〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪

アクセスカウンタ

zoom RSS 君の見る、医療の夢を

<<   作成日時 : 2009/05/07 00:15   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

 こどもの日の当直があけて、6日を寝て過ごしたうまうまです 当直中は忙しいと言えば忙しいけれど、結局一緒にしていた師長さんから「休んでいいよ」といわれて、殆ど後半を休んでいたようなものです。救急車が来た時の応援要員みたいな?確かに来たけど、救急車

 今回の小児二次救急、一緒に当直している先生はいつもの2コールの小児科医ではなく、るんたるんたと廊下を斜めに横切る小児科医。 (歩いている姿に擬音をつけたらこんな感じになるんです。そういう歩き方) ボーっとしているように見えて、意外に周りを見ていることの多い先生です。

 一回だけ今まで一緒に当直をした事があるんですが、もともとあんまり評判の良くない先生でして・・・てへっ 評判が悪いっていうのも、言葉が少ないというか、喋らないというか、とっつきにくいというか、機嫌が悪いというか・・・・そんな感じ? ←どんな感じ?

 私が苦手とする、考えてることが分からない先生の一人。それなりに居る小児科の先生の中でも、苦手な部類の先生 といっても、私は小児科の先生の殆どが苦手だったりするんだけどね。
 アレルギーの先生は、何だかもう私とは最悪性が合わんという感じです 別に一緒に仕事をしたわけではないんですが、なんと言うか、テンポが合わんのです 考えていることもちょっとお互いずれている感じで会話が成り立たないし(全て私が悪い訳ではないと思うぞ)、生活のというか、生きていくテンポが、息するテンポがまるで不協和音なんです。
 まぁ、悉くこの先生と合わない2コールの小児科医と仕事がしやすいって事は、結局このアレルギーの先生とは性が合わんのも頷けるけど

 今回のその小児科の先生、アレルギーの先生じゃなくて、別の専門の先生。以前はとーーーーっても無愛想で、とっつきにくくてなーんにもしゃべならいのに「やって」って言ってくるような先生でして、兎に角扱いづらいとか、モグラーずの中では当直を「一緒にやりたくない」先生の一人でした。

 けれど

 ここ数ヶ月の態度がとっても柔和で、私が今まで働いていてこの先生から挨拶なんかされたことなかったのに、向こうから

「おはよー」

 とかボソッと(←ここポイント?)言ってくるようになっていたんですよ!!!!! しかも、私はこの先生とあんまり面識ないんだけど!それをビックリして手術室の面々に話しまくっていた位、大ニュースだった訳です。

 と思ったら、今回の当直も、コンビを組んでいる師長さんから

「今日は機嫌がいいのよーーー!!!!」

 とビックリされる。
 確かに。

 診察の終りに子供に向かって

「ばいばーい

 とか言って、笑って手を振る先生なんて、見たことないしーーー!!!! 
 2コールの小児科医だってそんなことせんし!

 恐るべし。何があったんだ、この先生!!!!

 それも、夜中でも朝方でも、多少の機嫌の悪さは見せたけれど、昔ほど酷くはなかったんです。寧ろ仕事しやすい!?頼みやすい!? ありがたい!?

 自分がオーダーした採血や点滴でも、

「どう? 採れる?」

 と言って顔を出してくれるし。


 うおーーっ!!!!


  槍が降る、槍が降る!!!! 



 点滴なんてしたことないんじゃないのかと思って馬鹿に(すいませんーーー!!!)してたけど、実際一発で入れるところ、流石小児科医

 伊達に何年も小児科医してないな。
 その専門医の肩書きは飾りじゃないんだな。
 見直したかも。 (←かも?)

 ってか、はじめてまともに顔を見つめたわ。
 「凄いー」って思いながら。

 診察の様子もすごーく丁寧になってて、ちゃんと説明しながら進めつつ余分な時間をとらないし決断は早いし、冷静だし。(冷静って言うのは、そういう風に見えるだけであって本当にそうなのかどうかは微妙だけど)
 ほー、こんな先生だったっけ?って気分の一日でした。

 なので、とーーーっても仕事がやりやすかった

 でも私、何の仕事したっけ?

                        

 流石にそれでも、私が一番!と仰ぐ2コールの小児科医の診察風景とは全然違いました。何でしょうね、やっぱり先生達の外来って、その先生の雰囲気がよく出てくるんでしょうね。
 どんなに今回の先生が丁寧で的確であって、2コールの小児科医の診察よりずーっと時間もかからずてきぱきとしていても、そこにある「感覚」としての雰囲気は少しホスピタリティのある「診察室」という感じのもの。
 子供を緊張させないのは、見ていて流石にキャリアの違いでこの先生の方が上なのかもしれないけれど、2コールの小児科医の診察時の感じの方が、ずーっと暖かい感じがしたりします。それは先生各人が持つ「よさ」なんでしょう。

