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zoom RSS 迷路の入り口!?

<<   作成日時 : 2008/07/25 22:24   >>

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 こんばんわ。今日も元気に病んでます。今日は自分ではもうどうしようもなくなり、麻酔科の先生に

「ウィルス性の風邪に効く漢方はありますか?」

 と、ちゃんチャラ可笑しい質問をかまし、漢方薬をゲットした私。
 この質問、つまるところ医療従事者にとっては「馬から落ちて落馬した」的な言葉でして、言ってて自分も「あれ?」って思っちゃいました
 しかしながら、慢性の風邪が悪化したのにどう見ても『急性期』の症状でしかない私の状態を診察した先生は、

「おかしい・・・・何かがおかしい・・・・」

 と連発され、脈診してもらい、

「どうみても急性期だけども?」

「いえ、これで一週間以上たってます。発熱が酷くなってからも5日以上たってます。」

「ん〜変だ。」

 変変言うな〜〜〜
 このとき、きっと発熱中でボーっとしていたんですね・・・。
 午前中は元気にしていたんですが、担当していた手術が終わる頃になるとやっぱりガクンと体調が悪化してしまい、診察に相成った訳です。
 担当していた手術と言っても、新人さんが器械出しをしているその指南役で、手を洗わず近くからあれして、これして、と指示していた訳です。これがまた自分では手が出せ無い状態なので、指示する声が大きくなる大きくなる。先生たちは嫌味な位の指示をする私の声を聞きながらの手術と成っちゃいました。

 この新人さん、外科手術に対しては意外と自信がある様子。今回も鏡視下でするとは言え、腸の切除手術。初めから「大丈夫のようです」と言っていたので、安心して見ていられるかなと思っていたんですが(私、この子の手術介助を初めから終わりまで見るのは初めて)・・・・矢張り求めるところが高すぎるんでしょうか・・・・


 目に付く


 のです。その一瞬が勿体無い!その一歩が勿体無い!その透隙間が勿体無い! 姑じゃないけど、重箱の隅を突くことかもしれないけれど、今日ばかりはガンガン言わせていただきました。もうこの子が凹もうが、知ったこっちゃない!これくらい言って自分を見つめ直してもらわないと困る!と思い・・・・。

 何をかといえば言葉にしにくいんですが、テンポがずれるんです。先生のテンポと。自分のテンポで物事が進んでいくような感じで器械だしをするので、先生達には一瞬の間ができてしまう。その間本人はいつものんびりしている訳じゃなく、とりあえず軽くパニクっていたりするときもあれば、のんびりしているときもあり、外から「巻いて」と叫びたくなる。けど、パニクってるときに声をかけると危ないので、苛々しながらも口を閉じていました。
 手術が終わって、昨日付いた手術の説明も受けていたので、それを含めて

「分かった?」

 と聞いたら

「はい

 と、めっちゃ簡単に答えるわけです。朗らかに。何食わぬ顔で。

 

 いーや、君は分かってないよ!?



 と思うわけです、私。発熱中で脳味噌沸騰している私、言いましたとも

『分かった?』って聞いてる意味、分かってる?」

 分かったって、何が分かったの?
 新人さん、かちーーーんと凍りつく。手術室の廊下で彼女を捕まえて説教。

「分かったって、何の事?手順?器械?」

「・・・・えっと・・・・

「私が『分かった?』って聞く意味、手順でも器械の使い方でもないんだけど?それ、分かってる?」

「・・・・・え・・・・・エッ・・・・・・・??

 ま、分からんでしょうな
 ため息まではつかんかったけど。

 新人さんには、事あるごとに優しい言い回しで色々言ってきたんだけど、よくよく彼女の様子を見ていると、本気で理解しているようには見えないんです。なのに何故か自信だけが付いていく・・・・
 まぁいいよ。自信がつけばはりきって手術にむかえるから。けど、根拠のない自信ばかりが伸びていって、根が張ってない気がしていたんです。プリセプターの後輩とも、

「何度も言ってるんですけど・・・」

 という言葉を繰り返しているばかり。どう接して良いのか、どう教育して良いのか分からない

 して、私、もう優しくするのはやめました事よ!!!! 
 4月からだともう3ヶ月
 
 一人前に成っていただかないと困りますことよ!!!!

 せめて8割がた手術室看護師として伸びていただかないといけないでごんすよ!!!

 この豹変振りに、きっと戸惑うだろう、彼女・・・。

「手順分かりました、器械分かりました、そりゃそれでいいよ。

 けど、患者さんがどういう状態なのか分かってる? 」


「・・・・・・・えっ?」

「腱取ります、胃を取ります、患者さんがそれでどういう状況なのか、分かってる?

「・・・・・・・」


「患者さんはモノじゃないんだよ!」


「・・・・・」


「手術によって被る侵襲ってもんがあるのよ!」


「・・・・・・」

「無いところに穴をあけるわけよ。在るものを取る訳よ。患者さんの身体にとってそれがどういうことか、分かってる?」

「・・・・・・」

「その流れの中で自分がミスをしたら、全てがパーよ!!! その自覚がある?」

「・・・・・・」

 一体何が言いたかったのか、自分でも訳分からんけど、そう言った事を喋っていたようだ。
 最近の子・・・・という言い方が正しいのかどうかは分からないけど、何に関しても「マニュアル」。器械だしも「手順書」が一番大事。
 
 その子が手に持っていた手順書には、ちゃんと一杯の書き込みがある。そこはちゃんと勉強できていて偉い所。けれど・・・

「その手順書で、患者さんの身体に起きていることが想像できてる!?」

 ・・・・・・私ってば、何言いたいんだ!?

 新人さん、分かってるような分からないような複雑な顔。手順どおり覚えて何が悪いの?という気分なんでしょうね。

「そういう書き込みのいっぱい入った手順書はね、何度も経験をつんで生きてくるものなの。初めから手順書を読んでいるだけでは駄目なのよ。自分で手術に付いたイメージを思い出しながら、自分の手で書き出さないと。」

「・・・・・そうですか?」

「人に物を教えられるようになった時に、その書き込みのいっぱい入った手順書は役立つんだよ。人が書いたものばかり信用しないで。自分で作り上げないと。」

 マニュアルどおりにしていれば大丈夫・・・・手術はそういうもんじゃないんです。人の身体はそれぞれ違うし、対応だって違う。同じ事をしていても気の使い方が違ったりする。
 患者さんは、通り一遍のモノじゃないんだよ!

「それにね、整形外科じゃなくて、外科の場合もそうだよ。」

 外科には自信があるんだろうけど、言わせていただくわ。

手術の先を読まないと!まだ先が読めないから予測が立たないし、手が出ないんだろうけど、間違っても良いから次はこれかな、次はこうするかなって考えなさい。」

「・・・・・・はい・・・・」

「分かるよ、予測できんもんね、まだ。あの膜をここまで剥離したいんだとか、あのリンパを取りに行きたいんだとか、そう言う事は中々難しいかと思うけど、術野を見て想像しないと。」

「・・・・はい。」

「術野は確かに見れてるよ。でも、見てるだけじゃ駄目。ボーっと見てないで、考えるの!」

 ただ見てるだけならタラちゃんでも出来ますわよ!

「それに、術野は見てるけど、開いてるお腹の部分だけを見ていたんじゃ駄目。視野を広げて!視界の中に先生達の手を入れて、先生達のお腹もともしっかり見て。ガーゼが挟まっていたりしないかとか、器械が転がってないかとか、全体を見ないと!私たちの術野は、患者さんの頭から足先まで全部だよ!」

「・・・・・はい・・・・」

「それと、器械は整理整頓すること。メーヨー台も、術野も、兎に角綺麗に。」

「・・・・・はい。」

「物を取るのに一瞬間があったり、器械を要求されてあっちの方まで取りに行ってたら、それだけ手術に時間がかかるって事だよ?手術中に何回器械のやり取りがあると思う?自分のせいで1時間でも30分でも手術が長くかかるってことになりかねないんだよ?」

「・・・・・」

一分一秒でも早く終わらせたいの、手術は。一滴でも出血は出したくないの。なのに自分のせいでどんどん遅れるんだよ?」
「・・・・」

「逆に言えば、自分の頑張りで30分でも一時間でも、早く手術を終わらせる事だって出来るかもしれないんだよ!?それが予測だったり、先読みだったりするの。」

「・・・はい。」

「それと、糸とか器械とかが気になるのはわかるけど、執刀医の手が空になってるのに気づかないようじゃ、駄目だよ。」

「・・・・はい。」

 本当はもっと言いたいことがあったんだけど、ちょっと白熱しすぎていえませんでした。
 手術介助は、看護技術です。看護技術というより「看護」です。私たちは器械を通して執刀医を通して、一番近くで患者さんに看護していることに気付いてくれれば良いんだけど・・・・。なかなか手術室では「看護」を感じることが無く、正しく器械だしでは「技術屋さん」みたいなところがあるので、下手をしたら上のベテランさんだって手術中の患者さんを本当に「人間」として見ているかどうかなんて分からない位。もしかしたら本当に「足」とか「胃」という「モノ」扱いなのかもしれません。

 けど、それでは看護ではないし、患者さんの為を思った優しい器械だしではないですよね。手術室看護師として、一番最初に手術があるのではなく、手術をする患者さんがあるというべきなんです。

 技術を磨くことが良いとされる風潮の在る手術室。けど、私はその中できりきりと技術だけを磨いて、先生から文句を言われなくなることだけが素敵な事とは思いません。自分の力で患者さんと向き合いたいし、頑張ってる患者さんと同じ位頑張れる器械出しをしたいと思うんです。
 
 そういうこと、新人さんにちゃんと伝わってるかな?私が懇々と解いた原理・原則という意味が分かってくれたかな?もともとは手術って、人間の身体を扱うもの。人間の身体の構造や意味、意義を知っていないと駄目なんですよね。

「手術中に疑問は出ないの?何でこの腱を取るのかな?とか、何でここまでリンパを取るのかな?とか、何でこういう吻合なのかな?とか、何でこの糸を使うのかな?とか・・・」

 新人さんに聞いたら、

「・・・・・いえ、特には・・・・」

 ・・・・・・・・・ブツッ


「先生思いつきで手術をしているわけじゃないんだよーーー!!!!


「・・・・はいっっっ!!!


「やること全てに意味があるんだよーーー!!!! 疑問を持ちなさいよーー!!!!


「・・・・はいーーーーっっっ・・・・!!!!

 今日、うまうまは彼女にとっての【苦手な先輩】第一位の座を奪取しちゃったようです。
 これで、彼女がどう変わってくれるのか楽しみでもあり、変わらなければずーっと苦手な先輩としてねちねちいい続けてあげましょう!

 手術室って、大変ですかね?

 いえいえ、充実した職場ですことよ!

                          

 頑張ってるのは良く分かります。どんな人だってベテランだって新人だって、頑張ってることは凄く良く見える。「あぁ、この人頑張ってる!」「凄い!」って、良く分かります。

 けど、頑張っていないこともよく分かっちゃうんです。頑張ってる風に見えるだけで、何の頑張りもしてない。時々そう言う事を自分でもしてるなと思うことはあるんです。人の事の方がよく見えたりするんですけどね。

 うまうま、人を見る目はあるつもり。『頑張ってるんですけど』という言葉を聞くと、どうしてもそうじゃない人に対しては「絶対頑張ってないだろう、お前!という気持ちを隠します。その『頑張ってるんですけど』という言葉に素直に「そうだね。」と言える子もいます。もう少し肩の力を抜いた方が良いよと、アドバイスしたり。

 私、意外と見てますよ! ←ヤバイやばい。

 その逆、見られていると言う事で、自分自身も頑張らないといけません 言うからにはやらなければ・・・・言った後でかなりのプレッシャーを感じた次第です。あはは・・・・笑うしかないこうやって自分を窮地に追い込んでるんですな

 まぁ、誰しも成長途中はこんなものなのかもしれません。これからどんどん伸びていくのが楽しみです。ただし、技術屋さんにはさせませんよ!看護師ですから!

 分かってんのかね、新人くん、チビモグラさんよ。

 君は立派な看護師なんだぞーーーー!




 主任と新人さんの話題になったとき、

「主任、実はアノ子、ある意味大物ですよ。」

 と、嫌味のつもりで言ったら、


「知ってるわ。」


 ありゃ。こちらも盛大な嫌味でした。
 主任は続けて

「そんなの、うまうまさんも知ってたことじゃないの。」

 ・・・・・はい。

 その大物ぶりに過大な期待をしていたようです。

 

     この期待に答えて頂戴!!!! 

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