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zoom RSS 犬、いぬ。猫、ねこ。

<<   作成日時 : 2011/08/02 03:18   >>

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 ぼんやりとNHKを見ていたら、日付が変わろうかというとき。Eテレ2355近く。(←分かる人は分かる。)

 流れてきた映像と歌に、ほっこりしてまったりして、何とも安らか〜な気持ちになっちゃいました。読者の投稿写真でできてる、短時間『みんなの歌』的なもの。

 流れていた歌は、

「わたし、犬、いぬ」

 というもの。ネットで検索したけど、結構話題(?)のようで。色んなバージョンがあるようだけど、私は今日聞いたのだけなので、一番これが好きかも。

 わんこの写真と共に、好きなもの、嫌いなもの、でも一番嫌いなのはこれって歌われると、あぁ、なんか分かるなぁ、わんこもこんな風に考えてるんだよなぁ、わんこの好きってほんとに好きだよなぁってにやにや(いや、ほのぼの)しながらジーンときながら聞いていたら、


♪〜 そして私の願いは一つ

    ずっとこの人と一緒に

    いられますように・・・    〜♪

 


 何だかほっこりしすぎてジーンときすぎて、涙腺うるっとくる歌です。

 あぁ、わんこも同じように思っててくれるかなぁ、私がずーっとそこにいて欲しいと思うように、わんこもずーっとここに居たいと思ってくれているかなぁと、思わずうちのわんこを思い返しました。

 私が帰った時にちゃんとずーっとそこにいてくれるように願うと同じ強さで、わんこもずーっとこうしてここに居たいと思ってくれていたらいいのになぁと、我慢をさせることの方が多い毎日に思いを馳せるのであります。

 そして、その思いは、人が人に恋して、人が人を愛して、ずっとこの人と一緒に居られますようにと願うのと同じように胸を暖かくしてくれているんだろうなと思うのであります。

 夜中、一人ぼっちの狭い部屋でこの歌を聞いて居たら、急に切なく寂しくなったしまいました。

 けど、いい歌だな。

画像



                       

 夜勤続きでまともな時間に生活していないというのもあり、起きているときは大概だれて疲れているというのもあり、メールをしたり書くのも億劫になってきている、怠惰な私です。この時間が一番元気かも知れません。けど世の中は丑三つ時っていうヤツでして。都会都会と言っている住宅地の信号だって点滅してるし、周りの家々は真っ暗。普通の生活じゃないなぁと思いながらも、眠れないからぼんやりしていることが多く・・・。

 あぁいかん。だんだん怠惰日記になってきたし。

 さてはて、こんな時にすることと言えば、大概読書です。本当だったら仕事と関係でいろいろしなきゃいけないこともあるんだけども、まるでやる気にならない。(仕事に情熱が無かったりするから怪しいもんだ)

 昨日読み上げた本は、途轍もなく深く柔らかく暖かい本でした。

 「猫鳴り」  沼田まほかる:著

 どこかで聞いた事がある題名だと思います。ここ最近文庫化された本で、じわじわと人気が出てきて話題にも上っていた本です。その本がハードカバーで出版された時、地元の本屋では見向きもされない場所で、平積みにもされずに普通に「新刊」の棚に普通に一冊、ぽいとほおりこまれるように立ててあったもので、何気なく手にとって何気なく買ったものです。
 当時私は好き勝手本を買って、何冊も未読の本を抱えては一冊ずつ気になったものから読んでいくというスタイルの読書でして、買ったはい鋳物の読む気にならなかったらそのまま置いとかれるっていう事もざらにありまして。恥ずかしながら、今話題になっているこの本も、たぶん発刊すぐに買って今まで眠っていたものです。近畿に引っ越しした際に一緒に持ってきていたのですが、この一年もやはり手つかず。

 この間何気に本棚を見ていて、晴一くんの時の尾と一緒に並んでいるのをも見つけ、そういえば読んでない、と気づいたのがきっかけです。

 いまや犬派のような私ですが、猫も大好き。ってか、動物何でも好きなんだけど。

 物語に貫かれる一匹の猫。主人公と言えばそうなのかもしれないし、キーパーソンと言えばそうだし、名わき役と言えばそうかな…・。でも何だか、物語のすべてを知っているのはやはりこの一匹の猫何だなぁという感じです。

 3部からなる一冊の物語は、難しい人と人との関係と、危うさと、それでもなお底辺を支え続ける暖かさや絆や愛情、そういったものを全て描き出します。
 この本の前に読んでいた重松清さんの『季節風』は、家族の色んな姿を色んな形で描き出す短編小説集だけども、このシリーズ、重松さんらしさあふれると言えばそうなのかもしれないけど、私はそういう『臭さ』がすごく嫌でして…重松さん自体は好きなんですけど、この方の描く『家族』、特にこのシリーズは何だかドラマじみていて、こういうのもあるっていう物語以上に、「かくあるべき」「裏はこうなんだよ」「やっぱり家族だなぁ」と言う感じがありありとしていて、『家族を持たなければ何もない』と言う感じにも響いてくるのが苦手…。

 だからといって重松さんの家族像が嫌いなのではなく、多分このシリーズのコンセプトがこういう感じなんだろうなぁという『家族の平凡だけどそれゆえの凄さ』っていうのを「こうあるべき」と言う形で押しつけてくれる様が嫌なんだなと分析したりして見てます。でも読むんだけどさ。

 独身の私には、「自分の家庭を持つべき」「家族であってなんぼ」という、家庭を持った人の押しつけがましさにも想えてしまい、ダメですね…世話好きの人の「何で結婚しないの?結婚っていいよぉー、子供っていいよぉー」っていう、こちらの事情構わずの言い分を聞いているようで嫌なのかも。子供が作れないカップルに「子供っていいよぉ、持つべきだよぉ、人生変わるよぉー、なんで作らないの。」っていってる様なもの。まぁ、私の偏見なんだろうけど。

 重松さんはでもすごーく片意地張らない身近な風景で物語を描いていく方で、そのスタイルはとても好きなんですよ、私も。

 さて、話は戻って『猫鳴り』ですが。

 何の情報もなくただ読み始めた物語なんですが、文体がとても柔らかく、苦も無くさらりと読めてしまえる口調で物語が進んでいきます。癖のない、さらりとした言い回しだったり、でもどこかに『文学』的な言い回しがあって「ん?」とさせられたり、頭の中に作り上げる想像図に思わぬ彩をともしてくれたりと、とても鮮やかな技があります。
 著者さんも若い方かとおもいきや、私よりもずいぶん年上の方のようで、それでもその年代の作家さんに比べたらずーーーっと身近で瑞々しい言い回しを使って物語を紡ぐのです。ちょっとびっくりしました。今の本当に若い作家さんの方が、変に難しく言葉をこねくって居る気がします。

 難しい言い回しも、こんなに穏やかな表現が出来るのだなぁという感じで、だれども変に軽くならず、人生を一歩一歩傷を負いながら隠しながら、どうしようもなくとぼとぼと歩いているときもありながら、それでもなんとか少しずつ前へ進んできましたと言う、重厚さのある主人公の人生が描かれている物語です。

 何が主題歌と言えば、私としてはそれは「命」の物語なのかなと言えます。生まれるにはじまり、死ぬに終わる人生、人だけでなく全てのものが同じ始まり、同じ終わりを持っていて、その間、どう生きるか、どう過ごすかを問うだけの人生。一貫して「命」があるだけ。

 本当に、それだけの物語なんです。簡単に言えば、本当にごく普通に隣の家にある生きざまを描いているだけなのに、何だかすごく涙が出て、生き切っている登場人物の生き様、生き切っているからこその苦悩や、些細なものに感じる喜び、右往左往も、実に身近にある事なのにとても心にしみたりします。

 これを書評家は何と表現して絶賛しているのか知りませんが、じわっと来る物語です。

 一匹の猫に象徴される、人生のすべて。
 どんなに必死で生きても、おそらく一匹の猫の人生に集約されるのかもしれないなと思ったりします。

 栄光も栄華も、猫に降りてくるぐるぐるという振動がくれる喜びには敵わず、苦しみも悲しみも、一匹の猫を亡くすことと変わらない。
 
 何というか、自分が「命」を持っているという事、その命が相手のもまた共通することであり、命は命に癒されるんだという事まで、じんわりと「そうなんだなぁ」と思ってしまう物語です。

 本の帯には「奇跡」と書かれているけれど、それは仰々しく降り注ぐものではなく、日常ささやかにひっそりといつでもそこにあるもののような気がします。

 

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