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zoom RSS 元気ハツラツ!?

<<   作成日時 : 2009/04/17 00:05   >>

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 4月から、仕事を離れて悠々自適にそれこそ第二の人生を謳歌(?)している母。毎日毎日仕事に出ている私と父を尻目に、ウォーキングをしたり、わんこの散歩を文句も言わずに出かけたり、何だか退屈しのぎに毎日をどうやって過ごそうか悩んでいる様子
 ずーっと仕事をしてきた人生だったので、そろそろ毎日が日曜日のような生活に飽きてきたらしいです。5月からはもといた職場に乞われて、パートですが働きに出るそう。働けるうちは働いてください!だって、ボケちゃうよ〜

 専業主婦でいた母なら今更働けとは言いませんが、矢張りずーっと働いてきて、しかも若い子を相手にする仕事だったので、辞めちゃうとやっぱり張り合いがなくなるだろうと思ってたんです。母もじっとしている性分ではないし、家事は苦手だし

「働けるうちは働きに出たら?嬉しいことに来て欲しいって言ってくれるところは一杯あるんだし。」

 というと、以前は

「アンタはまだ私を働かせる気なの!?鬼娘!!

 といわれていましたが、最近では

「やっぱり働くわ。常勤でどうかって言われとんよ。五月から行くけぇ。」

 はいはい・・・・それがいいです

 毎日仕事で遅くなって家に帰っても母が迎えてくれ、それもとっても機嫌が良いと言うのは確かに嬉しいことですが、何だかね・・・やっぱり私の中で母は働く人なのであります。

 さて、そんな母が、朝の10時を過ぎてもベッドから起き出さない娘の部屋に駆け込み、

「アンタ今日仕事は!!!??」

 と叫んだは、今日の朝の事

「遅出。」

 気持ちの良い二度寝(いつもの時間に一応起きてしまった・・・)を堪能していた私は、怒り心頭で叫び返す。

「何時よ!?」

「12時。」

「・・あ、そう。」

 勢い込んでこられたら、もう寝る余裕なんてないし・・・。
 今日の私の朝はそんな風に始まりました。
 惰眠を貪ったせいか、仕事場でも意外に身体が楽。最近睡眠不足だったので

 仕事場に出ると、すぐに緊急手術の到来です
 すべてのスケジュールの最後に、大腿骨骨折の骨折観血的整復術が飛び込みました。勿論、すべての定期手術が終わった後なので、遅出である私達の仕事。

 順調にいつもどおりの仕事を終え、最後の患者さんが入室したのは午後5時を回ったとき。普通の日勤の看護師さんたちは、手術準備が整ったところで退勤です。その後は私達遅出メンバー3人での対応。

 一人が器械だし、一人が受け持ち、もう一人がフリー看護師。

 後輩二人が器械だしと受け持ちをそれぞれ担当していたので、私は必然的にフリー看護師。その前に終わっていた手術場の片付けをしたり、次の日の準備をしたり、残っている器械の片付けや点取り、入力など等、遅出の仕事は一杯
 けれど、時折心配になって覗きに行った大腿骨のオペルームでは、受け持ちをしている後輩の眉が下がりっぱなしで、眉間に皺まで寄ってる。

「うまうまさ〜〜〜ん!」

 と、助けを乞う後輩の声。患者さんの様子を見ていると、

「あんた等は〜〜〜!!!!

「こりゃどーなっとんじゃ〜〜〜!!!!

 認知症があるらしく、ごそごそと両手が動き、あわよくば逃げ出そうとする患者さん 大腿骨骨折のオペでは、トラクションテーブルという牽引ベッドを使うので、身体の制限が強いんです。それを腰椎麻酔で行うので、意識はあるし両手は動く。両手が、術野である大腿部まで伸びると不潔になってしまい、一からやり直しです。

 置かれている状況が理解できなくて、興奮して叫びまくる患者さん。それを制御しながら声をかけ、危ないことがないように付いている必要があったんです。けれど外回りの仕事はそれだけに留まらず
 インプラントの確認をしたり、術中のレントゲン写真を介助したり、術中に使う簡易X線装置を操作したり、無影灯を照らしたり、勿論麻酔科管理の手術ではないので、患者さんの様子を確認したりバイタルを確認したり、麻酔の状況も確認したり!患者さんの暴挙まで制御できる状況ではなかったんですよ

