〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪

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zoom RSS 「この一週間のうまうまさん」オペ編

<<   作成日時 : 2009/07/22 22:26   >>

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 退院後、初めての受診です〜〜〜 一週間の諸々を書く前に、今日、抜糸しましたぁ〜〜〜 オペ後10日を過ぎて、ずーっと包帯に包まっていた左手が、ようやく日の目を見ましたよ!

画像


 指、こんだけしか曲らないんですけどね。仕方ないっぺ。その向こうの犯人は、左手には「見ないフリ」を決め込んでますけど 茶色く見えているのは、消毒薬の色です。

 ただ今脱皮中で、一週間洗えなかった左手は、もうぼろぼろなんです 血の混じった瘡蓋とごわごわの皮膚にまみれて、正面からの写真はちょっときちゃないので、横からのセクシーショットです 動かしていなかった分まだ少し腫れていますが、徐々に・・・・何とか成ると思う
 金曜日から仕事復帰も決まり、今日は受診と共に、お世話になった方へお礼を配り歩いてきました。

 さてさて、整形外科受診の今日、処置室へ通された私。自分で包帯をムキムキしていたら、整形外科外来の看護師さんが、

「あら、やるわよぉ〜
 
 と言って手伝ってくれ、ガーゼを剥かれて待つ事しばし。初めて自分の傷をまじまじと眺める。オペ後何日目かに傷のチェックで開けたことがあるけど、あの時はとんでもなく痛かったから卒倒寸前だったもんな。今は傷が突っ張っていて、当たると痛いくらいで全然平気。引っ付いていたガーゼを引っぺがしても平気だったです。
 人差し指の第一関節少し下から感情線を越える辺りまで、ざぎざぎに切られたオペの傷。多分、4-0ナイロン。ガーゼ交換のときにべたべたに消毒されたイソジンで、皮膚がカピカピになっちゃってて、動かしづらい上にピキッと引きつった感じがあるけど・・・

 ん〜〜〜〜

 脂肪がはみ出てた部分、ちょっときちゃないんですけど?

 フラップになった皮膚の下に、血糊が付き捲ってんですけど?

 ちょっとまて。

 手の平の傷・・・


 糸が埋まりこんでるんですけど?


 これ、どうやって抜糸すんの?


 引っ張るの?


 ・・・・・・痛いよな・・・・いたいよね・・・・

 でも抜糸って痛くないってのが事実みたいだけど????

 ・・・しかし、どう見ても埋まってるよな?
 
「はいはい、どうかなぁ〜」

 足早にやってきた、オペをしてくれた整形外科の先生は、私の傷を見るなり、傍らにいたスーパーローテで整形外科研修中の研修医の先生に一言。

「じゃ先生、抜糸しといてー。」

 なぬっ!?

「はーい。」

 ええっ!?

「ま、ちゃちゃっとね。」

 はいっ!?

 いや・・・別にいいんだけど・・・・誰がやっても、抜くのは同じだけど・・・・。

「せ・・・先生がするの?」

「うん

 あっけらかんと、研修医の先生はにっこり(因みに、研修医の僕ではないですよ。初期研修の先生です。研修医の僕は、後期研修医。) いつも仲良くわいわいお喋りしている気さくな先生だけど・・・・

 
 ちょっとまて。


 消毒する動作から既に痛いんですけど?


 私、患者になって気づきました。

 傷の消毒は、押さえては駄目ですーーーーーっっっっ!!!!!!

 痛いんですーーーーっっっっ!!!!!


 お願いっ!



 撫でてーーーーーーっっっっ!!!!!



 流石にそんな要求は出来ませんでしたけど 所詮看護師、今は患者。心の中で叫んだだけです 
 先生の手癖なんでしょうが、ぎゅっぎゅっと押さえるように消毒する先生と、執刀してくれた先生のようにナデナデするように消毒する先生と、やっぱ違います。

 その道のプロって、やっぱりその道のプロなんですわ!

「じゃ、始めるねー。」

 両手にセッシと鋏を持ち、にっこりする研修医の女医先生。 
 徐に張り付いた糸の端っこをつまみ、

「ん〜・・・・引っ付いてるねぇ。」





 いーーーーーたーーーーーいーーーーっっっっ!!!!!!!






「こことここの糸、埋もれてるんだけど・・・・。」





 ひーーーーーーっ!!!!!!



 引っ張らないでーーーーーっっっ!!!!!




「どうやって抜糸しよう・・・。ん〜〜〜、こうかな・・」





 ぎェ〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!



「センセーーーーーッ!!!!


 痛いーーーーーっっっ!!!!!」




 ・・・・とうとう、叫んじゃいました 
 傍らで、知り合いの装具屋さんが見てる中、恥ずかしげもなく。
 寝転んでいたのが幸いでしたが、足をばたばたさせて叫びました。

 

「痛いーーーーっ!!!! 

 我慢するけど痛いですーーーっ!!!!

 真面目にくそ痛いですーーーっ!!!!!」



 ・・・・一回叫ぶと、もう駄目です


「あぁぁぁぁぁっっっ!!!!!ソコソコソコソコ!!!!!


 いーーーーーたーーーーーいーーーーっ!!!!!


 ごめんけど、痛いーーーーっ!!!!」



 既に日本語にアラズ


「うーん、ホントごめんね、うまうまさん。だって糸が埋もれてるんだもの。オペの時にはすごーくゆるゆるに縫ったはずなんだけど・・・」

 この研修医の先生、私のオペにも助手として入ってくれた先生。

「ううっ・・・・分かります。分かります。埋もれてるんです。多分そうだろうなぁとは思ってました

「だよねー。これ、痛いよねー。なんか糸残ってるみたい〜。」

 ・・・・・痛いです・・・最早撃沈。心の声で応えるのみ・・・

「指先のほうは平気よね。ここはそうでもないから。」

 ・・・・ちょっとまて

 そういいつつ、今ちょっぴり身を切ったぞ

「あ、消毒綿球ちょうだーい

 介助してくれていた看護師さんに消毒薬を貰い、相変わらずむぎゅむぎゅと押し当てて消毒後、傷口にぽんとガーゼをあてがい、器械を膿盆の上にコロンと投げ出し、

「A先生呼んでくるから待っててねー。」

 と出て行く先生。

 お・・・・終わったのね・・・・
 気付いたら、汗びっしょり。いや〜〜〜な汗かいたわ

 むっくり起き上がり、あてがわれたガーゼをぺろんと剥いたら、




 血ぃ出てますけど?



 
 残された膿盆を覗き込むと、




 綿球、血ぃ付いてますけど?




 抜糸って、糸抜くだけで、出血するもの?



 ん?



 あの傍らにあるもの何?

 抜糸した糸に引っ付いてる、干からびたトウモロコシみたいな・・・・???




 (゜д゜;)



 脂肪、抜けてますけど・・・・・?




 しーーーぼーーーーーうーーーーーっ!!!!!!



 
 膿盆にころりと残された、哀れからからの脂肪の一カケ。
 これで何グラム体重減ったかしら?(いや、そんなにない。あるはずがない。)


-------結論--------------------------------

 今後患者さんに、嘘は言うまい。
 
 オペは痛い。

 入院は辛い。

 抜糸は痛い。

 決して、嘘は言うまい・・・・。

 身を挺して事実を言おう!!!!!!

 痛いんだ。

 痛くないって言われても痛いんだ!!!!!


「まぁでも、仕方ないですけどネーーー。」

 が、オチ。

 
  ・・・・そんなんでいいのかっ、ワタシッ!!!!!

                         

 そうです 自分が患者になって初めて、患者さんに結構曖昧なことを言ってたなぁと、本気嘘言ってた事もあるなぁと感じました。私達オペナースが普通に説明として話すことの


 ほとんどが



       当たってない



「そんなん、嘘じゃん!!!!!!!

 何度私自身が思ったことか。

 そーです、そーです、看護師さんは嘘つきですーーー!!!!



 オペの話。

 受傷・診察後、結局その日のうちにオペが決定し、朝の診察後から絶飲食で点滴打ちながら事務仕事をしていた私。16時近くになって

「点滴はロックしてあげるから、入院に必要なもの持っておいで。」

 外来が少し長引いているので、オペの時間はどんどん遅くなる。ただ待っているのも勿体無いし、主任からそう告げられて、観念して自宅へ入院の準備をしに帰ろうとした私。親へ連絡を入れ、車に乗って自宅への道を帰っていると、

 ♪ 〜 こよいっつきはっ 〜

 電話が鳴り、

『うまうまさん、今どこ?』

「家へ帰ってる道々です。」

『すぐ帰ってきて。』

「はいっ!?」

『すぐオペするから、帰ってきてーーっ!!!!』

「は・・・・はいっ!!!!」

 病院から電話で、切羽詰った師長さんの声で病院へ引き戻され、慌てて更衣室に飛び込むと、


「これ?」


 私のロッカーの前に、ちょこんと置き忘れられたような、患者さん用の術衣。


 これに着替えろって事ね・・・・


「あ、うまうまさーん。こっちへどーぞ。」

 着替えてオペ場に入ると、わらわらと皆がやってきて、いつものようにオペの準備をサクサクとこなしていく。



 うぇーーー、恐いよー恐いよーーー。 

 人が一杯で怖いよ〜〜〜〜


 なんて言えませんけど。言える身分じゃないですけど。

 

 指の手術なので、なーんの説明を聞くでもなく麻酔は伝達麻酔。鎖骨のくぼみ辺りにある神経叢に注射をして、腕一本を痺れさせる麻酔です。整形外科領域では頻繁に行われる麻酔。けど、それなりに腕がないと気胸を起こさせてしまったり、顔面神経を痺れさせてしまったりする、意外と大変な麻酔。
 オペを執刀してくれる先生は整形外科長。どんな麻酔でも効かなかったことがないので、安心はしているけど・・・・


 伝達麻酔って神経に注射するので、当然痛いわけです。

 患者さんにも

「ピリッと来るような痛みがありますからね。」

 と説明しているように、よく肘をぶつけたときに電気が走るような、あんな電激痛が特徴的な麻酔。

「ピリッと来たら教えてね。」

 というのが、合言葉。執刀医の先生が麻酔してくれるものと思っていたら、

「はい、どーぞ。」

 先生、傍らにいた研修医の先生にボールペンを渡す。

「刺入部をマーキングして。」

 ちょっと待て。
 研修医の先生が麻酔するの!?

 ・・・・・別に・・・・いいけど・・・・文句ないけど・・・・・
 スタッフだしね・・・分かり合ってる間柄だけど・・・・

 お願いだから、効くようにしてね

「ここのあたりで・・・こんな感じで・・・」

 先生達の講義が続き、

「じゃうまうまさん、ちくっとするねー。」

「・・・・あい・・・・

 注射の痛みはもう別に平気だけど。

 痛いのか・・・・
 痛いんだろう・・・
 もうすぐ痛みが・・・
 
 もうすぐ電激痛が・・・

 びりっと・・・あぁ、ピリッとーーーっっっ!!!!!




 来ないんですけど?



「どう?」

「ピリッと来た?」

「痛くない?」

 口々に皆が聞いてくるけど、

「・・・・全然。」

 私が『まだ』『来ない』というたび、周りに漂う

 『どうする?どうする?』

 的な雰囲気
 次第に私も『痛みは来ないんじゃないか?』的な余裕が出て、

「はいー、まだ来ませんー

 口調も軽やかに

「おかしいなぁ・・・」

 執刀のA先生は研修医の先生から注射器を奪い取り、

「ここは?ここは?・・・じゃ、ここは? ・・・この辺だ!」

 神経っぽいところをつんつんしながら聞いてくる。

「・・・・いえ・・・・全然。」

「うおっ!」

 ええっ!?

「動脈だった。」

 えーーーーーっっっっ!!!!!????
 ま・・・・ありがち、ありがち・・・あはは・・・・

「じゃ、ここだっ!」

 A先生が掛け声と共にぶすっと刺した瞬間、二の腕がぴくん
   
 ん?
 今の、痛み?


「今、来たんじゃない!?」

 麻酔介助をしてくれていた主任さんが、私の筋肉の動きを察知して聞いてくる。

「びくっとは来たけど、痛くはないんですけど?しかも、二の腕だけですけど?」

「いや!それでいい!うんうん、それでいいんだ!」

 A先生・・・・その自信は信じていいよね?
 えいやっ!と注射器を引き抜き、

「・・・・ここ、暫く押さえといて。」

 ・・・はい、動脈突いたところね・・・・
 そのせいではないんでしょうが、入院中、しばらく首が痛かった私です。

 麻酔薬の種類も聞いていたので、暫くするとすぐに腕がだるくなってきました。リドカインって結構即効性があると効いていたけど、だるくなるだけで、感覚もあるし動きもある。次第にびりびりとした痺れがやってきて、オペ前に傷を洗い流す処置にも酷い痛みはなかったけれど、親指側は効いてなくて、小指側はばんばんに効いてる。

 手術するの、人差し指なんですけど?

「どう?」

 手洗いをして清潔ガウンを着、消毒を始めた先生は、私の腕にイソジンを塗りたくりながら聞いてくる。

「尺骨側が効いてます。」

「指ブロック追加するから。」

 え?

 指ブロックって、痛いよね。滅茶苦茶痛いよね。
 何時も見てるだけでも痛そうよね。

  痛いのか・・・

 リネンがかかり、ドレーピング完了。それぞれがそれぞれの位置に付き、

「お願いしまーす。」

 の掛け声で始まるいつものオペ。私が寝ているというだけで、なーんにも変わらないいつもの始り。
 やっぱり、親指・人差し指の麻酔がイマイチなんですけど。

 メスで切るときって、すーっといた痛みよね・・・
 あつーくなる感じの・・・
 なんていうか、ホントすらーっとしたような痛み・・・・

 想像できる一番痛い痛みを夢想しながら、対痛み対策をしていると、

「ちょっと痛いよー。」

 の掛け声で、指ブロックする先生。


 ほんぎゃ〜〜〜〜!!!!!


「いいいいいいいいたいた痛いたいた・・・」


 言葉にならない私の反応に、傍らで見ていた後輩達が噴出す始末。何だか今日の記事、「痛い」ばっかり連発してるなぁ。

 その後、麻酔は劇的に(当たり前)効いて、オペ中の出血をコントロールする止血帯の痛みも全然なく、寧ろ止血帯を作動しているほうがずーっと痺れて楽だという事に気付きました。
 指をどうにかされても全然分からず、持ち上げられても引っ張られても、へーでもなく。自分の腕がどうなってるのか、指がどうなってるのか、まるっきり感じられずです。

「今ね、ここからここまでぱっくり。」

 後輩達が入れ替わり立ち代り説明してくれるけど、本気で全然分からず。受け持ちの後輩が止血帯の時間をカウントしているのもまるで気にならないほど。

 痛くないって、すごーーーーーいっ!!!!

 華岡青洲、ばんざーいっ!!!!


 術野では器械だしの後輩がしこたま怒られているのを申し訳なく子守唄にしながら、かくいう私はうとうとしていたのであります。

 その時、仕事場では、

「何時も普通に見てるけど・・・

 私のオペを覗いては部屋を出、覗いては部屋を出、何人もスタッフがそうして繰り返しつつ、それぞれに言ったそうです。

「何時も患者さんのを普通に見てるけど・・・

 続きの言葉は皆同じ。




「うまうまさんって言うだけでグロイわ・・・・




 外科医が身内のオペを切れない訳が、何となく分かる、モグラーずでした。
 『この人はうまうまさん』って思うだけで、何故か気持ち悪くなるそうだ。


「でもね、すっごい真っ白で綺麗な腱でしたよ〜〜〜


 身体の中身を褒められちゃった♪

 てへっ

 

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