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zoom RSS 若手台頭はいつ?

<<   作成日時 : 2010/02/04 23:35   >>

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 再開しようと公言したところで、すでに挫折しそうな勢いです。いや、これはもうホントに仕事が忙しいのが原因ですけど。

 1週間が、とてもとても長いモグラーず巣穴です。疲れ果てて、もう歩くのもしんどい。愛想笑いもしんどい。

                       

 昨日の事。

 私は午前中の婦人科手術の為手洗いをして準備をしていたら、患者さんが入って麻酔がかかった時、婦人科の先生がふらりとやってきて

「室温は下げないでね。」

 と言って手洗いにいかれました。

「は?」
 
 外回り、麻酔科医がキョトンとする中、ばたばたと入ってきたスタッフの一人が空調の室温を少し高めにいじりながら

「A先生、今日体調が悪くて熱が出てるんだって。だからオペ中も部屋の温度は下げないでって。」

「風邪?」

「分からないけど、昨日から40度あるんだって。」




 はい〜〜〜!!!????




 まだ患者さんの準備が出来ていない状態で部屋の中は患者さんを中心にバタバタとしているところへ、婦人科医が清潔手洗いを済ませてやってくる。婦人科医、ガウンを渡して手袋を渡すと、徐に傍らにあった椅子に座り、項垂れる。

「・・・・せ・・・・先生?」

 暫く蹲るように背中を丸めて座っていた先生は、ゆっくり顔を上げると

「・・・・ん?」

 



 やばいっすーーー!!!!!



 先生が変ですーーーー!!!!!




 死にそうですーーー!!!!!




「主任さーーーーんっっっ!!!!

 清潔がウンをまとっていたので、周りの障害物に気をつけながらルームを飛び出し、オペのタイムキーパーをしていた主任さんを探す。

「何?何ナノ?何か必要なものでもあるの?」

 清潔状態で部屋から出て行くと、大概そう聞かれる。
 けど違う。

「外科医を呼んでください。」

「は?」

「A先生、体調崩してるみたいで、今日の手術乗り切れるかどうか心配です。」

「・・・・熱が出てるって言ってたけど。」

「なんか尋常じゃないです。」

「分かった聞いてみる。」

 いつも大きな手術には外科医がアシストに上がることがあるのですが、昨日はその外科医も手術が立て込んでいたんです。 もともと今回の婦人科手術はあまり大きくない手術だと考えていたようで、婦人科医自身も外科医に応援を頼んでいなかったらしく、看護師と2人で行う予定でした。

 でも、緊急事態ーーー!!!!

 私が前立ちでは、どうなることか!!!!???


 手術が始まって飛び込んできたのは、外科のルーキーさん。隣でしていた外科の手術が一段楽したので、こちらに応援にきてくれた様子。

「うまうまさん、代わります。」

 開腹の為に鈎持ちをしていた私の位置にとって代わってくれ、一安心。
 術式は子宮・付属器摘出術。
 さくさくいけば1時間程度。

 けれど・・・

「・・・・なんじゃ、これ!?」

「なんですか、これは?」

「・・・・エコーで見えてたの、これ?」

「いいや、ちゃんと腫瘍は別にある。」

「・・・・なんでしょう?」

「なんだろう?」




 開腹した途端、この会話。

 もしかして?




「腹膜播種?」





「・・・・・なんだろうか?」





「すみませーん、拡大手術になるのでそのつもりで〜〜〜




 結局、単純腹式子宮摘出だと思っていたのに、そのまま癌根治術になってしまい、時間延長。家族を呼んでのIC後、気合を入れなおして再開です。
 いやな予感がしたのよ

 オペ前準備をしている時に、「もしかして要るかな?」「拡大手術になったこれ出して。」と依頼していたもの全て必要になってしまい、

「手術は準備80%。」

 を痛感した次第です。嫌な予感ばかり当たるんだから

 婦人科手術の醍醐味は、骨盤腔内をしっかり見れるという事。後腹膜の総腸骨動脈や下大動・静脈、尿管など、子宮がない分とてもはっきりと見えます。

 若き外科医に

「先生、災難でしたね。婦人科手術に呼ばれたばっかりに長い手術につき合わされて。」

 と言うと、

「骨盤腔内をこんなにしっかり見れるんだから、全然!
 いつも子宮がめちゃ邪魔でさぁ。こんなにはっきり見えるの、凄く勉強になるよ




 おおっっっ!!!!



 その笑顔がまぶしいっっ!!!!




「初めて見たよ〜、骨盤内の動脈とか〜

 

 なんて無邪気なんだ!


「でも先生、外科医たるもの、直腸癌をいじるんだったら必要な知識じゃないの?直腸癌が膀胱や子宮に浸潤していたら、全摘しなきゃいけなくなるんだし。」



 さらっと聞いてみたら、外科医の目が突然キラリ!
 
 清潔手袋で指さされ、



「そう!そうなんだよ!」


 
 ・・・この人、絶対根っから外科医だよ



「でもね、昨今自分で摘出できる技量があったとしても、専門医がいる以上その先生を呼ばなければ行けないものなんだよ。」

「そうなの?」

 当麻先生は自分でやってですよ?

「何かあった時に、結局『婦人科いが居るのになぜ呼ばないんだ!』って話になるわけ。」

「専門性が問われすぎですね。」

「そうなんだよ〜。何もなく取れるとしても、何かあった時には何もいえないから、結局手を出せなくなる。」

「でも外科医として知ってなきゃいけないことだよね?専門家におんぶに抱っこじゃなくて。」

「そうそう。だから勉強になる。」




 うおっ!目がっっ!!!



 最近こんなに志し高い先生に会ったかしら?




 そんな後光に刺された昨日の今日、上司の先生から

「N先生、そこどいてっ!

 と言われてすごすごと自分が主治医の患者さんなのに、執刀医の立場を明け渡す研修医の僕を傍らで見つめていた私。

 器械だしの私より後ろに立ってる主治医って・・・・・
 なんか可哀相になってきたし

 筋鈎を握り締めて手術の成り行きを見つめている研修医の僕。

「センセ、こっちの器械に変えようか。」

 と、手頃な器械を渡して術野に送り込もうとする私。
 器械出しって、先生出しのこと?
 


 研修医の僕に後光が差すのはいつ?
 
 少なくとも、後ずさっていては駄目か・・・・


 
 
 

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