〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪

アクセスカウンタ

zoom RSS うやむやむにゃむにゃ・・・・ふにゃふにゃ。

<<   作成日時 : 2010/04/21 23:42   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

 今日の私は大忙し・・・って程も無いんだけど(どーいうこと?)、何故か余裕なく手術の予定が入っていて、一件送り出したと思ったら次の手術までの時間が20分しかない!という状態を繰り返していました。
 幸いにも私の担当は全て外回り看護だったのですが、実際には器械出しよりも外回りの方がずーっと大変なんです。やることもいっぱいあるし、準備する事だっていっぱいある。器械出しは器械準備すりゃいいんだから、楽っちゃ楽

 そのため、毎回の手術には外回りの応援看護師が付いてくれます。いわば3人で一つの手術をするといった感じですが、応援看護師は主に患者さんの入室から麻酔導入、手術開始までが任務。それが済んでしまえばまた自分の仕事に戻る訳です。

 でもいないよりはありがたい(役に立つ人なら
 けれど、遅出勤務の今日、一緒に働くメンバーが2年目と3年目

 こんな言い方も申し訳ないけれど、モグラーずスタッフの中で一番私とテンポの合わないメンバーなんです。しかも、一番看護観がかけ離れている気がするまぁ、いうなれば新人モグラさんに毛が生えた程度ですから、お局と小童みたいなもんですよ、今回のメンバー。
 こういっちゃなんですが、動くリズムがあわない上、看護として、『仕事』という事においても考えていることが全く真逆のような気がします。どんだけ偉いんだ、私!ってな事が言いたいのではなく、やっぱり個人個人の仕事に対する考え方とか捕らえ方とか、やり方とか哲学とか、そういうものって行動に現れてくるものです。

 私は自分の患者さんなんだから自分のやり方でやりたいんだけど、私のやり方って意外と「面倒くさい」と感じられたり、「合理的ではない」といわれたりってな方法が多いんです。一手間を加えているだけなんですが、その一手間が巡り巡って二度手間になったりするのが私の駄目なところ。(治せよ〜)

 けれど「ココだけはなんと言われても変えられない!」という手術室看護哲学を持つ私。(偏屈とも言う)応援として準備を手伝ってくれている後輩の準備してくれている所を、一つ残らず「私仕様」に変えていく訳です。それだけで私はもうへとへと といっても、私の我侭で変えるのではなく、勿論患者さんの為。
 結局全てのチェックができないまま、時間がなくなってしまい患者さんが入室

 患者さんに気付かれないように、あっちへ目配せ、こっちへ目配せしながら導入して体位固定して手術開始!となると、気がついたら仕事量は後輩の倍。

 この辺が難しい指導になるんですが、「気がつかない」ことの多いこと。ひとつの事に集中してしまうと、視界が狭くなるのがモグラーずの若者達の姿です。なので集中していた一つの事が終わってしまうと、次に何をしたらいいのか分からなくなる。その傍で別の人が別の事をしていたら、それをするしかなくなってそれを手伝おうとするんだけど、10ある仕事のうち、一人で出来る一つの仕事を二人でしていたら、時間がいくらあってもたりない。だから

「人がやっている事に手が要らないなら、別の事をして前へ進め。」

 と指導していたのですが、どうやら「別の事」が分らなくなるようです。一年目ならまだしも、2.3年経っていると「出来る仕事」に対して指導されるのは気に食わないもののようです。気付いて欲しいんだけどなぁ〜なんて思いながら、後輩が私のしていた仕事を手伝いにやってくる度、丸投げして自分は違う事柄に着手する訳です。

 しかも、後輩の考えることは後手後手に周りがちです。「もうしたよ」っていう事にばかり気が付いて、やろうとして「あれ?もうしてある?」という羽目に。手術の準備にどれだけの事が必要なのか、どれだけの事をどれくらいで済まさなければならないのかが分からないと、この辺は中々理解しづらいところではあるんですが、まぁ兎に角、

「先輩がちゃんとしているかどうか確認しているんです。」

 と言わんばかりに、状況も見ないで後だしじゃんけんの様にめくって「よし!」めくって「よし!」を繰り返されていると、時には私も

「もうしたよ!

「終わってるから!

