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zoom RSS それって○○だけ?

<<   作成日時 : 2009/08/13 00:01   >>

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 午前中に手術のなかった今日のモグラーず巣穴。皆がばたばたしない分もあるんでしょうが、巣穴が兎に角最悪に寒かったんです 
 うちの手術室は空調が集中管理で、各部屋にある空調機以外に、術場全体を陽圧にする空調と全体の寒暖の空調とがあるんですが、各部屋についている空調以外は管理人さんに言って温度設定を変えてもらわなければいけないんです。
 何月から冷房にしますとか、暖房に切り替えますとかは言ってくれるんですが、一体今の温度設定が何度なのかは分からない。

 このエコ時代に、体感室温15度前後って・・・

 半袖のオペ着では寒すぎるので、上に防寒用(←本当に防寒用で、単なる上着ではない)の上着を羽織り、尚且つ動いていないと凍死しそう 事務仕事をしていても、さぶイボがぶつぶつと出てくる始末。
 30度越えの屋外へ出ると、

「生き返る〜〜〜!!!

 の歓声です。
 という位、今の巣穴は寒いんです 男性と女性の適温は違うと聞いたことがあるけれど、この状態でも、無影灯を浴び、滅菌ガウンを着て必死になって手術している先生達には

「暑いーーーー!!!!

 と言うようです
 中には室温が暑すぎて(いいえ、外回りには極寒ですけど)、

「事前に気を効かせろ!

 と怒る先生もいるほど。分かるけれど、患者さんは外回りの寒さよりも寒いんですって!!!! 体温調節だけに身体のエネルギーが使われちゃ、大変だよーー!!!!

 しかし、外回りが「少し暑いかも?」と感じるくらいの暑さでも文句を言わない先生はいます。「少し暑いんだけど?」と遠慮気味に言ってくる先生もいる。「患者さんが大丈夫そうなら、少しでいいから室温下げて。」って患者さんを気遣ってくれる先生もいる。

 そんな「室温に左右されない」先生の中でも、外科の若手はちょっと違う

 寒い暑いを我慢して何も言わないのではなく、患者さんを気遣っているのでもなく、オペ中の温度調節にはなーんにも口出ししないんです。ってか、この先生が顔を上げて外回りに要求する事は、大概オペ進行に必要な事だけ。自動吻合器のサイズを確認したり、出ていなかった必要な器械を催促したり、術中に出した検査結果を聞いたりするときくらい。

 何故言わないかって?言えないんじゃないかって?
 いいえいいえ、違います




 気付かないんです。




 部屋が暑い事にも、部屋が寒いことにも。




 熱中しすぎて。




 オペの事以外、なーんにも気付いてないんです

 これをすごいと言うのか、専門馬鹿というのか・・・。にしても、30になるかならないかの若手の外科医が、こんなに情熱持って仕事してるの見るの、ぜーんぜん嫌いじゃないっすよ!!!!! 寧ろいい光景です。だからこそ、こういう先生と一緒に働く時は、

「気を使ってあげよう!」

 と思うわけで、一滴二滴程しかない私の気も、蒸発するまで沸騰させる訳です。

 今日午後になって飛び込んできた外科の緊急手術にも、その若手の先生が執刀。私は外回りではなく、今回が開腹手術デビューとなる一年目の為の指南役でした。患者さんの足元に陣取り、後輩の作るメーヨー台と器械台から、必要なものの指示と術野のコントロールを指導していく係です。

 以前にも書いたけれど、この若手外科医、本当に術野から目を離さない人で、手術に熱中すると言葉も少なくなるし、いっぱい一杯になることもある。まだまだ術中に談笑したり笑い合って少しストレスを緩和させたりっていう余裕がない。
 余裕って言うのも変だけれど、初めから終わりまで高い緊張感を持続させていく先生なんです。短い手術ならまだしも、長い手術にも同じスタンスで向かうものだから、器械だしについているとこの先生のこのテンションを成るべく楽に保持していく気配りが必要に成ってきます。
 だから、この外科医とする外科手術、すごくすごく気持ちの良い緊張感で付く事ができます リズムも常に一定で、冷静。そのリズムに乗っていくのがとっても心地よい感じです。時々手を読み損なってかき乱す事もあるけれど、もとのリズムにすぐに戻っていくところが凄い

 そんな若手医師に付く、器械だし。

 新人さんにはとっても大変です。医師にとっては、付いてくれる看護師には皆同じレベルでの要求があるものなんでしょうが・・・。誰が付いても同じ感覚で自分なりの手術をしたいと思うもの。この看護師さんの時はこうで、この看護師さんのときはこうでっていう事を医師は全然考えない。ってか、考えさせない手術場がいい手術場のような気もする

 けど、やっぱり「新人さん」は脅威。先生にとっても、ちょっとどきどきみたいで・・・ まだ恐いもの知らずなところがあるので(恐いものが何か分からないって言うんだろうけど)、変なところで大胆だったり無意味なところで繊細だったり。何をするか分からないびっくり箱みたいなところがあるのか、今日の若手外科医の挙動は少し不自然でした

 時折顔を上げて、術野の事なのに足元に居る私に縋るような目で何かを要求してくるし。術中に笑いそうになりましたことよ
 欲しい器械を要求する時も、逐一言葉にしてくれる。いつもこんなに喋ったことないけどなぁって感じ。ありありと、若い外科医の新人さんに対する気配りや、ちょっとした期待と不安が見え隠れしていて、私的には意外と面白かったです。

 開腹手術とはいえとっても簡単な手術だったけれど、終わったときの若手外科医のホッとした様子にはお疲れ様の苦笑いしか出ませんでした。毎年この時期の外科医はこんな風に、ちょっとしたスリルを味わうために手術場に来ているのです。

 外科医には申し訳ないけれど、そんなフォローもあってか、新人さんは無事手術を終え、初めてにしてはなかなかの様子でした。狭義の「器械だし」という事については文句はないけれど、広義の器械だしとしての術野と器械台のコントロールがやっぱり難題です

 その上に立ちはだかるのが、手術の流れを乱さないことと、手を読むこと。乗りやすい若手外科医のリズムでオペは進んでいたけれど、その流れは幾度となくせき止められていた感あり。まぁ仕方ないんですけど、初めてなんだもん 
 この「流れ」の感覚は、自分が持つ感性の問題なので、分からなければずーっと分からないもの。この話をして頷いてくれる人と分からないという人が結構極端に別れます。でもね、必ずしも必要なスキルではないみたい。

 だって、流れが読めなくても流れに乗れなくても、すらすら器械だししている人はいるから。
 それも、特殊能力かな?

 以前はこの若手外科医も、新人さんに気配りしながらオペを進める事が出来なかった時代があるのです。自分の事で手一杯で、助けて欲しいばかりの頃、新人さんが器械だしについていても、それが新人さんだって感じる余裕すらなかった事も。
 
 成長って、すごーーーいっっっ!!!!

 うちの新人さんも、頑張ってもらわないと!

 

 外科医って大変なイメージがあるけれど、オペ場で見ている限り、凄くすごーーく、いい仕事です。いい職業です。医師の中でも、やっぱり花形は外科医なんじゃないかと思う次第。

 それなりの責任と大変さはついてくるけれど、それが一つずつ確実に信頼と遣り甲斐と、情熱、熱意、前進へ変わって行きます。激務だけどほんとに医者って良い仕事で、自分の腕と知識だけを武器に勝つ為の勝負を仕掛ける外科医の凄さって、オペ場で一番分かるものです。オペナースが一番、外科医の腕を知っているんですね

    因みに、「外科医」って、外科系医師のことよ?
    単科の外科だけではないからね!


 それに、単科の「外科」医って割かし単純な人が多いようです。自分の感情に正直な人というのか、笑いたいときに笑い、言いたいときに言いたいことを良い、よく遊び、よく学べの世界。切った貼ったの世界は、0か100かの世界なのかな 愛すべきガキ大将が多いです。医師間では、「外科医は単細胞」って言われてるみたいだけど・・・

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