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zoom RSS 病院って・・・

<<   作成日時 : 2009/03/31 23:47   >>

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 年度末には先生の異動があるので、整形外科をはじめとする手術分野も件数が少なくなるのが常です。新しい先生が手術場に入るまでアシストを勤める先生がいなくなるので、どうしても自分一人で対応可能な簡単なオペしか出来なくなってしまう訳です。
 しかも、今回は麻酔科の先生が変わると言う事もあり、応援の先生の一人体制はとっても居心地悪い感じ。

 そんな中、既存の先生達は看護師相手に恙無く手術をこなされ、少ない人数ながらもそこそこの数をこなした今日、遅出勤務の私は

「定時帰れるなぁ〜

 と思っていたら、

「うまうまさん、緊急オペ入ったから。ふか〜〜〜い切傷で、デブリとOR(骨折観血的整復術)ね。」

 はぁ〜?

「あ、そうそう、自家骨移植もするから。」


 ええええーーーっっっ!!!!????


 オープンの骨折で切創なのに、自家骨ーー!!!?? 

 と、まぁ一通りへたっていたけれど、ばたばたしながらも迎え入れた患者さんの腕を見たら、レントゲンを見たら、



 ・・・・・・こりゃ、骨移植必要だわ・・・・


 先生の判断に頷けました。
 中節骨の真ん中が、飛んでるんですもん
 ぽっくり。どう切ったらこうなるの?という感じでしたが、林業で使うチェーンソーみたいなものらしく、先生もどうやって受傷したのか、しきりに状況を聞いていました。腕の肉が捲れて骨が見えていた上、なくなってるもんだからしかたないですよね。
 不幸中の幸いですが、付加的に切れたのは腱だけで、神経も血管も大丈夫だったみたいです。

 3時間以上かかって緊急手術をこなし、先生も看護師も、もちろん患者さんもぐったりとなって帰っていったのでございます。
 でも、きっと大丈夫! また傷が落ち着いたら、腱の整復にかかる予定です。

                         

 そんな一日の合間、自分の関わっていた手術が案外早くに終り、上の先生がしている手術の様子を見にきていた若手整形外科医が、記録コーナーでたむろしながらパソコン仕事をしていた看護師の隣で、別の先生のちょっとした面白話を披露していました。
 私は片手間にその話を聞いていただけなので、実際どんな話だったか詳しくは知らないんですが、

 あぁ、整形のK先生の話だな・・・・

 と気づいていました。
 披露していたのはK先生と仲の良いH先生。H先生はとっても気さくで、腹黒だけどとっても子供っぽいところがある、愛嬌の在る先生。赴任してからまだ一年という時間しか一緒じゃないのですが、何でも聞けるしなんでも教えてくれ、その中に医者達のあんな話、こんな話もあったりします
 なーんにも考えてないのか、口が軽いのか・・・・ 他愛のない話で盛り上がるのはいつもこのH先生だったりします。人気があるわけではないけれど、思わず声をかけてしまう、そんな先生です。 (そういう人っていますよね。)

 そのH先生、一年前の同時期に赴任してきた同じ整形外科のK先生と、歳も近いせいかとても仲良しなんです。色んな苦労話も面白話も結構話すらしく、

「この間k先生がさぁ・・・」

 と、いつものように今日も何だかなぁの面白話をしていた訳です。

 その後、H先生がオペ場を離れて病棟に行ったと思ったら、入れ替わりのようにやってきたK先生。

 そこにいてH先生の面白話を聞いていた私達数人の看護師、

「ぷっ

 ・・・・思わず大真面目な顔で入ってきたK先生の前で噴出してしまっていました(といっても私は内容を詳しく知らなかったので、つられた感じだけど)
 このK先生、うちの病院、うちの整形外科医の中ではもう仏様かという位、すんごくいい先生なんです!
 手術の技術は飛びぬけて上手という訳ではないのですが、とっても人柄がよく憎めない先生。何をするのにも、赦せてしまう!!!! 変わり者が多い医師の中でも、ごく普通の人間です。