「ありゃりゃ、こりゃ大変だわ・・・」

 こんな感じの患者さんには、よく出くわします。というか、大腿骨の骨折は大概お年を召した方が多いものです。しっかりとした方でも、何時間も身体の自由を制限され、尚且つしんどかったりしたら、叫びたくもなるものです。ましてや自分の状況を把握できないままだとね・・・
 認知症の患者さんには、兎に角側で付き添い、感情を受け止めてあげる必要があります。疲れて眠ってくれれば幸いだし、駄目なら手術が終わるまで付き添うしかないのです。麻酔科管理の症例だと、少し眠ってもらう薬を使ったりもしますが、私達看護師では使うことも出来ません。

「うんうん、分ったから。」

 といいながら、ごそごそする両手を握って気持ちが落ち着くのを待つばかり。
 患者さんは私が話し相手になっているせいなのか、まくし立てるようにずーっとおしゃべり

「こんなことしてなぁ、アンタ。あんたまで悪者になるで。」

「あら、私の心配してくれてんの?」

「アンタが叱られるで。」

「えぇよえぇよ、叱られてあげるけぇ、今は頑張ってな。」

「何でこんなことになったんじゃ。人間にこんな酷いことして、なんなんじゃ〜」

「ひどいことじゃけど・・・・こんな風にしか手術が出来ん今の医学を恨もうなぁ・・・」

 そんな実りのない会話をずーっとしながら、それでも患者さんが「アンタが」「アンタが」と言ってくれるのが何だか嬉しくて

 普通だったら一時間ちょっとで全てが終わる手術なんですが、今回執刀していたのは4月から赴任してきた新しい先生。しかも、アシストに入っていたのも4月からの新任の先生。ついでに言えば、手洗いをせずに外から手術の成り行きを見ていたのは、4月から来た研修医の僕。
 つまり、そこにいる先生3人とも、

 新任。

 まぁ、すでに相当モグラーずとは仲良しさんの先生なので(それほど手術が多く、それほど顔を合わせ、それほど言いたいことを言い合っている仲ともいう)、こっちもあっちも緊張と言う言葉も遠慮と言う言葉もない。 いいのか悪いのか 医者もこっちを気遣う余裕もなし。

「あの人らは何を悪いことをしょうるん!」

 患者さんが暴言(?)を吐くたび、私と外回りの後輩は大笑い

「どんな仕事をしょうるか、ちゃんと見てきぃ!」

 と、まるで認知症とは思えないほど(この状況的にはそぐわない言葉なんだけど)の言い方で言うので、外回りの後輩は

「分かりました。私が仕事ぶりを見てきましょう。」

 なんて請け負い、暫くして

「良い仕事してますよ〜

 と返す。患者さん言葉なし、私大笑い

 手術の間は、術野の清潔を保つ為の幕がかかるので、患者さんからは天井以外に見えなくなるんです。自分の身体に何をされているのか、果てはここがどこなのかもわからなくなるみたいで、大腿骨にプレートを押し込む為、槌でコンコンやっていたら、

「人の身体を槌で打つなんて〜〜〜!!!!

 大工のようじゃ〜〜〜!!!!」


 と大騒ぎ。

「はい!整形外科医は大工なんです!」

 なんてことも返していたら、患者さん、遂には涙を浮かべながらの大絶叫。私の手を握った両手に力がこもってました。

 

 あぁ、分った!



「○○さん、恐いんじゃねぇ。大きい音するし、身体に響くし、恐いの我慢しとったんじゃね。」

 そう言うと、患者さんはぽろぽろ泣きながら、それでも叫ぶのを辞めてくれました。一時でしたけど・・・・

 状況が理解できないって、凄い怖いことなんだなって改めて感じました。認知症の患者さんには幾例も対応してきたけれど、きっとそのどの方も、凄くすごく「怖い」って言う思いを必死で何かに置き換えながら叫んでいたんだなぁって、感じます。
 ただ物事に対して怒っていたり、「何でこんなことするん!!!」って叫ばれて、それは向こうの一方的な怒りだとばかり感じていることもあったけど、実際は周りの状況が分らないことへの恐怖だったんだなって、思いました。
 私達だって、分からないことに対する不安や恐怖って、必ずある物です。分ってしまえばなんてことないことだって一杯ある物です。ただ、「分る」ってことに、認知症の患者さんよりずーっと対応が早くて理解しやすいってだけ。私達が一分で分ることも、認知症の患者さんには永遠に理解できない事だってある。

