〜近畿☆瀬戸内☆うまうま交響楽団 ♪

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<<   作成日時 : 2010/04/29 23:02   >>

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 前回書いたのが何曜日だったか、実は覚えきれていないうまうまさんです。こんばんわ。待機当番中、いわゆる仕事中のワタクシです。(広義でね。)待機当番と言うのは、ただ仕事を待っているだけのようで居て、これがまたかなりのストレスになるという事をご存知ですか?毎日誰かが待機当番をしている医者の世界なら共感していただけるかと思いますが、医者の中には

「所詮看護師。」

 と言われる方もいらっしゃると思いますので、毎日誰かが待機当番をしている全国随一の都会の手術場で働く看護師さんなら共感していただけるかと思います
 慰めあってても仕方ないんだけども、この待機というストレスや重圧、もし手術出動に呼ばれたとしたらその労働に対するお駄賃(手当て)は涙が零れるほど少ないという事も、ご存知ですか?(知らないよね、普通・・・)

 この間飲み会で、別の部署で夜勤をする4年目と給料の話をしていたのですが、12年目の私の方が少なかったのです。しかも、結構な値段 しかも、8年目の医者は私の4倍近く上 

 看護師が高給取りって言うのは、看護師が優しいというのと同じ位、まるで根拠の無い幻想です。

 ココで愚痴っても仕方ないですけど、多分皆様の方が私よりも給料上だと思います

                     

 まぁ、給料の問題じゃないし〜と、意地っ張りなことを言ってても生活は出来ない訳で。日々の仕事を兎に角頑張るだけです。

 給料のためではなく、患者さんの為に!

 てへっ

 ・・・って書いたとたんに、隣でわんこがオナラをした

 さて、GWが始まったそうですが、どこが黄金で?
 私は今日待機、明日出勤、土曜日フリー、日曜日待機、月曜日待機、火曜日フリー、水曜日待機で黄金週間が終わりますことよ?しかも、黄金週間明けは整形外科の手術日で、私は目茶忙しいのですよ?

 誰か、同情して
 同情するくらいなら慰めて。
 慰めるくらいならご飯奢って!

 ・・・・という困窮状態。いや、別にお金が無いわけではなくて、心の問題で・・・・

 休日なんていらない!みんな働けや〜!というのが本音。でも私達の部署が忙しいって事は、ある意味不幸なことでして。何か切実・・・

 ブログが更新できなかった毎日(?)、実は死に物狂いで忙しかったのです。リスクの高い患者さんばかりの上、手術件数も多く、時間も逼迫していて、兎に角兎に角一人5個くらい仕事を掛け持ちしてようやく夜中過ぎに一日が終わるという毎日でした。
 先週の金曜日の飲み会の緩さはどこへいったんだ!?もしかして上司に内緒で飲みに言った罰が当たったのか!?という感じ。

 だれの差し金かなんてことはどうでもいいけれど、なんでこうも皆怪我をするのか!?病気になるのか!?ほとほと疑問を通り越して神頼みです。しかも、持病を持っている方が、持病以外で手術をすることの割合、増大 特に整形外科。そりゃ、そうか。

 中でも心疾患を持つ患者さんの割りあいが急増しています。そんなリスクの高い患者さんの麻酔でも、十分可能にする能力のある麻酔科医が赴任してきたという事もあるんでしょうが(看護師は変わらないんだけども?)、最近の方は心臓に疾患を持つ方が結構います。日常生活には支障は無いものの、手術のための精密検査をしてみると、あるわあるわと綻びが出てくるんです。

 お年を召した方は心臓が丈夫、といわれていたけれど、その年代が段々上へずれていき、現在お年を召したと称される方の中には、清貧を基礎とした昭和初期の生活を体験していない人もあり、いわゆる戦後の「物質豊かな時代」の方の老後になってきたのでしょうか。内蔵の強靭さがなくなり、全体的に人間の中身が脆弱です。それって化学調味料とか化学製品とか、そう言った摂取するものの差なのかな。

 かくいう、私も化学製品にはまみれて暮らしている訳ですが。

 こちらとしては、手術に気が抜けないことが多く(もともと腑抜けで対応している訳ではないけど)、麻酔の導入や覚醒などでは今まで以上に気を使うことが多くなりました。否応なく心電図異常も目にし、

「pvcが〜!」

「afが〜!」

「ペースメーカーがー!」

「p波が〜!」




「VFだーーーーー!!!!」



 と、目的語ばかりを叫ぶ毎日です。(因みに、心電図のp波がなくなるのは結構怖い)
 覚醒時からブロック三昧の心電図と対峙していれば、

「この波形が変わらなければOK!

 と、「現状維持」に心を配ることしかできない事だってあります。

 さてそんな中、私が金曜日に対応した症例は、御年まさに3桁にいこうかというおじいちゃんの骨折症例。元気に歩いていたというのですかさず手術適応になりましたが、麻酔科医も項垂れるほどの心臓 心筋梗塞を繰り返し、冠動脈に4つのステントを挿入、最終の発作から3ヶ月経過していない上、血液サラサラ薬も常用。
 なのに元気に歩いて自転車をこぎ、2階への階段を駆け上がるというのだから、循環器内科医もビックリの心臓の持ち主です。心電図では数え切れないほどの期外収縮と二段脈を繰り返していて、stも下がってるんだかあがってるんだか・・・。ブロックはあるし不整脈はあるし、時にはモニターで脈が拾えず、30台から20台へ脈拍が低下することも。(別のモニターが拾っているから誤カウントって分るんだけど)

 何じゃこりゃ〜という感じですが、普段からこんな状態なので、これがおじいちゃんの「普通」。改めて、人を自分のものさしで測ってはいけないという事を知らされます。

「とにかく、このままの状態で帰れればいいよ!」

 整形外科医3人が見守る中、全身麻酔が導入され、心臓が落ち着いた途端に麻酔科医が宣言。誰しもが言葉なく頷くのみです。
 当事者のおじいちゃんは、麻酔導入剤が注射され、瞼が重くなって閉じる寸前まで、

「わしゃあ・・・・歩いて・・・」

 とかなんとか、喋り続けていた元気者です。もしかして麻酔がかからないんじゃないかという程、入室からこちら、ずーっと喋っていたのであります。しかも、麻酔から醒めても

「歩くのはいつか?」

「完治するか?」


 若い主治医を呼びつけて、ずーーーっと聞いていたのであります。

 その整形外科手術のメンバーがまた失笑で

 主治医は研修医の僕。何を聞いても「はぁ・・・・」「あはは・・・」と、語尾に点々が幾つも連なるような、尻下がりの言葉遣いをする彼。そろそろしゃきしゃき喋ったらどうだ?と思うけれど、これが本人の普通。

「焦ったりすることはあるの?」

 と聞いたら、

「ありますよ。」

 と言うので

「見えないね。」

 と、半分嫌味のつもりで返したら

「いつも気付いてもらえません。」

 その事に気づいている君はえらいと思うよ

 という、ぼんやりマイペースが主治医。おじいちゃんに呼びつけられて質問攻めにあっていたのは、彼です。
 その指導医として執刀に入ったのが、4月から赴任してきた私とタメ年の明さん。実は最近、この人ものんびりと言うかマイペースというか、ちょっと個性的なキャラじゃないかと疑うところがあったりして、それでもまだ年の功ではないけど人格者なだけに、落ち着きや貫禄もあるので助かってます。
 この2名に加え、今年ようやく2年目になった新人に毛が生えたてモグラーずが器械出し、外回りは腐ってもモグラーずの私のメンバーで手術が行われる予定でした。(気がつけば、一番年季が入ってるのが私・・・一番古ぼけているのが私・・・一番賞味期限切れに近いのが私・・・・)
 実際そのつもりで皆が用意していた時、ルームの自動扉が開いて入ってきたのは、



 新藤さん!

 何故あなたがココに!?



 ちょっくらネズミ似、ちょろちょろとした動きが特徴的な彼(失礼)。みんなの視線を一身に集めながらも、にこにこしながら

「僕も入らせてください!」

 事前に医師同士では了解が取れていたらしく、その言葉は器械だしのちびモグラさんに向かっていました。器械だしの後輩は

「・・・・新藤先生(あえてこう呼びます)のガウンと手袋くださ〜い。」

「・・・はいはい・・」

 この時点で私は失笑 この病院のやり方を一番よく知っている医者が研修医の僕一人だという事に、何だか先行き不透明感ありあり。案の定、リネン固定の段階から

「次はどうするの?」

 と、明さんの矢継ぎ早の質問におろおろ(そうは見えないけど)。器械だしの看護師がその不思議なムードにいたたまれず、訳のわからないアドバイスを繰り出していくのが脱力でした。
 先生自身、それぞれ手術のやり方は確立しているはずなのですが、矢張りその病院のやり方や主治医の方針を大切にしてくれている明さん。だからこそ主治医である研修医の僕の意見を色々聞いてくれるのはいいけれど、まだ自分流が何も無い研修医の僕には、過ぎた質問のようでした。

 その背後で、一人トランポリンにでも乗っているかのようにうきうきと状況を見守っている、うちの新藤さん

 彼だけが、どこかトイレの100ワット的存在

「何が楽しいの、僕?」

 と問いかけたい衝動に駆られました 
 準備が整い、手術が始まると、執刀医の位置を研修医の僕へ譲った明さん。
 なのに

「お願いします。」

 と、位置替えを希望する研修医の僕。あっさり執刀医変更です。

 もっとハングリーになれよ〜〜〜!!!
 折角執刀するチャンスだったんじゃん!
 お馬鹿〜〜〜!!!!

 
 と心で叫んだ私。

 術野で執刀医と第一助手のやり取りが続いていた端では、器械出しワゴンをはさんで、ちびモグラさんとうちの新藤さんの間で、まるで器械出し争奪戦のような様相でした
 
 器械ワゴンと、並んだ色んな器械類を丹念にチェックしているのは、うちの新藤さん。コッヘルの数を数えたり、用意している骨把持の種類をチェックしたり、キルシュナーの大きさを確認したり。

 まるでお気に入りのプラモデルを四方八方から眺めてニマニマしているような状態だったので、器械だしの後輩は呆然。私も外回りの手を止め、

「・・・先生・・・・?何かお探しで?」

 思わず聞き返していました。

「いえ!なんでもないんです!ただ器械を見ているだけで!」

「・・・・そう・・・・ですか・・・」

「気にしないでください!あはっ!あはは!」

 と言いつつ、丹念に整形外科特有の器械を眺め入り、愛おしそうにナデナデ





 妖しい〜〜〜〜!!!!!




 きっと、新しいギターを買った本物の新藤さんもこんな感じかしら?と、完全肯定的に考えようとしても、何だか目が点。
 幼稚園のピクニックのようなお天気さはどうしたんだ!?

 患者さんにぴりぴりムードの麻酔科医と私。
 執刀にかかりっきりの明さんと研修医の僕。
 おろおろしているちびもぐらさん。

 の中、

 お気に入りのおもちゃに目を輝かせているうちの新藤さん。

 そこだけオーラがお花畑だったのは言うまでもなく・・・



 明さんの采配で、手術は無事終了。思ったよりも随分楽に済みました。皮膚縫合に入った術野では、手持ち無沙汰になった第二助手の新藤さんが、整形外科で使うコードレスドリルに夢中
 第一助手の研修医の僕は、きょろきょろと周りを見渡して、私と目が合うと一つずつ指示出し。私が色んな用事で移動する度、見回しては一つずつ指示をくれるのですが、私が「何?」と聞き返すまでじーっと目を見て黙っている。お願いだから、一つずつはやめてくれ。その度「何?」「何?」と聞き返す手間が苦痛

 全ての術式が終わろうとしている頃、様子を見に来てくれた後輩が

「思ったよりスムーズに終わりましたね?」

 と聞いてくるので

「幼稚園の遠足みたいな感じよ。」

 と返したらきょとんとした顔をして

「新藤先生一人、どこかへいっちゃってる感じ。」

「あぁ、何かあるたび列を飛び出していく子ですね。」

「そうそう。それを何とか手を引いてくれてるのが研修医の僕なんだろうけど。」

「マイペース過ぎて右と左ですね。」

「このメンバーの引率は疲れるよ

 この会話の間中、お花畑でにこにこ天真爛漫にしている、うちの新藤さんであります。
 ホント、何が楽しいんだか

 整形外科一年目の新藤さんにとっては、見るもの全てがまだまだ新鮮。その場面で筋鈎の何番を使っていいのかも、キルシュナーの何ミリを使っていいのかも分らないけれど、兎に角指示されることや進んでいくこと全てが興味の対象。

 それこそ、好きなものに囲まれた子供が喜びのあまりパニックになってるみたいな、そんな様子です。しかも楽しそうなのがなんとも失笑で、この先生を見るたび、

「はいはい、僕、頑張ろうね〜

 と言って頭をナデナデしたくなるのであります。我が家のわんこと同じ扱い。(鼻息荒いのも同じ?)
 でも、何事も目新しいと言うのは伸びていく過程ではいいもので、勉強熱心で兎に角熱意があるのは嬉しい限りです。手術に熱心になりすぎて、患者さんを全人的に見るのはなかなか追いついていないかもしれませんが・・・。

 その方の手術が終わって最後の山場、麻酔覚醒に入った室内で、患者さんの傍に寄り添う私と後輩に向かい、

「○○先生はこの場合どんな手術を?」

「どんな外固定を?」

「どんな器械を使います?」


 と次々と質問してくるうちの新藤さん。
 一つ一つ手短に話しながら、段々面倒くさくなった私。
 そろそろ患者さんも起きちゃうし・・・


「○○先生は患者さんに優しい手術をします!」


 一喝強制終了

 うちの新藤さん、

「あ・・・あはは・・・・そうなんだ・・・そうですね・・」


 はい、そうだ!
 あなたの大好きな○○先生の手術を勉強したくば、




 御自分で体験するのみ!





 はい、終り!




 その後、患者さんの搬送からベッドケア、申し送りまで手伝ってくれたうちの新藤さんでした。
 
 看護師の仕事まで

「僕するよ〜

 と手伝おうとする、うちの新藤さん。術野でも、助手の仕事を与え続けていないと、器械出しをし始めてしまうので要注意です。

 ちびモグラさんは、完全に「器械出し」負けしていました・・・・
 
 

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いろいろ大変でしょうが、人生は思い出作りです。裸で産まれ、何も持たずに死んでいく・・。
こんな人にも優しくしてあげて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=i6rTG8YaIz4&feature=related

ゴリ
2010/04/30 14:00

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