 H先生曰く、

「医者の立場から言えば、医者の中だとあいつの方が変わってるっていうことになる。」

 ・・・・・あんまりにも納得がいって、おもわず唸ってしまいましたけど。
 変人からみたら、確かに普通のK先生の方が「変」ということになるかも知れんな。

 にしても、変人から変人呼ばわりされるのも・・・・
 ってか、医者は皆どこか「変わってる」んだわ。

 私達「普通」の看護師からみたら、

「K先生の胃は、いつか穴が開いてしまう!」

 その]デーが第一の心配事項です



 いや、そんな話題ではなく・・・・

 大真面目な顔で入ってきた、K先生。

「な・・・なんですか!?」

 皆が自分の顔を見て笑い出すのを微妙な苦笑いでやり過ごそうとするけれど、そこは矢張りモグラーず。一種異様な「ニヤニヤ感が出ていたのかもしれません。うろたえる先生に、

「いいえ〜〜〜、何でもないんですよ〜〜〜」

 と応える後輩。ますます困ったような顔になる先生に、

「今、K先生の事を丁度話してたんですよ。」

 と助け舟を出した私。

「・・・・何の話?」

「さぁ、私は又聞きみたいなことですけど。」

「そうそう、みんなで先生の事はなしてたんですよ!」

 後輩達の可愛い笑い声が、逆に好意的なからかいに聞こえたりして、そんな雰囲気がとっても和やか!(先生はそれどころじゃなかったかな?)

「また、何の話ですか?」

「H先生がね、K先生の事を話してたんです。」

 あんまりにも気の毒になって、私はパソコン仕事の片手間に教えてあげました。
 皆が『言っちゃ駄目ですよ〜』という顔で笑ってました。

「やっぱりH先生か!」

 あら、想像通り?

「で、何の話ですか?」

「私は詳しく知りません。」

 周りの後輩達に話を振ると、そこはくすくす笑って話そうとしない。でも多分あんまり大した事じゃなかったと思うんですが、こうしたお茶らけがたのしかったりするもんです。

 痺れを切らしたK先生、





「あ!もしかして、僕が家内から離婚届突きつけられた話!?」





 ・・・・・・・・・え?


 ・・・・・・今、なんと?


 ・・・・・・・・そそ・・・それ・・・・聞いてよかったの?




      ・・・・・・静まり返る手術室・・・・・


       どこからか、心電図のアラーム音が・・・・





「あれ?その話じゃなかったの?」




 先生っ!!!!!



 あなたの胃腸が心配だわっ!!!!!



「え? その話じゃなかったら、何?」




「・・・・・それより凄い話なんてないですよ。」




「あははっ。」




 誰も口を聞けない・・・・・




「いやっ!でも違うんだよ!誤解だったんだよ!今はもう違うんだよ!」




 ・・・・・・寒い・・・・いや、違うな・・・白い・・・いや・・・・

     憐憫の沈黙!?


「だから、違うの!本当に単なる誤解だったの!妻が勝手に誤解してただけなんだ!」





「・・・・何を?」



 慌てて説明して、状況の誤解を解こうとする先生。
 なんて爆弾発言をするんだ、あなた!

 結局、看護師相手に家庭環境の「誤解」を説明する羽目になった先生。いつも気さくにご家族の事を話してくれる先生だからこそ、「またまたそんな事言って、実は違うんじゃないの〜!?というひやかしは辞めておく事にしました。だって、本気で家庭崩壊かと思ってビックリしたんだもん!

「いやぁ・・・・『離婚届』なんて、初めてみたよ。」

「見るもんじゃないですって!」

「ほんとにね、全部書いてあって印鑑まで押してあったんだよ!」

 ・・・・・笑い話じゃないっすよ、にいさん・・・・


 その後、ご家庭の事を延々とお話させてもらい、いかにもあったか〜いご様子のK先生宅。嬉しそうに奥さんの事を「でもね〜」といいながら、のろけのような文句を聞いたりしていると、何だか笑顔になっちゃいます。
 この先生にして、この家庭ありという感じ。

 なんにしろ、誤解でよかったですね、先生。

 ってか、その『誤解』を『誤解』だと理解してくれてよかったですね


 ・・・・うちの先生たち、それを『理解』もしてもらえない先生が多くて・・・・・

   日頃の行いの悪さが原因ですけど
   
 その話を聞いた師長さん

「まぁ、ここ(病院)は女の職場だからねぇ・・・」


 しみじみ言わないでくださいーーーーーっっっ!!!!




 因みに、ここだけの話・・・

 看護師(又は、元看護師)の奥さんを持つ医者ほど、浮気の誤解を解けないことが多いようです。
 
 理由は如何様にもご想像ください


 逆に寛容なのも、看護師の妻だったりするんでしょうけど


               

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