「そこはいいから!」


 って声を荒げてしまうこともあるものです。狭小な先輩でごめんよ
 周りを見ていたら、誰が何をしているかくらいはわかるものです。そんな東京ドームの端と端じゃないんだし、肩が触れ合うような位置で仕事をしているんだから、相手の後輩がどう動いていてこれからこれをするつもりなんだなと言うのは嫌でもわかる。ってか、分ってないと同じ空間で時間勝負で働けない。ってか、分ってくれ!(←懇願。)
 
 自分が仕事をしやすいように、と言うわけではないんです。勿論気持ちよく仕事をするためには、チームワークが必要。チームワークって、お互いが何を求めていて何をしているかって言うのはわかるものです。自分の看護観よりも作業効率とか、相手の迷惑より自分のためっていう仕事の仕方、おかしいんじゃないか?それってチームワークか?そのチームに患者さんは入っているのか?

 私はこの後輩2人にたいしては、いつこの考えをぶちまけようかと思っているのですが、きっと受け流されてしまうので口をつぐんでいます。なんと言うか「自分」に確固たる自信があるようなので、聞く耳を持っていないというのが実際。それでも、そんな偏見を持ってちゃダメだよなーと、広い心で受け止めようとするのですが・・・・

 ヒアルロンさんの様にねっとり壊さず受け止める優しさはなかなかもてまへん

                     

 そんなバタバタしていた私の担当手術室。
 でも言うほどバタバタじゃないんだぞ!私は視界から消えるのが得意なので、患者さんに分らないように色々仕事をこなすのが得意ですから。
 
 患者さんに全身麻酔が導入されて容態が落ち着き、手術準備が整ったので先生が手洗いに行っている間に、足りなかった必要物品をとりに走っていた時の事・・・

 朝から外科の開腹手術をしていたルームに、ようやく患者さんの移乗用のベッドが運ばれて行っていました。手術するルームにベッドが入っていくのは、患者さんがもう麻酔からの覚醒間近という事。ベッドに乗ってICUへ帰っていくのだという事です。そういえば、廊下を歩いているのは手をおろした外科医。
 
「やっと終わったみたいだなぁ。」

 こっちはこれから始まるのになぁ〜と思いながら物品を手にして廊下を走って戻っていると、

「Sちゃーーーーーーんっっっっ!!!!!」

 廊下に轟く後輩の声。呼んでいるのは、外科の器械出しについていた後輩の名前です。この子がとっても声が大きい子で、一気に緊迫した雰囲気がモグラーず巣穴に走ります。
 自分の部屋へ入り込んだとき、器械だしの後輩が

「・・・何があったんですか!?

 別の後輩の声が聞こえていたらしく(当たり前だ)、目をひん剥いてビックリしている。

「知らんのよ

 こちら担当の整形外科医がまだ手洗い中だったので、患者さんを麻酔科医に任せてちらりと外科ルームを望む廊下へ出てみると、外科ルームにはわらわらと人が集まっていて、ルームに入っていたベッドがゆっくりゆっくり、廊下へ出されていく。

「ねぇねぇ、ベッド出てきてるよ。」

 そう思ったら、先ほど名前を呼ばれていたSちゃんが手洗い場に駆け込んでくる。器械を運ぶ雑多な音が響き、がらがらとワゴンのキャスターの音が響きわたる。

 
 うちの患者さんが眠った後でよかった〜〜〜〜


 精神的に少し弱いところがあった今回担当の患者さん。入室の時から片頭痛が激しくなっていたり、血圧が変動していたりと心配していたので、起きているときにこんなバタバタに遭遇していたらもうパニックだったはず。

「ななな・・何があったんですかーー!!!」

 整形外科器械だしの後輩は自分の事じゃないのにびくびくしながら様子を知りたがるけれど、私だって離れる訳にはいかないのではっきりしたことは全然分からない。とにかく『何かあったんだな。』という程度。

「ベッドが出てきたって事は、まだ帰れないって事で、器械だしのSちゃんがまた手洗いしてるって事はまた開腹するんじゃないの?」

「何があったんですかね?」

「さぁ・・・」

 ココの時点で「何があったのか?」といわれたところで、うちの手術室で起りうる考えられることは全て予測が付きます。「さぁ」と言葉を濁しながら、せめてせめて、患者さんの容態に関係ないことだけでありますようにと祈るしかない訳です。

