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zoom RSS 家族の真ん中に。

<<   作成日時 : 2010/02/14 22:34   >>

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 病院当直を終えました。やっとこさです。こんな生活(???)が始まって何年になるんだろう?いつのまにか病院当直も手術室ナースの当たり前になりつつあります。あんまり芳しくない傾向だけど。

 バレンタインデーに明けということは、悲しき独り身には願ってもないことで、一頻り寝て過ごしました。
 あんまりにも寝てばかりいるのでちょっと動きたくなり、普通にドライブに出たら中国山地で迷子になり、工事中の道路の終りに気付かず、そのまま崖下へダイブするところでした。このときばかりとかなり焦った 気が付いたら車のライトが消えていて、何故かウィンカーがチカチカ・・・・ギアがニュートラルへ入っていました。車の中で一人微妙に苦笑いです。
 まぁ、よく見たらとてもせまーい道が隣に続いていたんだけど、単に夜道で見えなかっただけだったみたい。

                  

 病院当直はインフルエンザラッシュも下火になり、聞いていた嘔吐・下痢の症例も殆どなく、大抵は微妙な風邪引きさんです。インフルエンザの検査をしてもマイナスばっかりだし、インフルエンザを疑うような症状もないし、ワクチン接種済みっていう子が多いんですよね。しかも、40度あっても元気に走り回ってることが多い。

 子供の生命力って、へんな空回りをすることが多いよなと気付くのであります。

 熱が出ていてもご飯も水分も取れている子が多く、嬉しい事に点滴をしなければならないほどの脱水の子は居ませんでした。良かったです。
 来院するのもポツリぽつりと言う感じで、こちらとしては一番しんどさが増すパターン。一人終わってもう来ないかなって思っていたらやってくる、というのを繰り返すので、気が上がったり下がったりなんです。当直の後半は私に割り当てられた休憩時間だったので、日付が変わってからはほとんど寝てすごしましたけど

 今回ご一緒させていただいた先生は、近くの大学から来られている小児科の先生で、救急外来に入ってこられたときに

 どこの高校生?

 という位可愛らしくって若い先生。管理当直の主任さんと顔を見合わせて「若いよね〜」って言い合ってました。けれど、名前を聞いてもIDが出てこない。オーダリングの入力には、先生個人のIDが必要です。それはたった一回当直にくるだけの先生でも同じ。使っているオーダリングのパソコンで先生のパスワードIDを探すことが出来るんですが、何度入力しても検索に引っかかってこない。

 もしかして?

「先生、つかぬ事をお伺いしますが、名前が変わられました?」

 どうにも動かないパソコンを前にしていた先生、「え?」と顔を上げて恥ずかしそうにニコリ。

「え・・・えぇ。だから旧姓が○○なんです。」

 背後にうふっ♪という擬音が聞こえそうなはにかみ方に、おばさん看護師2名

「・・・・・あ・・・・そーですか・・・」

 検索したら新姓で見つかりました。以前うちの病院に来られた時はまだご結婚されていなかったので、聞いた時にわざわざ旧姓を名乗られたようですが、大学の方からは新姓で予定が入れられていたようです。
 
 女の先生には、二種類あります。というか、私が感じるに、女医さんには2種類の生き物があります。

 ・ハイテンションお友達医師

 か

 ・クールビューティー

 か。

 まぁ、グレーゾーンもあるだろうけれど、どちらかに分類されることは確か。冷たさで言えば男性医師より女性医師の方が厳しく冷たいことは多いです。どんなに人当たりが良くてハイテンションでお友達のような関係の先生であっても、え?と思うような冷たさを感じることは度々あります。まぁ、人間誰だってそうなんだろうけど。男性医師の冷たさとはまた一種違って感じられるのは、同性だからこそ「分かる」部分が多いからなのかもしれませんね・・・。

 私、女医さんが苦手。今まで出会ってきた女医さんにいい人が少なかったというのも一理ですが。

 当直で女医さんにあたってしまった 初めての経験です。ただでさえ気を使う他院の先生のうえ、女医さんだからというのもあり、先生の診察スタイルが分からないというのもあり、余計に気を張ってしまい、動物園のクマ状態。うろうろ、うろうろ・・・。
 診察の介助は主任さんに任せ、私は診察室には立ち入らず。専らやってくる患者さんのアナムネを聞きまくる役でした。

 今回はやってくる子供達が熱はあるのに元気はあるという状態の子が多く、お母さんより子供達と話していたほうが多い気がします。

 しかしまぁ、日付が変わっても一人の子供の発熱の為、一家総出で病院にやってくるご家族は意外と多い事に気付きます。

 熱のある子供を抱いてるお父さん、荷物を抱えておろおろするお母さん、待合室を走り回る兄弟達、一緒に住んでいるのか呼ばれたのか分からないけれど、何をするでもなく傍にいるおじいちゃんおばあちゃん。

 えーっと・・・・誰に話を聞けばいいのか?
 どれが患者さん?


 ということもあったりして。
 0時過ぎに外出している兄弟達は元気なので一頻り遊んだあとは眠くてぐったり。帰りにはよろよろと手をひかれて帰っていってました。家で待ってるって事が出来ないのか、おいてくるのが心配なのか・・・。核家族ならそれも考え物でありますね。両親と子供が病院に行ったら、残るは兄弟のみ。だったら連れて行くしかない。
 でも、おじいちゃんおばあちゃんも一緒って?

 世の中には色んな家族があって、色んな事情があるんでしょう・・・

 見るからに若いカップルが連れてきた子供は、発熱が主症状。状態の経過を聞いて、

「昨日から熱が出ていて、今日も続いてるからお昼間に開業医の先生の所にいって、インフルエンザ検査してマイナスで、別のウイルスの感染症の診断が付いて、薬も貰って・・・・」

 聞いた話を要約して繰り返しながら、私は言葉を飲み込みました。




 ・・・・じゃあ何故来たの?




 いかんいかん!!!こんな言葉、発しちゃ駄目ーーー!!!!




「えーーーーーーー・・・・っと・・・・・

 で、どうしたんだろう?」




 苦し紛れで出た言葉がそれでした。出した途端にお母さんが

「え?

 と、きょとーーーーん

 ああっ!!! お母さん、真っ白になってる!!!!

「まだお熱がつついて心配なのね?他にひどくなった症状とかある?」

 慌てて聞き返しました。来院した理由がはっきりしないと、どこがポイントなのか分からなくなるんです。この子の場合は診断も付いていて薬も貰っている。うちの先生が、他にすることは何があるんだろう!?と思ってしまうじゃないですか!!!

「酷くはなってないです・・・」

 ありゃ・・・予想ハズレ

「じゃ、食べたり飲んだり出来てる?」

「・・・・そういえば少ないです・・・」

「下痢してない?」

 エトセトラ、問診は続いて診察へ。私の書いた経過を読みながら、先生が首をかしげるのが分かる。

「感染症の診断は付いてるのね?薬も貰ってる?」

「はい。」

「熱さましは?」

「貰ってます。」

 先生は子供の診察をしてもう一度首をかしげ、どうしようかと思案しているところ、

「熱さましの薬は座薬?」

「・・・・いえ、飲み薬・・・」

「食べられないんじゃ、飲めてないんでしょう?」

「・・・・はい、飲んでません。」

「熱が高くてしんどいのが原因なら、熱さましの座薬を出そうか。」

「・・・座薬・・・?」

「そう。家にある?」

「・・・座薬、入れた事がなくて・・・」



 診察室、一瞬停止



「・・・・じや、ここで一つ入れて帰ろう。」

 解熱鎮痛剤の座薬の指示が出て、処置室で主任さんと2人、お母さんを間にして座薬挿入の講義。といっても、オケツに入れるだけなんだけど。

 剥そうとしたオムツはおしっこでずっしり。しんどい時でもオシッコが出るのはいい傾向。

「あ、出てる出てる。」

 主任さんとわいわい言いながらオムツを脱がせているとお母さん、

「・・・・朝から変えてなかった・・・」




 ええっ!!!!!!!!!?????




 最近の紙おむつ、そんなにさらさら快適なの!?




        ある意味、肝っ玉母さん。


「じゃ、替えのオムツあります?」

 お母さん、ブランドバックからさくさくと紙おむつを取り出す。見ると2.3枚常備している様子。
 ・・・・だったら変えてあげてね・・・・

 熱さましの座薬を入れてオムツ替えて、その子はご帰宅。薬出すにもちゃんと前医で貰っているし、何個かの座薬は処方したけれど、入れた座薬で熱が下がればだるさがとれて、飲み薬だってのめれるようになるかもしれないしね。

 そんなこんなで、不思議な家族が一杯でした。けど、私の物差しで計って「不思議」なだけで、それぞれのご家庭はそれぞれの生き方があるんだし、全部をそのまま受け入れるしかないのが医療です。それに、悪い訳ではないんだしね。 明らかに変、おかしい、介入が必要っていう家族ではないんだし。座薬入れられなくったって、ちゃんとその子にとってお母さんしていれば何てことないもの。家族総出で来院しようが、それがそこの家族の当たり前なんだったらそうなんだもの。

 自分の普通は、誰にとっても普通である訳じゃないんですよね。自分が育った環境が一番安心するものだから、それと違うと「何?」って思いがち。医療者に偏見はご法度です。

 にしても、やっぱり当直は疲れます。
 ついでに、やっぱり勉強にも成ります。

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