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<<   作成日時 : 2009/07/01 22:16   >>

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 七月ですね。早いもので、2009年も半年が確実に全部過ぎた訳です。
 ・・・・・今年も何にもしてない気がするけど

 英語の勉強の為、何を思ったか「オバマ大統領就任演説」という本を買いました。一緒にリンカーンのゲティスバーグ演説やケネディ大統領の演説も入っていて、英語と訳が見開きで対になっているので意外と誤魔化しながら読んでます。おもろいかって言われたらよく分んないけど、よく眠れる事は確かです

 当直中の休憩時間も、ぱらぱらと捲っていたら、突然大音量で救急車の音!!!!!


 キターーーーーーッ!!!!!


 って言い方はもう古いのか?
 管理当直の主任さんから、「救急車来たら呼ぶから、休憩してていいわよ。」って言われてたけれども、こんな大音を鳴らしながら午前2時にやってきた安眠妨害な救急車を無視する訳にもいかないので、慌てて救急外来へ走ると、奥から作業服を着ている男性が二人、とことこと歩いてきて私とすれ違い、

「じゃ、行って来ます。」

 ・・・何なの?

 患者さんは?

 救急車で来た患者さんはどこ!?


  どこなのーーーー!!!!???



「患者さんは、さっきの若い方よ。」

 キョトンとしていた私に主任さんが眠そうに言いました。

 ・・・・え?

 歩いてたけど?

「指をつめたって報告だったんだけどね。」

「指?」

「もう、ぐちゃぐちゃでメキメキだったらどうしようって思ってたんだけど。」

 指?

 若い男の人、親指にバンドエイド巻いてたけど?

「とりあえずレントゲンにいってもらったの。骨折が無いか調べるから。」

 バンドエイド貼ってましたけど?

「自分の血を見てふら〜〜〜っとなったんだって。」



 ・・・・・嘘かよ・・・・


 そんなか弱い事があるんかい!?


 ってか・・・



 バンドエイドの怪我で救急車かいっ!!!!!?????



「労災だから仕方ないのよ。」

 企業って、頭でっかち ならあんなに救急車のサイレン鳴らさないでくれよ!

 うちの病院には暗黙の了解が、救急隊員とあったりします。

 運んでくる患者さんが時間に余裕がある軽症と考えられる場合は、病院の敷地に入った時点でサイレンを止めます。

 患者さんが一分一秒を争う過酷な状態の場合は、敷地に入って救急外来の前に横付けするまでサイレンを鳴らし続けます。

 これによると、サイレンがどこで鳴り止んだかで患者さんの重症度がわかるんです。凄い!便利!
 大概の救急隊員はこれを実行してくれるので、敷地内に入って車が止まっても鳴り続けるサイレンの時には、次に院内エマージェンシーコールが鳴り響くという具合です。

 バンドエイドを貼った患者さんが乗ってきた救急車は企業所有のものだったのですが、入り口まで元気にサイレンを鳴らしていたので、私が結構慌てたのは言うまでもないでしょう

「あんだけの怪我で〜〜〜〜!!!!?????」

 患者さんをレントゲン室まで送り出した後、申し訳ないけど主任さんとそう叫ばせていただきました。結局その親指は骨折も無く、傷を消毒して終了。

 お大事に〜〜〜!!! 

                        

 そういうわけで成人二次救急の当直をしていたうまうまですが、たまたまなのかたまたまでしょうが、昨夜続いたのが、

 子供の肘内障

 だったりします。簡単に言えば、肘が外れた事。夜の早いうちに一人目の患者さんが来られ、担当の整形外科医が診察していたのですが、肘を保護しながら動かしていたら、こくっと言う感じで入ったのが分ったそうです。
 大声で泣く子供の声にも動揺することなく、淡々と診察する整形外科医。丁度たまたま、整形外科医の中でも方から上肢の専門の先生だったんですよね。だからという訳ではないんですが、子供ばかり2件、続けてやってきました。

 肘が外れるって、意外とないようで多いそうなんです。小学校に入ると早々外れる事はなくなるそうなんですが、それまでの年齢の子は、注意です お父さんに両手で宙ぶらりんをしてもらいながら、前後に一回転するといった遊びを結構普通にする子が多いでしょうが、これも抜ける原因になったりするそうです。やるときは注意!肘が抜けたときは、腕をだらりとたらしている感じです。曲げたり動かしたり出来ないと思います。
 何かの拍子で外れるもんだから、何かの拍子で入ったりするもんで、「大丈夫!?」と駆け寄って腕を支えた時点で入ったりすることも。そこから真っ直ぐ病院に来ても、病院に来た時点で診察しようとするとイヤイヤと腕を振っていたら、確実治ってます 昨晩の一件がその例でした。

 ただ、一回抜けると抜けやすくなるというのも小学校入学位までは気をつけてあげてください。

 その時の診察の説明で先生が言っていた事なんですが、肘が外れる一番多い原因は、

 子供と手を繋いでいて、子供がこけそうになったのを腕を引っ張って支えた時

 なんだそうです。危ない!って感じでグイッとやっちゃいますよね。あれだそうです。わんこと散歩していて、突然飛び出そうとしたわんこのリードを引く時がそんな感じ?でもわんこは胴輪だからな。
 世の小さな子供を持つお母様方、お気をつけください。だからと言ってこかす方が良いって訳でもないですけど

 二次救急なのにとっても落ち着いていた昨日。何故って、雨が降っていたんですよね だから少なかったという説もあります。雨の日は酷い交通事故が多かったりする時もあれば、逆にとっても患者さんが少ない事もあります。今回は後者 よかったです。最近何故か警察の方が街中をうろうろしている事が多いので(いや、仕事なんでしょうけど)、事故も少し抑え気味なんですかね。


 どこかの本で読みましたが、雨の日は自殺未遂が多いとも言います。何の因果関係があるのかは全然知りませんけど、そう言われているようです。
 私が成人二次救急をすると、精神科関連の患者さんが多いのは感じますけど 不定愁訴とか、そんな感じ。いろんな話をしてくれるので、多分聞いて欲しいだけなんだろうなっていう事も一杯あるみたいですね。うんうんっと頷くだけで、全然違ってきます。
 欝の人は励ますなって言うけど、受け止めるのは大切。ちゃんと話を受け止めてますって態度で接するのが大事ですね。「また言ってる〜」って思っちゃ駄目です、先生!!!

 雨だからなのか、たまたまなのか、きっとたまたまなんでしょうけど、明け方リストカットの患者さんが運ばれました。休憩室に居た私に、

「処置するから降りてきて」

 って言われて降りていくと、大丈夫なのかというくらいの蒼白な顔で横たわる患者さん。主任さんが点滴を取り、血液検体をとり、血圧をはかり、傍らでは先生が切ってしまった手首の処置を始めていました。
 真っ白くなった、細っこい腕。見ると、患者さんはとっても綺麗な人。何で死にたくなるんだろう・・・・って、もらい泣きしそうなほどか細くて、線の細い美人さんでした。

 処置を終えて、大変なデータの血液検査の結果が出て、ばたばたとその後の処置をしていたら、ご家族が私を見つけて「おいでおいで」と手を振ってくる。

「どうしました?」

 付き添われてきたご両親。お母さんが一言、

「私たち、帰ってもいいですか?」

 ・・・・え?

 今なんと?

「家の事もありますし。」

 ・・・・ちょっと待って

「お二人ともお帰りになるのは困ります!患者さんも不安でしょうし、どちらかお一人は残っていてください。」

 全身状態の改善の為の治療方針が決まり、これからというときだった上、現在その状態で入院という事は決められない状況だったので、これからご家族の協力が必要に成るのは絶対!

 なのに帰るだなんてーー!!!!

 患者さんを一人にしないであげてよ〜〜〜!!!!


「じゃあどうする?」

 二人で顔を見合わせて話し込むご家族。結局一人残っていただき、家の事は何とかしてもらう事に。けれど、患者さんの側に付き添うでもなく、外の待合室で座っているご家族。
 

 ・・・何だか、ここ(患者さん)とここ(家族)に線引きがあるみたい・・・


「そうなのよ。そういう感じなの。」

 主任さんが私の憤りに答えます。

「自殺未遂は本人が勝手に好きでやってることだからって言われて。」

「・・・・そんなことないはずですよ・・」

「でも、そう思われちゃってるみたい。」

 家族なのに、家族にすら分ってもらえないなんて。
 自殺したいんじゃなくて、自殺したいくらい辛いんだって事に気付いてほしいだけなのに

 何かをする度、

「ありがとうございます。」

 とか細い声で返してくれる患者さんを見ていたら、本当に死にたかった気もあっただろうけれど、その裏とっても辛い事もあったんだろうという事もよく分る。傷の深さと身体の状態を見たら、本気このまま死んでたかもしれない。それくらい覚悟が合ったんだと思う。治療にもさほど積極的じゃないし、痛いってことも言わないし。

 この辛さが分ってもらえない限り、きっと何度でも同じなんだろう・・・

 失血により体温低下が著名で、積極的に身体を暖めていたんだけど、ホカホカと身体があったまってくると少しうとうとする患者さん。少しだけ顔色の戻ったすんごく可愛らしい寝顔を見ていて、切なくなりました。

 にこにこ笑って、ただそれだけでキラキラしている時代、何でも楽しくて友達と騒ぎあったり夜遊びしたりするのが当たり前のような年齢。きっとそこに居て頷いてるだけで可愛らしくてみんなの注目を得そうなお嬢さんなのに、何がこんなにしんどいんだろう・・・きっとそこに自分でもどうにも出来ない憤りがあるんだろうな・・・。
 話に聞くと、切っ掛けの幾つかは分りましたが、本当にそれなの?って気にも成ります。積もり積もった何かが、グラッと全部なだれてしまったみたい。

 誰か、分ってあげて。

 誰か、救ってあげて。

 この子に、笑顔をあげて。

 好きで死にたいんじゃない。

 死ぬほど辛い事があったんだって、気付いてあげて。

 周りから見たらそんなこと?って思うほどの、小さなことかもしれない。けれどその「何か」が、この子の心を抉ったのは確か。

 自分の物差しで計らないで。

 自分に自分の物差しがあるように、

 この子にはこの子の物差しがあるんだから。

 
 今日、助かってよかったと思う未来が、患者さんのこれからにありますように。
 これから先の未来に、あの時死ななくてよかったと思える瞬間が、ありますように。

 その腕は、自分を傷つける為にあるんじゃない。
 その手がこれから必要になる未来が、その手を待ってる誰かが、
 必ず居るからね・・・

 腕に残るリストカットの傷は、いつか生き続ける勇気の証になれるかな

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