 今回の先生は、キャリアもあるし、専門性も高い先生だからこその落ち着きとか安心とか、どっしりとした感じがあります。2コールの小児科医は、経験という点では華々しいものも持っていますし安心も丁寧もありますが、落ち着きという点では流石に引くかもしれません。時々見せる「どうしようかな」という雰囲気も、2コールの医師では本当に迷っているんだけどという感じが出てしまい、はらはらすることも

 こうしてみていると、逆に2コールの小児科医の診察室の雰囲気の方が、本当に特別なものだったんだなぁと思ったりします。あったかい安心感という感じです。そこに医療という専門性がまるでないかのような感じ。へんな言い方だけれど、それは悪い方の意味じゃなくてね。
 今回の先生も、決して悪い先生ではないので、診療風景もとってもいい感じではあったんでが、ややもすると「医師」と「患者」という上目線的な所も・・・。それが逆に安心へ繋がることもあるんだなと思ったりします。

 得てして、小児科医というものは人当たりがいいもんなんですね
 
 先生一人でこんなに外来の雰囲気って違うんだなぁと、何だかしみじみ感じたりしました。そういえば手術室も、先生が違うと同じ術式でも雰囲気違うもんなぁ・・・。世の中色んな人が居て、色んな先生がいるんですな。
 どの先生にかかるか、どの先生がいいか、それはやはり外来にかかってその雰囲気を体感して考えるべきものなんでしょうね。だから何度か失敗もあるかもしれませんけど・・・。腕がいいからと言って、色んな事を我慢しなきゃいけないような外来受診は嫌ですし。

 腕があって診察も丁寧で人当たりもよく・・・考えれば考えるほど理想の医師像はでてきますけど、すべてを詰め込んだ医師は、最早人間ではありません。それを人は神と呼ぶのかもしれません。

 つまり、医師が人間として完全であろうとすることは、無理ということ。

 ある先生が言いました。

「医者は必ず変人だ。」

 


 変に納得です



                     

 今回の当直、初っ端から大変な子供さんにめぐり合ったけれど、その後は特に変わった症例もなく(あったけど、私には理解不能)、落ち着いた感じで終わりました。

 発熱の子が多くて、熱さましばかり処方されていた感じです。

 その中で、お母さんが言いました。

「どこの病院にかかっても、熱さましばかりで抗生剤をくれない。」

 と。
 それに対して先生は言いました。

「必要がないからですよ。」

 それが理解できないお母さんに対して、先生が続けました。

「風邪やインフルエンザなどの『ウィルス』と呼ばれるものに、抗生剤は効かないんです。抗生剤は黴菌を殺すもので、『ウィルス』に効果がある物ではないんです。」

 お母さんは言いました。

「何も薬がないのは心配。」

 抗生剤神話ってヤツですか?

「希望されるなら出しますが、効果があるとは言えません。この後、別の事で抗生剤を使いたいときに、逆に効果が薄くなることも考えられます。」

「いいです。欲しいんです。」

 即答でした。

 ・・・・何の為に?

 先生はそういいだけでした。

 抗生剤の使い方。

 それは医療の中でもいつも考えられることの一つ。

 風邪にしろインフルエンザにしろ、黴菌が引き起こすものではない、原因が「ウィルス」の病気は、自分の持つ免疫で治すしかないんです。

 これは、結局抗生剤が何故効くかということから始めなければならないことなんですが、私も有耶無耶に覚えているだけなので、詳しく知りたい方は調べてみるといいかもしれません。その機序を知ると、何故抗生剤がウィルスに効果ないかと言う事が分かってもらえると思います。インフルエンザで使われるリレンザやタミフルは、「抗ウイルス薬」で、抗生剤ではないんです。

 風邪の特効薬が出来ると、開発者はノーベル賞がもらえるといいます。
 それほど、難しいことなんです。

 そうそう 大概の病気の治癒は、自己の免疫にかかっているんです。その免疫を助けるのが、色んな医療であり、補助療法。免疫療法という分野も、今はどんどん進歩してますしね。

 昔に比べて、子供の頃から抗生剤を多用するようになった現在の医療。難しいけれど、それが耐性菌を増やしていることも事実。けれど、子供であっても生活上で抗生剤が必要な子供はいっぱいいる。医療のジレンマは、色んなところに隠れているんです。
 
 ため息です・・・

 唯一願うこと、それは病院にかかって欲しい子が、病院にちゃんとかかれますようにと言う事です。当たり前のようなことだけれど、全ての子供達の為の医療が、その子の身近にきちんとありますように それすらも危惧される世の中になりつつあるんです。

 はぁ〜、小児科医の苦悩は続きますなぁ・・・

 

 所詮看護師のぺーぺーの私・・・すいません、何にも出来なくて・・・

にほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病生活へ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

2011.10.21より参加しています。ぽちっと応援よろしくお願いします。

初心者なので、どの記事にもどちらも載りますです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
君の見る、医療の夢を 〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる