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zoom RSS トカゲの尻尾?蛇の足?

<<   作成日時 : 2009/04/02 23:36   >>

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 4月です〜〜!!! 4月といえば、私の誕生月でもあります。一体誰が決めたのか、四月の誕生石はダイアモンド。宝石に限らず、色んな月別の花とか木とか何とか・・・色々決まっていますが、大概四月は結構素敵なものだったりします
 4月生まれなのに、もしかして別月生まれ?という気にさせてくれる本名なので、あんまり春生まれとは思ってくれないことが多いですが、4月生まれですのよ!って、毎年書いてるから分るか

 さて、月初めの一日目、「エイプリルフール」ですってば!

 どんな嘘を言ったら罪がない面白おかしいものかなぁと思ったりしていましたが、どんな嘘も何だか自虐的になって淋しく寒々しい気に成るので、辞めときました
 後輩の一人は、「彼氏が出来ました〜〜〜と吹聴し(勿論嘘)、絶対本気にしてくれないだろうという相手に真顔で

「ほんと〜〜〜!!!??? よかったね!!!!!」

 と言われ、逆に引いていました。
 自分的に切なくなるから、そういう嘘はやめなさい

                        

 昨日ブログを休んだのも、一つのエイプリルフールだと思ってくださいませ なーんて、自分の怠惰を棚にあげて、何たることですかね

 さて、新しい年度初めです。新しい先生達が続々病院に出勤してきています。

 今日2日は、整形外科の手術日です。しかも、病院内でのパソコンや制度などの研修会も入っていて、新任の先生はとっても忙しそう。整形外科に入ってきた新しい先生も、手術場と会議室を往復しながら研修と臨床をこなしています。新しく入ってくる先生が、大概私より年下って言う事に慣れたのは、いつからだろう

 3人の新任整形外科医の中でも、一人はスーパーローテ時代をうちの病院で過ごした先生です。なので、勝手しったる何とやら スタッフとも殆どが顔見知り。既にお互い『立ってるものは医者(看護師)でも使え』の状態です。
 まだまだ若くて腰の軽い先生が多く、上の先生が大変な手術をしていると、必ず見に来て手伝ってくれたりします。当然、それが彼らの勉強だったりするので、来ないほうがおかしいのかもしれませんが。

 そんな新しい顔ぶれの先生の中で、一番フットワーク軽く仕事をこなしているのが、

 麻酔科医

 です。ちっこいおばちゃん、肝っ玉母さん!って感じの、とっても気さくで竹を割ったような性格の先生。昨日の外科手術日に、ばたばたしていてようやく食事をしていた私と後輩のために、

「おやつどうぞ!

 といって、キャンディーを差し入れてくれたりしました。やっさしい!
 
 今日、近くの大学から応援に来る先生とのコンビで腰椎の手術に付くことになっていた私。当然術前訪問に行っていたので、大学の先生に

「患者さんの事なんですけど・・」

 と、いつものように申し送りをしようとしたら、

「・・・・・ねぇ、ここにメモがあるよ。」

「え?」

 麻酔器の上に、大学の先生に宛、

『T先生へ』

 と、メモがき。見ると、腰椎の手術を受ける患者さんのデータがびっしり!

「す・・すげぇ!!!!」

「ひゃぁ〜〜〜!!!凄い!!!」

 私と大学のT先生、メモにたじろいで後ずさり!

「噂には聞いていたけど、凄い先生だね。」

「噂以上ですーーー!!!」

 近郊の病院では、既に噂にも上るほど、『仕事をバリバリこなす』先生というのが、新しく赴任してこられた麻酔科の先生。麻酔の途中にも様子を見に足繁く部屋を訪れてくれ、必ず一声かけてくれる。
 それも、50の大台を超えてるお年と来た!とてもそんな風に見えない!じっとしていることがないんじゃないかという位、病院中を飛び回り、手術室中を飛び回っている先生。応援の大学の先生も、腰のオペの間終始

「僕も見習わなきゃいけん!ああいう50歳にならなければ!!!」

 と、しきりに唸っていました。でも、人柄が良いのがにじみ出ていて、

「時間が合ったら色々お話したいな

 人にそう思わせる先生なんです。すっごく頼りがいが合って頼もしい先生です。けれど、たった一人で病院中の事を引き受けてざるを得ない今までの状況を知っている私達としては、少しくらい手抜きをしてくれてもいいから、長く身体をいたわりながら続けて欲しいと思うのであります。

 こっちが心配になるほど、兎に角パワフルです!!!!

                         

 新顔が増えた手術場。看護師さんの新人さんは、来週配属される予定です。一人やってくることになっているんですが、とっても楽しみ! 今まで一年目として頑張っていた後輩が、2年目になるのが恐いって言っていたけど、その気持ちは自分が新人の頃を思い出し、今でもよく分かります。

 一年目だからと言って許されていたことの多さって、結構あります。一年目だから指導も入ったし、教えてあげられも出来たし、聞くことも出来た。けれど、2年目になっては自分で何とかしないといけないことの方が多くなったりします。そうそう、10年目を過ぎるとそれが当たり前で、しゃかりきになって自分の為の勉強をしていることも、隠していたりします。
 湖面を泳ぐ白鳥の如く、

 表面はクールに、

  水面下ではもがく!!!!!もがく!!!!!もがく!!!!!




 そんな私です・・・・


 
 もがく姿を見せないように、今日手洗いで付いた手術はアキレス腱手術。以前書いたことがあるんですが、アキレス腱の断裂に対する腱の縫合と再建のような術式です。
 大分昔に切れたアキレス腱が上手に治癒されず、癒着しながら繊維化してしまい機能しなくなった症例でした。あいも変わらずアキレス腱の繊維化は、ばきはぎ音を立てながら剥していくしかない状態。
 以前書いた記憶がありますが、ふくらはぎの筋膜を使っての再建をしたのです。気がつくと2時間半の長丁場でしたが、見事アキレス腱は適度な緊張を持った腱へと治ってしまいました。完全に治癒した状態に戻る目のに、これから3ヶ月は見込まないといけませんが、手術の状態としては素敵な感じです。

 その手術をしていたのは、うちの病院の重鎮であるA先生。アシスタントとして前立ちをしていたのは、新しく赴任してきた整形外科の後期研修医の先生。別の病院で緊急外傷をしこたま叩き込まれて来たようで、いわゆる予定手術というものに縁がなかった様です。

「アキレス腱手術、したことある?」

 とA先生から聞かれ、

「いいえ。」

 素直に応える研修医。
 がっくりと肩を落として苦笑いをしながら

「・・・・そうか・・・」

 と返事するA先生。予定手術と言うのは緊急性のない手術。「じゃあ、この日に手術しましょう」と決まるもの全部です。関節鏡を含め、骨きり、手根管、腱縫合、肩関節鏡も人工関節置換も全部そう。緊急といえば、それこそ開放骨折や交通事故、骨盤骨折などの大物です。

 自分が見たことない手術をA先生とこなしていく研修医の先生。筋鈎を持つ手が止まり、ガーゼを握り締める手が止まり、A先生の手の動きに合わせて行動が逐一止まっていく様子をみながら、止まるたびに目の前へ必要なものを放る必要がある私達。
 彼が手に握り締めた、血だらけのガーゼを引き外すのも一苦労です。あんまりにも一生懸命術野を見ているせいなのか、それともただ固まってるのか、その真相は不明 私に、先生を相手にしている余裕がなかったのもありますけどね。
 そんな中、A先生は手術の大半を終えて縫合を始めながら、研修医の先生に言いました。

「先生、アキレス腱ってどうして切れるか知ってる?」

 え?

 固まる研修医。

 曲がりなりにも彼は一応整形外科医。

 ・・・・・・・いいのか、そんなこと聞いて・・・・????

 内科医に『DMは何でなるの?』って聞いてるようなもんじゃないの?

「・・・・・えっと・・・・・」

 A先生は何故だか確固たる何かを胸に秘めて「どうしてだと思う?」と繰り返す。

「足関節の背屈時に過度の力が・・・・」

 教科書のような答えをしどろもどろしながら応える研修医の先生。 確かに、踵に在るアキレス腱が切れる原因といえば、急激な力の加わりという事になるんでしょうか。教科書にもそう載っているかもしれませんね。(うろ覚えですけど)

 因みに、アキレス腱は踵にありますよね。アキレス腱はふくらはぎの筋肉の終末の部分で、『腱』という構造自体、筋肉が骨に付く部分というもので、筋肉の一部と考える先生もいます。
 足関節の背屈(足の甲を上に起こす)低屈(足首を下へ下ろす)の動きに関わりがありますし、その動きを主とする『歩くこと』にとってもかかわりの在る腱です。ので、アキレス腱が切れると歩けなく成ります。痛いのもあるけど、足首の動きがまま成らなくなるのですよ。

 簡単にでもそれくらいは分かる。その腱が切れるのは、やっぱりその腱に過度な力が加わるからだと言う事はよく分る。
 
 質問するまでもなく

 するとA先生

「そうそう、それもあるんだけど。」

 ・・・・・ほかに!?

 ・・・・アキレス腱が切れるのは老化現象って聞いたこともあるけど・・・・

 無い知恵(?)しぼって考える私と、教科書どおりの答えにも正解がもらえない、固まったままの研修医の先生。
 A先生は縫合する手を止めずに言いました。

「そういうことなんだけど、アキレス腱が切れるときって、


 低屈制限がかかっているときに、低屈しようと筋肉が収縮する


 からなんだよね。」


 

 えっと?

 低屈が下向きで・・・・・・・・


   えーーーっと・・・

     背屈が上で・・・・・

 つーことは、低屈制限がってことは・・・・・



 ありゃりゃ?

   頭がこんがらがるーーー!!!!


「だから、ダッシュの時のような。」

 一瞬の間をおいて

「あ・・・・あぁ、はい。」

 研修医の先生が頷く。

 ・・・・なるほど!考え方の転換ですね。
 アキレス腱に過度な力が加わる時って、伸ばそうとする腱に力が加わる時で、それは伸びきって切れることもあるけれど、一瞬の筋肉の収縮力と、その動きを制限してしまう動きとのバランスだったりするんですね。
 足首伸ばそうとする動きは、足首を伸ばそうとする力。その力は、ふくらはぎの筋肉の収縮力と、足首の関節の柔軟性、そしてそのバランスで支えられているもの。その均衡が破られれば、どこかに破綻が起きるという事。つまり、足首を動かそうとする筋肉の収縮力を妨げる足首の関節の不可動、その力に耐えられずにアキレス腱がぷっつり

 うーん、中々うまく説明できないけど

「ということはだ、先生。」

 A先生が続ける。

「リハビリで一番安全な方法は?」

 低屈運動?

「・・・・足首の・・・低屈???」

「そうそう、それは安全だよね。つまり手術のこの体位なんだし。」
 
 足首の低屈は、アキレス腱が緩んだ状態。

「じゃ、背屈は?」

 え? やっていいんですか!?

 ・・・・同じことを考えていただろう研修医の先生、応えにつまって言葉がない。

「背屈運動は、他動的にする?自動的にする?」

 A先生は質問を変えながら話を進める。
 ・・・・何かの意図があるようだけど・・・・

 ちなみに、他動運動とは、自分ではなく他人が動かすこと。自分の力は一切加えないもの。人に足や手を持って動かしてもらうことで、自動運動とは、自分の力で動かすこと。
 足を延ばしたまま持ち上げることでも、足首を人に持ってもらって「よっこいしょ」と持ちあげてもらうのは他動運動、自分の力でバレエのようにひらりと持ち上げるのは自動運動。
 筋肉の収縮の方法によっても、等尺運動等張運動に分かれています。この辺が、身体の仕組みの面白いところ。リハビリの療法士さんはよく知っている!

「・・・・自動・・・・ですか?」

「そりゃあいけん!自動でやったら、歩く動きと変わらんが。」

「あ・・・そうですね・・・」

「他動的にするなら、筋肉の収縮が起きないから、安全じゃないか?」

「・・・そうですね・・・」

 成る程

 考え方の転換は、ここにつながるのか!

 と納得したけど、ここの辺の詳しい説明が既に出来るほどしっかり聞いていなかったので、割愛。アキレス腱が筋肉の収縮力で切れるという考え方をすれば、リハビリの方法が広がると言う事です。

 私、すんごく納得しましたが、

「でもまぁ、患者さんにそんなこと説明しても結局理解してもらえないから、ギブスでじっとさせとくしかないんだけどさ。」

 A先生・・・


 じゃあ今までの講義は何だったんですかっ!!!!!!


 その考え方の利点は何なんですかっ!!!!!


 先生が説明して理解してもらえないことが、私の説明で理解してもらえるとは思えん
 詳しく知りたい方は、個人的にうまうままで


 何だか、尻切れトンボの「ナースの小話」だな。

 

  

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まりえ日記
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