 覚醒間近で患者さんの容態に異変があった時は、ベッドとか器械の話じゃなく、救急ワゴンと除細動の出番。ましてや常勤の麻酔科医は私の患者さんの傍にいる。だから命がどうのという事ではないのは確か。だとしたら、こちらのミスが大いに考えられる。

「どしたの?」

 あっけらかんと麻酔科医も加わり騒動を見つめていたら、複雑な面持ちの師長さんがやって来て麻酔科医に耳打ち。それを聞いていた麻酔科医が突然

「ぅははははは!」

 最早笑うしかないといった感じで乾いた笑い声を上げ、それを聞いていた整形外科医はその笑い声につられて

「うへへへへ。」

 と笑う。



 なんだ、この手術室?




 その後、整形外科の手術が何事もなく進行しているところへ、主任さんがやって来て私のケツを一発

「いてっ。」

「うまうまちゃん!」

「はい?」

「大変だったわよ!」

「そうそう、何があったんですか?バタバタしてましたね。」

 聞くまでもなく、私の脳裏にある予測。




 『そりゃあーた、多分ガーゼの置忘れだわよ。』




「も〜〜〜〜!!!!

 小声ながらも、憤懣やるかたない主任さんの気持ちの篭った唸り声のあと、


「座布団が残ってたのよ〜〜〜!」



 ・・・・あ、ガーゼじゃないの?
 いやまて、座布団ってガーゼより大きな1/4ハンドタオルくらいのものじゃね?
 (ちなみに、いろんな使い方があるもので、肌触りが途轍もなく気持ちよい、
  ガーゼの分厚い版みたいなものです。納品されたばかりのお座布団は、
  頬摺りしたくなるほど私のフェチ感を刺激するものです。ぱふぱふで
  ふわふわでぽふぽふでもううっとりでごんすよ!)



「何故に?」

「いつもは置かないところに何故か今日は使ってたのよ!」

「どこに?」

「下腹部。」

 主任さんは自分のアッペの辺りを差して言う。


 

 ふと過ぎる、疑問


 

「今日、大腸手術でしたっけ?」

「違う。マーゲン。」



 マーゲン=胃。



「じゃ、何故?」

「電気メスが当たるからって。」

 麗しい愛情

「・・・・・・・・・・・・・マーゲンで?」

「・・・・・・・・・・・・・マーゲンで。」







 どこまで切ってるの?






「でも、カウントしますよね?」
 
「カウントも違ってたの。」

「ハイ?」

「使い残った座布団も10枚、出てきた座布団も10枚の計算で、合致してしまったの。」

「残ってるのに?」

「合ってしまったのよ〜〜〜!!!




 一生懸命状況を私に説明してくれる主任さん。
 なんら問題なくいつものとおりカウントをしている様子しか想像できない。




「あの・・・・・・・腑に落ちないんですけど?どこでどうしたらカウントがあうんですか?」

「だから、10枚と10枚で!残ってるのに10枚だったのよ!」



 しゅ・・・・しゅにん・・・・・マンモス分らん



「だから!」



 どうしても伝えたくて、どうしても伝わらない状態の私と主任さん。痺れを切らして主任は私を部屋のガーゼカウント用スペースに連れて行き、状況を再現。

「だから、ココでこうで・・・ここでこうで・・・・ここでこうだったのよーーー!」

「あぁあぁ、はいはい。」

 そこでようやく理解する私。


 手術室では、お腹の中に物を残さないため、器械のカウント、ガーゼのカウントなど、手術で使用する全てのものを外まわり看護師と器械出し看護師で数の確認をします。数が合わなければ先生には閉腹をさせない決まりです。けれどどうしても起ってしまって、残したまま患者さんが手術場を出てしまうことが無いように、開腹手術などでは必ず最後にレントゲン写真をとり、残存物の有無の確認と共に、状態の把握やドレーンの位置等を確認しています。(異物の残存の確認以外に、ドレーンの位置、お腹のガスの状態などなど、最後のレントゲン写真には重要に確認事項が沢山あります。)

 今回、患者さんの麻酔覚醒前に取った確認のレントゲン写真に、

「何、これ?」

 という異物がしっかり映っていて、閉腹前のカウントは全て合っていたので半信半疑、もう一度カウントを確認したらおかしなことになっていたというわけです。決して閉腹時のカウントのやり方をミスしたというのではなく、しなかったわけでも怠惰でもなく、どこにも責任が無いようなアクシデントの一つのようです。
 きちんと決められたやり方をし、カウントをし、警戒しながらきちんと仕事をしていたのに、それでも起ってしまう。幸いにも気付いて取り出し、患者さんに全く問題はありません。このまま手術場を出ないように、最後の確認としてレントゲン写真を撮るわけで、その砦がうまく見つけて食い止めてくれたのであります。

 人間のすることだから時には間違いだってある、と言う言い訳は医療現場では通用しません。ありうることでも起してはならないのが医療現場。それだからこそ、考えもつかないような重圧の中で仕事をしているのが手術場です。(どこの部署も同じ) 
 無いのが当たり前だと思われるでしょうが、無いのが日常の奇跡のようなものです。無いようにしているスタッフの努力と仕事ぶりは、本当に凄いものなんです。
 
 お腹の中に使うものは、ガーゼなり座布団なり、残っているとレントゲン写真に写るような細工がしてあります。しかも、レントゲン写真を見慣れた私達が見れば、異物が映っているのは小さな蜆大のガーゼでも分ります。
 私はその写真を見ていませんが、術後残ったガーゼが映ったレントゲン写真を見たときの愕然とする気持ちはなんとも形容しがたいです。「あーあ・・」というものではなく、自分の血の気が引く音が聞こえてくるくらいです。

 すぐさま取り出され、事なきを得ました。きっと医師はそのように説明して、大丈夫だからと太鼓判を押してICするのでしょう。こちらのミスはミスなのですから、きちんと説明する必要があります。

 私は自分の手術があったので、この全てを後から聞くだけだったのですが、日勤の仕事が終わってスタッフが帰り支度を始めた頃、当事者のスタッフが記録机を囲んで「事故報告書」を書いているのを見かけました。(私は遅出でまだ自分の勤務時間中。)

 どの病院でも、インシデントであれアクシデントであれ報告書を書きます。ミスしたことを始めとして患者さんに影響のなかった些細なことも、自分自身に降りかかった災いも、仕事中の事であればなんでも。備品を壊した、針刺しをした等と言ったものです。

 この事故報告書、出来れば生涯書きたくない報告書の一つ。私も何度かお世話になっているけれど、これを提出する時のなんとも絶望的な気持ち・・・

「報告書なんて大層なものにするから駄目な気持ちをあおってしまい、よくないんです!」

 と豪語したこはあるけれど、上司は

「じゃ、どうするの?」

 だけでした・・・・。がっくり。
 
 その事故報告書を書いている後輩達(もう私にとっては殆どのスタッフは後輩だし)。さぞかし辛いだろうなぁと思い、お馬鹿な口は塞いで静かに見守っていると、

「ねーねー、これって分類は何?」

 と言い合う声。

「これ?ちがうよね〜。ん〜・・・」

 一瞬、尻上がりになる疑問符。



「『記録間違い』?あはは〜、そんなわけないか〜〜



 ・・・・・・・・・・・・・・・・はい?




「あはは、じゃぁなんだろ〜〜〜?ねーねー。」





 業務上のミスでえかろう!!!!!





 その明るさに、叫ぶ言葉を失いました。
 確かに、全部自分のせいじゃないよね。
 色んな要因が重なったものだから、筆頭は自分じゃないよね。
 相手でもないよね。
 先生でもないよね。




 けど、この雰囲気は何?





『は〜い、反省しましたぁ〜


 っていう神田うの的雰囲気は何?

 これでいいの?




 アンタそれでいいの?




 確かに取り出して一安心、患者さんは絶対大丈夫!って胸張って言えるけど・・・。

 



「はぁ〜、やれやれ



 的な流れはなんなのーーーー!!!!?????



 いつの間にこんなに堕落したの、モグラーず?
 職業人として、職人として、プロとして、




 何か間違ってない!!!!!?????

 


     それとも、私が変なの?

  

にほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病生活へ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ
にほんブログ村

2011.10.21より参加しています。ぽちっと応援よろしくお願いします。

初心者なので、どの記事にもどちらも載りますです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
うやむやむにゃむにゃ・・・・ふにゃふにゃ。 〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる