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zoom RSS すねぼんさん。

<<   作成日時 : 2009/06/23 23:17   >>

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 今日の私、完全器械だしの日。お陰で患者さんの膝しか見ていない。

 顔、覚えてないーーー!!!!


 遅出勤務でお昼から出勤した今日の私は、お昼一番からの膝の手術に付き、返す刀で膝のACL再建術後の抜釘に付き、暫くしてからPCL剥離骨折の介助に付き、そうして一日を終えた次第。
 つまり、膝しか見てない。

 膝ばっかりーーー!!!!

 手術台の上にごろんと横になっている患者さんの足を眺めていると、意外にも男性の足ってすらっとして綺麗って事に気付いたりします。丁寧に毛を剃られ、つるつるに成った、膝から下がスーッと長い患者さんの足を見て、

『・・・・綺麗だなぁ・・・

 何て思いつつ、イソジンの茶色でその足を塗りたくっている私。アブノーマルチック!?

 なんというかパーツごとに見ると、人間のパーツって意外にも凄い綺麗なものです
 ○山大学の整形外科医の一人(肩書きありの先生)は、聞くところによると腕や手の専門家。
 患者さんの手や指を診て、

「美しい手だ〜

 といって、両手で包んでナデナデするのが癖らしい。
 しかもこれ自画自賛のようで、その美しい手は自分が手術で治した患者さんの手だったりするもんだから、所謂ナルシスト
 先日その先生が、うちの病院に指の手術に来られ、リウマチで曲った患者さんの指を診て、

「こりゃぁいけんなぁ〜、治してあげんといけんなぁ〜
 
 と、ナデナデしながら眉を顰めて嘆いていたようです。
 術後、真っ直ぐに成った指をさらにためつすがめつ眺めて、

「綺麗だなぁ〜

 と言ったのは言うまでもない。
 でも、普通の診療室で手を取られて、

「綺麗だなぁ〜、綺麗だなぁ〜

 とナデナデされたら・・・・

 ポッと赤くなるか鳥肌が立つか・・・・どっちか。
 ルンルンしながら診療に通うか、金積まれても絶対行かないか・・・・どっちか。

 でもこの先生のこれは自分の信念の限りの行動で、別に下心ではないんだと思うんです。
 だってナデナデするその手の持ち主って、大概がお年を召した方ばかりですもの
 年上好きっても程があるもんよね。

 
 おばあちゃんやおじいちゃんの曲った指や、皺皺になった手って、私は意外と好きだったりします。痛みがなければの話ですが、凄く働いてきた手って感じで、あったかい雰囲気がします。リウマチで曲りまくってても、普通に家事をこなしていたりする人もいるから、昔の人ってとっても真面目だなぁと感じ入ります。
 節の大きな農業をしていた手、細かい針仕事をしてきた、詰めの湾曲した手、分厚い手の平・・・指先にその人の年輪が描かれていますよね。

 働けど働けど・・・の世界?・・・・違う・・・・?

 じっと手を見る。
 
 その手は、大事なものを温められているかな。
 大事な人を抱きしめていられているかな。
 大切なものを、握れているかな。
 
 離してはいけない絆を、持っているかな

                        

 膝の話から手の話へ変換されちゃいましたね。
 膝です、膝

 膝の構造って、メッチャ簡単です(簡単に思えるけど?)。私がどうこう言うよりも、インターネットで調べてもらえれば一発です
 靭帯も分りやすいし、半月板も分りやすい。整形外科の病棟に働き始めの頃はまるでチンプンカンプンだったけど、膝の人体の構造よりも肩の構造の方が分らないし、手根骨や足根骨の入り乱れた世界の方がよっぽど大変な気がします。
 
 うちの病院には必ず誰か一人は膝の専門家がいるので、膝の症例が途切れる事はありません。内視鏡手術なんてゲロが出るほど見ることが出来ます。

 そんな中、またまたありました、PCL

 PCLの再建ではなく、剥離骨折の骨折整復術。

 PCLは膝の前十字靭帯と対を成す、後十字靭帯。ACLは前方からのアプローチで十分見えるのですが、PCLは後方からのアプローチ。つまり、患者さんの膝の裏を切開することに成ります。

 ということで、患者さんはうつ伏せで手術。

 下半身麻酔がかかっているとはいえ、うつ伏せで1時間も2時間も寝ているのは辛いし腰が痛い。私達手術場看護師の間でも、意識下でのうつ伏せ手術はなんとも心苦しいものです。出来ればないほうがいいーーー!!!

 今日の手術、膝の真裏をS字を描くように切開し、ごっつい筋肉を避けながら進み、ふくらはぎの骨に引っ付いているはずのPCLの付着部を確認、剥離骨折している部分をいい位置にもどして吸収性のスクリューで固定します。
 簡単に書けばこれだけです。というか、一般的にはこれだけです。

 しかし、うちには侮れない整形外科のアイデアマンがいるのです。
 大御所A先生。歳をとっても(?)そのアッと驚く意外性抜群の思考回路は健在。

 うちの病院でのPCLの剥離骨折は、一般的な吸収性のスクリュー固定の準備と同時に、プレート固定の準備もします。1/4円プレートなるものを加工して、PCLの骨との付着部に杭を打つような格好で固定するんです。これがまた奥ふかーーーーい手術
 今日もそんな風に固定するものと思い、準備をして一時的な整復をしていたのですが、結局一般的な吸収性スクリューに落ち着き、1時間程度でオペ終了。ホッと一息でした。

 その手術に助手として入っていた、研修医の僕。

 

 おきてる?



 と疑いたくなるほど微動だにしない 思わず顔を覗き込んだけれど、瞬きはしているんですよね。ながーい睫毛がパタパタ

 おお、おきてるおきてる。
 でも、術野見えてるのかなぁ・・・。

 研修医の僕の視界の横でひらひらと筋鈎をふって、『これ、いらない?』と合図をすると、『あ・・あぁ、そうそう!』とでもいいたげに手を伸ばしてくるのが、何だかうちの犬みたいに思えたりします。
 あんまり立ち尽くしているもんだから、

「先生、これあげる。」

 と言って、次に必要になるだろうモノを押し付けたりします。
 外科系は手術を見てナンボ、切ってナンボという所があります。勉強の為には、一つでも多くの手術を体験する事。そういって師長さんも研修医の僕をいろんな手術に助手としてつかせる訳です。

 
 でも先生、生きてる!?

 生きるを続行してるーーー!!!???



 周りが心配するほど、立ち尽くしています。
 術中に撮ったレントゲン写真を見る為、執刀医が術野を離れた瞬間、

「先生、今のうちだー!

 と、二人で術野を眺め回している私達。

「ここ、穴開いてるけどこれ何?」

「どれ?」

「ここここ。関節腔?」

「多分違う。骨折線じゃない?」

「でもホラ、セッシがずぶずぶ入っちゃうよ?奥深いよ?」

「・・・・そこ、A先生が今あわせてたところ・・・・だと思う・・」

 

 え???

  
 
「・・・・この穴、もともと開いてたよ?」

「・・・・・」

 

 私と研修医の僕のエスカレーターは、相変わらず上りと下りです。


 この先生と会話してて、同じエスカレーターに乗れることがあるんだろうか!?

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