〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪

アクセスカウンタ

zoom RSS 湯気の向こうに

<<   作成日時 : 2009/05/01 22:26   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

 デパ地下をぶらぶら歩いていて、

 炊き込みご飯を売っているブースを横切った、今日13時の私。

 アズキ色になったおこわ、ほんのり緑の山菜ごはん。

 鳥五目とか、おにぎりにしたら美味しそうだなぁと、

 空腹を抱えて食べ物を物色していた、13時の私。

 しかも、場所は京都




 不審者のようにぼーっと炊き込みご飯を見ていたら、

 フイに思い出したことがありました


「うちの父親の郷が○○でね、

 そこで言う鯛飯って、

 一匹丸ごとの鯛をご飯と一緒に炊いててね、

 鯛の身を解しながら、ご飯に混ぜて食べるんだ。

 いわば『鯛ご飯』みたいなものなんだよ。」



 そう言っていた、彼の人の言葉です。

 不意に甦った、思い出の中の彼の声で、胸が一杯になって、

 不意に涙腺が痛くなって、ずきんと頭の奥に響いて、

 一滴の涙が、心の奥の湖に落ちて、ぴしゃんと水紋が広がりました。



 空っぽにしていた「その部分」に、唐突に湧き上がってきた声。

 

 その時の彼の仕草や表情まで、思い出すことが出来るほど、

 この言葉が私にはとっても印象的だったんです。

 炊き込みご飯の、モクモクと上がる美味しそうな湯気と、

 立ち込める香ばしい匂い。

 そこに、子供の頃の彼の幸せな笑顔まで見たみたい・・・



 子供の頃の彼なんて全然知らないけれど、きっとお父さんの故郷で食べた鯛飯にどんなにか喜ばしい思い出があるんだろうなと、そう思えたんです

 「家族」についてあまり詳しく話をしない彼が見せた、

 懐かしさよりも喜びを含んだ表情が、私の記憶の中の彼の一部。

 自分の昔の事には言葉を飲んでいる事も多かった風に見える彼にとって、

 思わず口をついて出てきた『思い出』

 いえ、

 何故父の郷にいたかとか、子供の頃どうだったとか、

 その時の鯛飯がどうだったとか、食べた状況がどうだったとか、

 そう言う事は話しませんでしたけど・・・

 『鯛飯』と呼ばれる料理を前にして、それが自分の知っている

 「父の故郷」のものと違っていて、

 きっと考える瞬間もなく、口から出た言葉だったんじゃないかな。

 そしてその時目の前にいた私にでさえ、「教えたい」と思える、

 ふるさとの素晴らしさだったんじゃないかな

 彼の中で『家族』が、故郷が、残っているんだと感じて、

 とてもとても嬉しくて・・・



 彼の中の「鯛飯」は、『父の郷の鯛ご飯』の事。

  それが、とてもとても素晴らしく、とてもとても大事な事に思えました。


 
 その時私達が前にしていたのは、あったかいご飯の上にお刺身の鯛を並べてタレをかけるタイプの鯛飯。お頭もなければ尻尾も骨もないもの。

 私も『鯛ご飯』的な鯛飯を食べたことがあります。尾道にはそのどちらも郷土料理としてありますよね。お刺身に熱いだし汁をかけるものと、一匹を一緒にご飯と炊くものと。
 おひつの蓋を開けたときの、『わぁ〜〜!!』という気持ちまで、想像がつきます。


 考えるだけで、予測だけれど、

 きっと

 お父さんの故郷で、初めて鯛飯を前にしたとき、

 ご飯と一緒に炊き上がった、どんと乗った一匹丸まるの鯛を見て、

 少年の頃の彼はとても驚いたんだろうな

 私が歓声を上げた気持ちと同じ思いで・・・
 
 驚いて、喜んで、きっととても美味しかったんだろうな



 だって、何年もたった今でも、彼があんな表情で語るくらいだもの。



 
 どこにでもある、デパ地下の炊き込みご飯のコーナーで、

 鯛飯なんてどこにも置いてないのに、

 彼の『家族』の思い出が、こんな所にもあるんだな、なんて思ったりする、

 今日の、13時の私。



 それ以上に、彼の口から出た家族の思い出が、

 私にとっても、何より大事な『思い出』になってることに気づいて、

 少し泣けました。



 しかも、京都で


 



      ちょっとした、思い出話です。

     たまにはこんな、nostalgiaを





 という訳で、今日は京都にいたうまうまです。
 その話はまた後日ね・・・

にほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病生活へ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

2011.10.21より参加しています。ぽちっと応援よろしくお願いします。

初心者なので、どの記事にもどちらも載りますです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
え〜〜!!
こっちに来てたの???
どうしたの〜〜??気になる〜。
hoko
2009/05/01 23:10
 あはは〜〜、居たんです、京都♪

 ちょっとした用事でして、ついでに買い物して帰ったんですよ。詳細?は次の記事へ!
うまうま
2009/05/02 21:35

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
湯気の向こうに 〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる