〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪

アクセスカウンタ

zoom RSS internal organs

<<   作成日時 : 2009/11/04 21:01   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 休日明け、突然寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしですか?この寒さで縮こまってしまわないで、元気良くしていてくださいませね!

 ご老人には辛い季節です。寒さで身体がこわばったり、動きがカチカチになっていることで、転倒の危険性が大きく成ります。寒くて寒い寒いって震えていると、骨内のカルシウムが放出されるといわれているらしく、お陰で転べば骨折という事になっていきます。冬に転倒・骨折が多いのはそういう因果関係?があるようですよ。私も以前整形外科の先生に聞いてほぉ〜っと思ったことです。

 寒いからと言って、部屋を暖めてその中にいればいいって云う訳にもいきませんね。日本人には日本なりの、四季それぞれに合った暮らし方があるものです。思えば、そういう暮らし方から外れていったとき、いろんな病気や怪我が出てきたわけですよね。
 子供は寒い日にも薄着ではしゃぎまわっていたものですが、今はそれをすると途端に風邪を引いたり、風邪ならまだしもインフルエンザ。なんだかその怖さだけが先行して、医療パニックです。

 なんという話しだしですが、特に医療話題を掻きたかったわけではなく、休日あけたらなーんにも書くことがなくなったという次第でして 楽しい事もなければ、しんどいことやばかばかしいことや、いらだつことばかりでいけません。仕事は相変わらずばたばたしていて、何でこんなに皆が忙しくしていなきゃいけないのか、てんで分からなくなってきました。

 仕事場では、なんだか時間の無駄が多すぎます かといって自分がどうする訳でもないのですが、オセロの駒のように、黒になったり白になったりと忙しいです。これが、自分の仕事がいっぱいで忙しいのではなく、人に振り回されているというのだから、余計に苛々としてしまうんでしょうね・・・。自分の小ささにため息です

 そんなオペ場のばたばたの合間に、病棟の看護師さんが手術の見学に入ってきました。今年入職した新人さんですが、一人にしていても興味深げに手術室内をうろうろしたり、不思議なことには質問してきたりと、なかなか楽しい子でした。

 見学していた手術は鏡視下胆嚢摘出術。所謂ラパコレです。私はその外回りについていた後輩の後見人としてずーっと部屋に居たので、その見学ナースのお相手もしてました。
 カメラがお腹の中に入っても、私には見慣れた光景としか見えないけれど、彼女にとっては未知の世界 お腹の中がどうなっているのかも、絵でしか見た事がないわけで。

「勉強してきた?解剖は分かるよね?」

 と聞いたら「はい」というので、臓器の脂肪や大網、肝臓をどかしたところにある胆嚢を、執刀医が鏡視下用のカンシで挟んだ時、

「今どこか分かる?」

 と、一発で胆嚢とわかる部分を指して聞いてみたら、

「はい!動脈を挟みました!」

「いや、違う・・・・

「え?違うんですか?」

「まだ動脈は見えなくて・・・・。あの白いのは胆嚢。」

「あぁ!!!!」

 完璧胆嚢だろう!

 私達は看護師になるときの勉強からずーっと、解剖学は教科書で習います。臓器の見本を観たりすることもあるし、本物そっくりの解剖のダミーなどで勉強することもあります。だからどこにどんな臓器があって、どんな形でと言うのは大概分かるものですが、それがどんな風にお腹の中にしまわれているかは、実際に見る機会がないので分からないんです。

 それが見れるのは、正しくオペ室の看護師のみ。病棟の看護師だって、人間の身体の中を見ることは殆どありません。血液を扱ったり、臓器の中に入っているドレーン類を扱うことはありますが、それがどこにどんな風に入っているかは分からない。

 私もオペ室に来るまでは分からなかったことですが、臓器って、ただポンとそこにある物ではないんです。胃なら胃がただポン!とそこにあるのではなく、膜に覆われていて脂肪がついていて、色んな動靜脈が入り組んで流れていて、人間のお腹を開いたままひっくり返しても、臓器がバラバラと一個ずつ飛び出てくる状態ではないんですって
 なので、お腹の中の光景って、絵や図で見るよりもずーっと不可解。一見しただけでは何がどれなのか分からないほどです。

 だから、病棟の看護師さんが、私達が簡単に胆嚢と分かるものを間違えたって仕方ない事。

「胆嚢に限らずね、臓器って薄くて丈夫な膜で包まれていてね・・・・」

 そこから講義が始まりです。私にかかると長いよ〜

 ラパコレは、胆嚢をはがし取る手術です。胆嚢に流れ込む動脈と胆管を処理して、後は肝臓に引っ付いている部分をぺりぺり向いていく訳です。その話をしながら、

「いわばミカンの皮を剥くようなものよ。」

 といったら、

「はい?」

 大真面目に聞き返され、

「・・・・ミカンの皮、あれを剥いていくような感じね。」

 再び繰り返すと、

「あぁ!そうなんですね!そうですね!」

 その多大なる共感はなんだ?

 でも、あながち表現として間違ってはいないと思います。ミカンというより、伊予柑やはっさくや、そう言った皮のごついものなのかもしれないけど。そとの皮に印を付けて、エイ!って剥いていき、一番強固に引っ付いているヘタの部分をしっかり引きちぎって、白いワタワタを綺麗にとって・・・・と、中身を食べるまでにやることは、胆嚢摘出と同じ事。じかに手で剥けるか、カメラを使って器械で剥くかの違いなのかな。

 患者さんにこんな説明は出来ないけど、看護師の考え方としてはこんなもの。

 だから、よくある人体解剖図などで普通に絵として臓器が描かれていると思いますが、実はそんなに簡単な話ではないという事です。お魚の臓器よりも凄い。お魚さんにメタボは無いので、お魚さんの臓器には脂肪が殆どなし。さらりとしたものです。けれど、人間のはそうはいかないですからね

 勿論、炎症を繰り返したり、色んな病気を何度もしていたら、それだけダメージからの回復過程も臓器自身に刻まれるというものです。
 看護師だからお腹の中をみても気持ち悪くならないというわけではなく、人間の中身って、本当に全く気持ち悪いものではないのですよ

 ただし、うちの手術場で扱うことの無い脳味噌は、わたしにとってはとてもとても興味深いです 簡単にぐちゃっといってしまいそうで、あれだけはうちのガサツな外科医達にも扱えないだろうと思います。

 いつか、まじまじと脳を見てみたいです。
 確実に目の前で動いている心臓とか

 絶対、人間の命に対する考え方が変わると思います。

 人間なんて、ホント、皮一枚の差なんですよね

 新藤さんも岡野さんも、皮一枚剥げば同じ。
 つまるところ、皮一枚剥げば、自分と同じ。

 見た目「かっこいーって言ってるのは、表面数ミリの部分。
 削っちゃえば同じ

 同じところに胃はあるし、同じところで心臓は動いているし。肺は二つだし。

 だけれども、その数ミリの部分で人生が変わることは幾らでもあって
 数ミリだからこそ、納得がいかないのかな。

 臓器まで違えば、お腹の中まで違ったら、少しは納得できるかも知れん

 例えば・・・

 京子さんには胃が三つあって、
 新藤さんは小腸が倍の長さあって、
 岡野さんには脳がお腹にもあるとか。

       (対象にしてすんません)

 心臓が右にあるとか、肝臓が左にあるってことぐらいじゃ驚かないからさ。


 著名人には、「心」っていう臓器が備わっているとかね


    そう・・・・「心」って、臓器じゃないんだよね。
    精神って、実質臓器じゃないもの。

    けれど、同じように病気になるんだよ。
    胃が痛むように、風邪を引くように、
    「心」も「精神」も、


       痛くて血を流すものなんだよ。


       ただ、出血してるところは分からないし、バンドエイドも貼れない。
       手を当てて手当てをしたり、痛いからって優しく撫でる事もできない。
       分からないから、薬が無い。



      だから多分・・・・涙が零れるんだよね・・・
       
        

       でも、
 
        出来るならあなたが、心の痛みで泣くことがありませんように。




  痛む「心」に優しい「手当て」が出来るような、そんな人になりたいなぁ

にほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病生活へ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

2011.10.21より参加しています。ぽちっと応援よろしくお願いします。

初心者なので、どの記事にもどちらも載りますです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
internal organs 〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる