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<<   作成日時 : 2009/05/26 22:08   >>

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 日曜日、松前から松山に寄った時、お城の下をぐるりと歩いたんです ロープウェイ乗り場から平和通へ出て、そこから路地を色々回って。別に何をしたいわけでもなかったし、歩けばちょっとした発見もあったりして面白いものです どこの土地でも車が駐車できたときは、結構ぶらぶら歩いてます。

 そこにあった、可愛い出会いです
画像

 残念ながら丁度後ろを向いしまいしまて、本当に可愛いお顔を取ることができませんでした。

 とってもとっても可愛らしい、お人形さんのような美猫だったのです

 ポテポテ歩いていた私の横に連なっていた、背の低い壁の上に、ひょいと飛び乗ってきた猫さん。丁度個人のお宅のようで、奥からは毛色のそっくりな少し大人の猫さんが出てきました。写真の端っこに映ってますよね。

 恐る恐るという感じではあったんですが、思わず足を止めた私の方へ寄ってきてくれ、私が出した指先をクンクンして、少しスリスリ 凄くかわいくて びくびくした様子があったので、これ以上何かしたら逃げちゃうだろうなぁ〜と思っていたら、意外にも一歩二歩近づいてくるんです ナデナデして、ちょっと慣れたところで写真を撮ろうと携帯電話を取り出したら、それが駄目でしたそわそわしてきて、後ろ向きになっちゃいました。
 この後すぐに、壁の向こうの工事現場へ消えて行っちゃいました

 久しぶりに猫さんに会いました 最近は歩いていても会わなくなったんですよね。病院には、凄く人懐こい虎猫さんが一匹住み着いているはずなのですが、姿を見かけるのはほとんに稀。けど会えばアノ子だってすぐ分かる程の愛想のよさです。

 家で犬と戯れているぶん、猫さんには餓えてます。

 大きい犬をまふまふしたいー!

 猫さん抱っこしたいー!
  
             
                       

 昨日一晩で、一冊本を読みました。別に私の読む速度が速いのではなく、読めてしまう物語なんです。読み始めると止まらないのもあったりしますが

 以前から私が紹介している、重松清さんの官能小説です。

「なぎさの媚薬 8 なぎさ昇天」

 とうとう、なぎさの正体(?)がはっきりとします。過去へ戻れる媚薬で男達とその大切な女達を救ってきたなぎさが、その媚薬で自分の過去へと戻るのです。

 娼婦でありながら純真無垢なイメージで語られるなぎさ。私の中で彼女は、街娼というイメージでも、娼婦というイメージでも、身体を売る女というイメージでもありません。寧ろ慈愛に満ちた人を救う人という感じ。
 小説の中でも、なぎさ自身には男を包み込む美しさがあると表現されているそのままの感じで私は受け取っていました。きっと私が今まで出合った事のない、素敵な人なんだろうなと・・

 物語の中でなぎさは、自分の過去、そして自分の側にいた女性の過去へと戻ります。二人の女の過去が、今のなぎさだから
 その過去を知ることで、媚薬を作るなぎさの『今』の姿に、納得がいきます。

 淋しく、哀しく、切なくなるほどの『過去』と、無垢で希望に溢れていた『過去』。
 まざりあって、誰かを救う媚薬を作る女を生かしていました。

 凄く不思議な物語だと思いました。全てなぎさの存在一つでつながっているように見えて、じつは全ての物語の流れが繋がっている。

 なぎさは絶望を背負った男を誘い、愛されたい抱きしめられたい男の渇望を救いながらも、男が本当に自分の手で守りたかった女の過去を救っていく。
 考えてみれば、なぎさは男の為に居るんじゃないんですね。男を救いながら、女を救っていたんですから。その逆も然り。結局は、誰かを救うということ。
 男の過去なんて一つも変わらないし、女の過去を救ったとしても、男の現実は何一つ変わらない。なぎさ自身は何も救われない。救われようと思っていたのかどうか・・・

 何も求めず、何も得ず、けれども誰しもに救いを与え慈愛を与えるのは、なぎさ。


 重松さんが何の象徴として彼女を描いたのか、それは文学評論家ではない私には全然分からないし、意図したところが一体どこにあるのか、気付く事もできない小さい私ですが、感覚的に分る事は唯一つ。

 誰かを救いたいと思う気持ち。

 なぎさは何故現れるようになったのか・・・・過去を知っても、その理由は未だに私には分からないまま。不幸(?)な自分の代わりに、誰かを救うために現れたんでしょうか・・・。

 それならば、救われるべき人間のいかに多いことか。

 救うべき過去のいかに多いことか。

 それはつまり人間が、いかに酷い『過ち』を繰り返しているかという事。

 男と女という関係に限らず、人として・・・


 官能小説という枠組みだけれども、いやはや、人間の淋しさとか切なさとか、流石に重松さんだけあって、簡単には読ませてくれません。

 官能小説でここまで泣けるものなのかと感じた、一連の物語です。
 誰かを救うセックスなら、そこに気高さすら感じることがあるんですね。
 
 ただの官能小説ではありません。ってか、既にそういうジャンルでは区切られてないんでしょうが、始まりは確か官能小説だったと思うんだけどなぁ

 ちょっとした片手間に、普段読書をしない人でも気負うことなく読めます。
 
 そして、きっと泣けます。私は、本気で一冊ごとに泣きました。



 人は必ず『絶望』を背負っていて、その重さに耐えられなくなったとき、なぎさに出会うんです。
 
 会いたいと思っていて会えるものではなく、会いたくないと思っていても会ってしまうもの。

 それ程人は知らず知らずに、心の一部を病んでいたりするのです。

 自分の心を犠牲にして、その重さに耐えているんです。



 優しさの裏に隠された深い深い絶望に、気付ける自分でいたいものです。

 それは逆に、誰かに気付いて欲しがっているのかもしれませんね・・・・。

 

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