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zoom RSS じっと手を見る、両手。

<<   作成日時 : 2010/01/18 00:01   >>

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 金曜日に平日休みがあったので、兵庫の県立美術館へ行って来ました そのことは一つ前の記事にも書いたんだけど、その詳細がまだでした。

 金曜日、家を出たのがお昼前。そこからまず躓いていたんですよね 兵庫県に入ってナビを起動させたら「一般道」指定になっていて、早々に高速道路を降ろされたんです。時間もあるしそのままでいいかーと思っていたら、指定する道路が「工事中」。赤いコーンと工事員のおじさんたちの寒そうなお仕事ぶりを横目に、ぐるぐる同じところを回らされ、指示されている道路が分からない。

「あ、ここか!」

 と思って曲ると、

『通行止め』

 ダンプカー専用入り口で、入り口にいた係員さんも何故か丁寧な誘導で私を中に入れてくれようとする。

「違うんですーー!!!」

 心で叫んで平謝りでユーターンしました。観念して高速道路へ乗って事なきを得ましたが、そこから先も大変だったのよー 私のナビには県立美術館がないし「HAT」という場所もない。私も詳しく調べなかったもんだから、湾岸近くのどこに何があるのかてんで分からない。
 幸いにも道が広くて、交通量も2号線を一歩入ったところだったので少なくて。大きな建物と「男鹿和雄展」という大きな看板に助けられました。

 迷いに迷って、辿り着いたら15時。駐車場に車を止めたはいいけれど、『入り口』がどこか分からない。矢印通りに進んだはずなのに、その矢印がどこへ向かっているのか分からない田舎モノ
 都会のスタイリッシュって、田舎モノには凶器です。不親切です 係員さんが「こっちですー!」「そこじゃありませんー!」と呼び戻してくれるのが幸いですが、恥ずかしいからちゃんと看板だしといて欲しいよ・・・。

 館内にはいったはいいけれど、チケット売り場からして分からなくなり、適当に地図を見る振りして『チケットブース』を一心不乱に探していました。
 
 兵庫県立美術館には、小磯良平さんの作品が沢山所蔵されています。常設展ではそれをみることが出来るので、常設展だけでも十分かなと思っていたんですが、特別展では2月までスタジオ・ジブリなどで活躍したスタッフの男鹿和雄さんの背景画が企画されています。

 アニメの世界って何となく分かっているつもりでも、本格的にはどんな構造になっているのかわからないものですよね。昔の話で悪いけれど、セル画といわれるものを沢山重ね合わせて動きを作るのだと、曖昧に知っていましたが、人物のセル画、背景の絵、背景の中でも動きがある部分のセル画などなど、本当に沢山の『絵』が必要なんですね。(今はデジタル加工とかでセル画は使われないようですけど。)
 その背景画を描くのが、男鹿さん。

 トトロの森で有名なあの自然、暖かな里山を描くのです

 そりゃもう物凄く沢山の作品が、所狭しと並んでいます。こんなに沢山の展示があるのも、そりだけ沢山の仕事をしてきた人だからこそなんでしょうし、全てを紹介したいほど素晴らしい仕事だからなんでしょうね。特別展にあるまじき量で、一人でぶらぶら眺めていたにもかかわらず、この特別展を見るだけで3時間以上!!!!! 私が絵が好きだからという事をのぞいても、大概の人は観覧にこれ位の時間をかけていたと思います。しかも私は最後の「トトロ折り紙コーナー」をすっ飛ばしたので、これをしていたらもっとかかっていたかも!!!

 素晴らしいの一言です 入って絵を眺めた途端、ノートを広げただけの広さしかない絵なのに、無限の里山だったり、空想のトトロの森だったりに入り込めて仕舞うほど。
 ため息ばかりです。あんまり私がのんびり見ているから、私の後ろに渋滞の列 皆追い越していかないから、やっぱり皆一枚ずつしっかり見たいんだろうなと思いました。それほど、ひきつけられる草木の魅力。
 
 ジブリの作品が多いから自然の作品が多いのは多いんですが、背景画というだけあって、ファンタジーだったりアクション物だったりの背景もあり、「はだしのゲン」や「あしたのジョー」なども。細かなタッチで描かれる町並みの素晴らしさには言葉がありません。
 それも、それぞれの作品にあわせたニュアンスで描かれていて、「トトロだからこんな感じ」「おもひでぽろぽろだからこの感じ」「もののけ姫はこんな」「ポニョはこれ」と言った風に、たった一枚の、しかもアニメで一瞬映るかどうかの背景だけなのに、

「そうそう、こんなシーンあったよね。」

 とか

「この作品見たことある!」

 と、作品の名前をいえたり物語を思い出せたりするんだから、凄いものです。
 全く背景だけのものもあるのに。登場人物のセル画が重ねてあって臨場感たっぷりの展示もあったりしますが、アニメの中では本当に一瞬、あって当たり前で、主人公や登場人物の動きを引き立てるような背景画が、それだけで見るとこれだけ「作品」を語るものだとは知りませんでした。
 その凄さが、男鹿さんという事になるのかもしれませんね。

 私がビックリしたのは、男鹿さんが「はだしのゲン」に代表されるように、hiroshimaを描いたことが在るという事です。展示の中に、米軍が撮ったきのこ雲の写真をもとに描かれた一枚の絵があります。吉永小百合さんの朗読CDに使われた絵の一つのようですが、その絵は本当に写真のようで、それでいて人間の手で作られた一枚の絵が物語れることを際限なく教えてくれるようなものです。

 男鹿さんの絵は大概がそんな感じ。人の手で丁寧に仕上げられましたという暖かさや、だからこそ語れる何かがあるので、見ただけで作品の名前を思い出せたり、そのシーンがどこなのか思い出せたりするんでしょうね。
 長い長い企画展の順路、飽きることなく見ました。堪能したというより、すごーく見応えがあります。
 
 皆が同じように持っている、同じ2本の腕、五本の指、右手と左手。なのに、こんなにも生み出せるものがそれぞれ違うなんてね

 建築物を作り、作物を作り、花を作り、芸術を作り、音楽を作り・・・

 同じ両手なのに。

 絵が描ける手、音楽を奏でる手、髪をなでる手、赤ちゃんをあやす手・・・。

 温もりを伝える両手、

 人を殴る手、殺める手、破壊する手、引き金を引く手・・・

 それもまた、同じ両手。


                     

 「男鹿和雄展」は、ジブリの作品が好きな人にはお勧めです。というか、絵を描く人、これから目指す人、興味のない人にも、結局皆皆にお勧めです。素直に感動できる自分、素直な見入る自分に出会えます。

 観覧には特別展だけで3時間以上かかったので、その時点で時計は19時を回っていました。土曜日は出勤だったので早く帰らなくてはいけないし、結局チケットは買ったものの常設展にはいけずじまい 小磯良平、見たかった〜〜〜!!!
 帰りにミュージアムショップに行ったら、昨日の記事の写真にも写っている

「斉唱」

 のクリアファイルを見つけました。この絵は私の好きな三浦綾子さんの作品の一つ「銃口」のカバーにも使われている絵です。県立美術館の所蔵のようで、常設展では見る事が出来るはずのもの。

 見てぇ〜〜〜!!!!
 ネロがミケランジェロを見たかった気持ちが分かる!!!!
 
 ので、次ぎ来た時にします。
 こんどこそは間違えずにこれるはず。しかも、今度こそは高速道路で近くまで来る!

 土曜日はそんなこんなで出勤し、育休明けでオペ場復帰した後輩と久しぶりにご対面です。全然変わらないポアポア感がほっとする後輩です。手術室経験をしっかり根付かせる前に出産の為休暇に入ったので、

「また一から出直しです。」

 という後輩。けれど一年のブランクもあんまり感じさせない馴染み方。私が休んでいた金曜日が復帰日だったので、

「金曜日はどうだった?久しぶりで。」

 と聞くと、

「・・・・雰囲気がですね・・・」

「ん?」

「怖かったです・・・」

 ・・・・・やっぱり
 
「みんなの雰囲気が殺気立っていて・・・」

 あはは・・・

「忙しいからネェ・・・」

「そうですね・・・。」

 言葉を濁しながら、苦笑いをかわした私達でありました。
 土曜日出勤は緊急でない限り手術が入る事がないので、いつもの出勤より時間が余ることが多いはずで、その余った時間に手順を見直したり、パソコンの中に溜まっている仕事を片付けたりするものなんですが、それも出来ないほど時間がなく、いつもは出来ない補充やら片付けなどの仕事をしていたら、あっという間でした。
 いつもより疲れたかも。家に帰ったらそれこそばったり・・・そのまま寝てしまいました。


 あけて今日はお琴の練習日。こうしてパソコンをうっている間も、左手の人差し指はジンジンと音を立てて痛みます。

 手術の後遺症ではなくて、お琴の「押さえ」の為。今やっている曲が兎に角押さえが多く、曲げることは出来るけれど反る事ができない術後の私の人差し指は、ひーひーいってます。おまけに今回は十数小節とはいえソロがある。しかもその中に「押さえ」が在る。
 今日はその部分が

「そこが合ってない!

 と、何度もチェックが入り、もう情けないやら投げ出したいやらで、ぼろぼろでした。何で私にソロが当たるんだよ・・・・って、皆それぞれやるんだけど、なにもこんな私にさせなくてもさぁ・・・・

 恥ずかしいやら、情けないやらで、ワラって誤魔化すしかないのであります。本番は今度の日曜日だって言うのに。

 家でやったら出来るのになぁ・・・

 何だか忙しい毎日です。自分が何に追い立てられているのか分からないほど、気持ちばかり焦っている感じで、全然休んだ感がないですわ。何をしたら落ち着くのかなぁ。



 飛びたいのに飛べない鳥の気分。
 飛びたいのに、羽根はあるのにバタバタするだけの気分。

 飛びたい。
 飛び出したい。

 籠の中の鳥って、こんな感じかな。
 ケージの中のわんこも、こんな気分かな?

 




 あなたの両手は、何を描き、何を作り出すことが出来ますか?




 何を守り、誰を抱きしめますか?


 
 

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