 手術場って、本当に恐いところなんだなって、思いました。私は何にも思わず毎日出勤しているけど、本当はすんごいところなんだなぁ・・・

 「恐い」って感情を認めてあげると、こちらの要求にもとっても素直に反応してくれます。流石に自分の大腿骨が折れていて、それを直している途中で、手術中だから身体の自由が利かないんだよって言う事まで理解することは出来なかったですけど、私達看護師がそばにいるからねって言う事はちゃんと分かってもらえたようです。
 よかった

 それからも、私と患者さんとの素っ頓狂なやり取りは続いていて、時折後輩を織り交ぜながら、モグラーず一口劇場の有様。早く終わって欲しいのに、新任の先生達は手が遅い。慣れない環境と言う事もあるけれど、倍以上の時間がかかる

 そんな中、手洗いをしていない「研修医の僕」。私と患者さんとのやり取りが始まると、こちらをのぞきこんで

「何を言ってるの?」

 と、苦笑い交じりで聞いてくる。

「血圧計が痛いんだって。」

 とか、

「早く終わらないかなぁって。」

 とか返すと、

「そうなんだ

 ・・・・・そうなんです

 けど、ちょっと見直したな、研修医の僕!ちゃんと患者さんの叫び(?)に耳をかしてくれる余裕があるんだ。(手洗いしてないからそうなんだろうけど) 執刀している先生達二人は、こっちのことなんてお構い無し。「何かあったの?」とかもなし、私達が「ダメダメ!」って声を大きくしていても、全く反応なし 典型的整形外科医と言う感じで、術野の事だけ!!!

 ちょっと淋しかったぞ

 早く終わらないかなぁ・・・・A先生だったらもう終わってるよなぁ・・・A先生なら「どしたん!?」って聞いてくれるよなぁ・・・

 なんて考えてました

 手術が終わっても、さっさと居なくなる新任のF先生。技術的にも結構上の先生で、臨床の経験も豊富な為、出来る先生ではあるんだけど、私の中では「患者本位」でないイメージが強い。でも何でも言える先生ではあるんですけどね
 今回の執刀医であるR先生は、以前うちの病院に勤めていたこともあって「なぁなぁ」な感じが抜けないけど、人当たりの良い先生として人気が高い。私とは何だか言いたいことをいあっているので、「戦友」のような感覚です。他の看護師には優しく接しているのを聞いてるのに、私には男同志的な対応ときたなんだかなぁ・・・。
 そんな二人の先生の執刀で、何とか終わったのが20時過ぎ。あらら・・・

 手術場を出て行った先生達。
 後に残された、荒れ果てたオペルームをもくもくと片付けるモグラーず。

 そこへ、戻ってきたR先生。

 「どうしたんですか?」と対応した後輩に徐に差し出した、3本の
画像


 オロナミンC
 遅出メンバー3人にそれぞれ頂きました。

「こういうちょっとした貰い物があると、頑張れますよねぇ〜」

 仕事が大変だったにもかかわらず、うきうきとした顔で受け取る後輩の意見に、賛同

 手術をしながら、私達が繰り広げたモグラーず一口劇場をそれなりに堪能していた様子のR先生。出演料と言う事ですかね。
 にしても、こんな心遣いは久しぶりすぎて、嬉しいです

 

 今日は、新任の先生それぞれのいろんな面を見れた日でした。


 「研修医の僕」の声を一杯聞いたし、意外に患者さんの叫びに反応してくれるし、R先生は相変わらず気配りさんで。私とはちょっと同士的なところがあるけど、(他の人には)優しい。
 F先生は結構マイウェイ。患者さんが何を言おうがあんまり気にしない。手術の時間が長くなろうが気にしない。

 途中に撮ったレントゲン写真の出来あがりがあんまり遅いので、部屋で待っていた先生と器械だし看護師に

「今日はとっても遅いですねぇ。」

 と、レントゲン写真の出来上がりの話を振ったら、F先生が

「・・・・その言葉、グサッと来る・・・」

 あ

 レントゲンの話ですからね!

 別に先生達の手術が遅いって言ってる訳では・・・・・!!



      確かに遅かったけど・・・・・

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