もない私。オペ室のベッドなんて、何の役にもたたんしなぁ。

 毎度毎度、この先生と仕事をすると勉強になる症例や出来事があったりするものです。

 ベッド管理の難をよそに、先生の診療についていると、「この先生だから」という患者さんの雰囲気も良く分ります。まだまだ「うちの病院に根を下ろした、ここの病院の小児科といえばこの先生!」といわれる存在ではないのですが、当直のような緊急で通りすがりの病院に助けを求める場面でこの小児科医にぶつかると、私はある意味ラッキーなんじゃないかと思ってます。

 それは、言葉を尽くして納得がいくまで説明するスタイルの診療と共に、駄目な時は駄目というし、その後の対処の仕方を分りやすく教えてくれたり、駄目なことの理由付けをちゃんと説明してくれるところなんでしょうね。理由が分っていれば、その理由をクリアすれば大丈夫なんだという、考えの判断基準が生まれてくるんです。

 私は先生ではないのでうまく表現できませんが、吐いてしまう子供に、それでも何かを飲ませなければと考えるお母さんが多いことには驚きです。様々な本には、確かに脱水には注意が必要で、適度な水分補給が必要と書かれていますしね。それを必死で守ろうとするお母さんが多いのも確かです。
 けれど、飲んでも吐いてしまう子供に、それでも飲めというのは残酷な話だと、この先生は諭します。赤ちゃんであれば、吐いてしまう時にミルクというのも、しんどいことのようです。これはびっくりしましたが、私達大人でも、体がしんどくて吐いてしまう時の、それでも何か口にしたいという場合、決して乳製品は摂りませんよね。それは、子供も同じだそうです。ミルクではなくポカリなどのイオン水やお茶などで対応するのも一つの手。
 いちいち「そうか〜と納得する看護師です。

 吐いてしまう時にはとりあえず何も与えないというのも手段。
 先生は何度もお母さんに言いました。

「吐かない時間を作ってあげることが大切。」

 けれどそれでは脱水になるので、そこは病院で点滴をしっかりすればいいんだというのがこの先生の理論。これはこの先生の理論であって、他の先生では違ったりもします。少しずつスプーンにひとサジずつでも口にいれ、点滴なしで対応するのがベストだという方もいます。状態にも寄りけりでしょうが。それはかかった先生の意見に左右されてしまうところですが、どちらも結果は同じだと思います。

 子供が何も口にしないというのが、親御さんにとってどんなにか心配なことか、患者さんの様子を見ていれば良く分ります。水分だけでもと思うこともとてもよく分ります。
 もしも少し時間が経って飲みたくなるようなら、少しずつです 量が見えるようにコップなどに一口ずつ注ぎながら飲ませてください。ペットボトルからそのままでは、つい子供さんはごくごく飲んでしまいますしね。

 スプーンでひとサジずつ、というのはとっても大変ですが、とても胃腸に優しいこと でも、時期というのがありますので、無理はしないでください。無理せず、点滴に頼ることも選択肢の一つです。
 点滴をしながら子供達の様子の変化を見守りますが、十分に水が入ると子供達はすぐにうとうと眠ってしまいます。点滴している間に眠ってしまうのは、結構いい傾向かなと考えたりする私。一眠りして起きたら、顔色はずーっと良くなっていて、「ばいばい」と手を振りながら帰って行きます。

                     

 そんな中、3歳くらいの男の子が、発熱で受診してきました。元気そうに見えても胸のレントゲンがあんまり好くなく、結局入院になりました。
 お母さんに連れられていて、みるとお母さんは次のお子さんを妊娠中。そのためなのか、男の子が大変な病気だったらどうしようと、診察室でぽろぽろ泣き出してしまいます。気分的にもいっぱいいっぱいで、どうしようもなく不安だったんだと思います。

 診察中、先生は何度も言いました。

「お母さんが頑張りすぎるのもよくないですよ。大丈夫だから。」

「気持ちは楽に持って。お母さんの身体も大事!」

 はい、と返すお母さんの、涙に濡れた笑顔が印象的でした。先生は一生懸命、お母さんの不安に寄り添ってくれていました。自分が「大丈夫だ」と言ってあげる事が、どんなにかお母さんの安心に繋がるか、分っているんでしょうね。
 レントゲン写真を撮りに一緒に廊下を歩きながら、

「お兄ちゃんになるから頑張っていたのかな。」

 と声をかけると、

「そういう子供の心遣いがとっても申し訳なくて。」

 とお母さん。二人を見ていると、本当にとってもいい親子関係のようで、親は子を、子は親を気遣う優しさに溢れていました。高い熱でしんどいのにお母さんのお腹の事も心配してあげる、甘えたいのに少し我慢している様子、全然哀しげでなく、切なくもなく、ただただ子供の優しさに感銘をうけました。
 
 妊娠中のお母さんを外に残し、男の子と私でレントゲン室に入りましたが、入室すぐにはべそべそ泣いていた子供も、レントゲン技師さんの楽しいおしゃべりで段々笑顔になっていきました。発熱で受診してきたはずなのに、きゃっきゃっとはしゃぐようになった笑顔に、ホッと一安心。

「じゃ、少し高いけどここの台に乗ってね。」
 
 仰臥位での胸の写真を撮る為に、レントゲン台に乗ってもらうように話しました。

「靴は脱いでね。」

 ベッドの端に腰掛けた男の子は、手伝おうとする技師さんをもろともせず上手に自分で靴を脱ぎ、床に置き、かがみこんで自分の靴の向きを変えて揃えました。

 あぁ、いい家庭だな・・・

 私はそれを見て、気持ちがとっても暖かくなったのを思い出します。3歳の子供が、何気なく当たり前に「礼儀」を実践するその様子。私が感じたこの親子の「絆」を、痛感しました。決して曲がることのない家庭で、しっかりと結ばれた絆。
 それが、こんな風に二人で寄り添う母子を見る時の暖かさに出てくるんです

 撮影が終わってフィルムを待つ間、そっとお母さんに甘えていく男の子。お母さんもぎゅっと抱きしめてその甘えを受容する。いい光景だなと思いました。
 それは正に、誰しもが求めて止まない「無償の愛」の様だなと感じた私。頑張った子供に、涙ながらに笑顔と明るい口調で冗談を交えながら語りかけるお母さんの様子に、私まで涙が零れそうに成ります。

 こんな愛情を、誰しもが受けて育つんだな・・・

 小児科救急は、色んな家族の愛の形を見ることが出来ます。

                       

 子供を見ていれば親が分るっていのも、頷けます。親と子がどんなに反目していても、子が真っ直ぐであればそういう家庭だったんだと思ったりします。私は専門家ではないので、たんなる感覚ですけどね。

 忙しすぎてばたばたしましたが、時折に子供達が見せる可愛らしい仕草や表情に、笑顔を貰います。

 診察中、一人で椅子に座っている子供であれば、私は出来るなら子供の背後に回り、診察を介助します。そこから眺める先生の診察風景も結構好きです
 胸の音を聞いたり、お腹の状態を見たり、首のリンパや喉の奥を見たりという、直接的な診察の多い小児科。小児科医の膝の間に子供の両足を抱え込むように近づいて診察するのを、子供の背後から介助しつつ、診察中のその子の手が、近づいてきた先生の膝にちょんと置かれたのを見つけました。

 思わずマスクの下で笑顔になってしまいます 大きな先生の白衣の膝に、ぽんと置かれた子供の小さな手が、何だか可愛くて 
 先生は診察を終えても子供の手をどかすこともなく、いつものようにすぐに椅子を引いてカルテに向かうこともしませんでした。その子の手が自分の膝から離れるのを待ってから、ゆっくり椅子を引いてデスクに向かったのです。

 先生は今この子の熱い手の温もりを、どう感じているんだろう・・・。

 何気なく置かれた子供の手の平には、先生に対する安心のような信頼のような、そんな気持ちが読み取れて嬉しかったりします。そしてそんな小さな温もりを、そ知らぬ顔をしながらも逃さず受け止めた先生の優しさに、暖かい気持ちを頂きました

 
 次の子の診察で大暴れされた時には、流石に思わず大きな声になっていたけど、子供に分りやすい言葉で厳しく大きな声を出す先生に、思わず声を上げて笑いそうになった私です
 しかし本気で凄い暴れ方だったのです 私は全然抑えられなくて、羽交い絞めにしちゃいました だから余計暴れるんだけど、先生はそうしろっていうし・・・。駄目な時に押さえつけたって駄目なんだよぅ! それこそプレパレーションじゃん。

 振り返れば、いい当直でした

「こんなに流行ってたら、絶対インフルエンザ貰うよ!」

 先生が断言するように夜中言っていましたっけ
 
 大丈夫 

 こんな当直で貰うはずがありません。
 疲れるけれど、気持ちはしっかり暖かいですから。

 インフルエンザも平気なくらい、免疫は活性化してます

   優しい気持ちになれた、当直ですから

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