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<<   作成日時 : 2011/10/26 22:15   >>

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 高速道路、テレビ見ながら運転している、某企業の車。



 てめ〜殺す気かっ!!!!!



                    

 直ぐ後ろを走りながら(離れろよって話だけども)、ふらふら〜ふらふら〜する上に70`/h走行する迷惑車に、車内で大絶叫していたうまうまさんです。ハンドル持つと性格が変わるっての、分る気がするなぁ。

 最近車に標準装備されている「テレビ機能」。あれってどうかと思うんだけども。子供が後ろの座席で見るにはいいけど、普通に運転しながらでも見れるしいじれるって言うの、どうなん? そんなにテレビが必要か?と、いつも思う。車の事故をなくそうとしている反面、当たり前のようによそ見してしまうテレビが付いてくるっていうの、流石に日本人的感覚だよね。

 という訳で、高速道路を走ってやってきたのは、実家です。
 わんこの調子が悪くなった訳でもないです。単なるお稽古事の予定でとんぼ返り必至の帰省中。元気になったわんこが、隣でわんわんうるさい位です。絶賛食事療法中につき、退院後から一切のおやつ、ご褒美がなくなったので、痩せたわ痩せたわ、身体が軽くなったせいか、妙にアグレッシブな初老と化しています。

 さて、瀬戸内と近畿を行き来しながら、それでも元気に仕事をしているうまうまさん。

 この間から、KEIKOさんがクモ膜下出血で緊急手術をしたというニュースが飛び交っていますが、どうやら意識はあるし呼びかけに反応もあるしで、かなり迅速な処置が出来た様子ですね。年齢も年齢で若いので、ひとまず助かって安心です。

 くも膜下出血は、医療業界で「SAH」と表され、「ザー」と呼ばれる病気です。カルテ用語、略語、ではないけれど、医療業界では(前も書いたと思うけど)通称みたいな言葉で表されるものがたくさんあります。英語の頭文字だったり、それをローマ字読みしたりなんかで、いわば隠語見たいな感覚?現場に立つと、この隠語(?)を理解するのだけでも結構大変で、病院ごとにマニュアルがあったりするところもあります。一般的なものは、普通に本として売られていたりもする。

 くも膜下出血は、脳出血の中でも緊急度の高い病気です。比較的若い世代に多いのが特徴なので、実のところKEIKOさんの39歳は好発年齢に近いともいえます。まぁ、彼女にどんな持病があったかとか、日常生活がどうだったかとかは分らないので下手な事は言えませんが、私が勤めている病院の救急外来でくも膜下出血といえば、動脈瘤か外傷性?と思ってしまいます。脳動脈瘤の破裂によるくも膜下出血はこの病気の大部分。もともともっている動脈のコブが、何らかの原因で破裂して、そこから出血するものです。動脈なので、そりゃ凄い量の出血があるんだろけど。

 その繋がりではないけれど、CPAで運ばれてくる患者さんは、大概頭か心臓かで心配停止状態になることが多いです。つまりは、中枢がやられると言う感じでしょうかね。

 この夜勤で対応した症例は、今日腹部大動脈解離の破裂でした。

 一刻を争う自体のときに、悠長に画像検査に出かけている暇はありません。しかも、患者さんの日常の状態や、持病をゆっくり聞いている暇もありません。というか、患者さんは既に話せない状態の事が多いです。
 急激な病状の悪化、CPA、突然倒れる、なんかがあったときは、患者さんに何が起こっていてこうなったのか、今どうなっているのかを想像しながら救命処置をするしかないのです。

 現在の医療、体の中を覗くことができる検査が結構沢山あり、それに頼り切っているところが多いです。内視鏡にしろ、CTにしろ、MAIにしろ、カテーテル検査だったりもそうかな。そう言った検査をしてから診断が付く(確定診断のためには必要、という事も多いのですが)ので、画像が出来上がらないと分らないという医者は結構居ます。
 だから逆に、突然停電でレントゲンが使えない、検査が出来ない、となると、医者なんて半数以上がお手上げだと思います。私の周りで普通に「医者」の看板を背負っている人で、東北の大震災時のような時、本物の医師として働いていけるだろうと思える人はごく僅か。きっと何も分からないので何も出来ない、という人が多いのではないかと思います。まぁ、ああいう緊急事態では、診断とかより対症療法が必要になるので、臨機応変さや応用力、判断力、機動力が必要になるのですがね。

 患者さんの緊急時、そう言った検査をのんびりやっていられない時は、救命処置を施しながら、それに反応する患者さんの状態を瞬時に確認して分析しながら、何処で何が起こっているのかを判断する能力が必要です。

 というか、そういう事が必要だなぁと再確認した症例でした。

 患者さんはどんな強い薬にも身体が反応せず、どんどん悪化を辿る病態で、それを見た医師は

「頭でも心臓でもない、けれど血管系。」

 と瞬時に判断した上、それを「おそらくだけどもこうだと思う」という感じでしたがそこでチームになって働いているスタッフに自分の考えを説明するだけの視野の広さがありました。
 ここでの判断ミスは、助かりえた命を手放してしまう事にもなりかねません。こういう事から患者さんには今こういう事が起っていて、恐らくこれは不可逆的な事で、どうにもこうにも救命し得ないという悲痛な判断が含まれることがあるからです。

 救命し得るとした場合には、何らかの処置に踏み出すし、そのための検査をする為の前処置にかからなければならないし、救命できるならばしなければならないのですから、スタッフ全員そうした意思の下で動かなければなりません。一人でもうだうだしていたら邪魔。

 どうやっても救命し得ない場合・・・・・も、在るんです。残念ながら、人の手で救える命も救えない命もあります。時間と物と人とお金がふんだんにあったとしても、救えない事もあるんです。

 その線引き、判断を任されているのが医師の仕事の一つ。だからこそ、判断力と想像力、決断力は大事です。もしも救命チームのリーダーが未熟な医師の場合、救命しえない命を必至になりすぎて、患者さんが見えなくなっていたり、救えたはずの命を手放してしまう事にもなります。

 こういうとき、医療者の仕事は、他の仕事と全然違う側面を覗かせます。その人の人生を握っているのだろうし、その人の死に様を握っているのだし、その人の最後を看取る立場でもあり、その人の社会復帰も手中にしているようなものです。
 
 生きているのか、生かされているのか・・・・救命処置の時は、何となくそんなことを考えます。

 検査もしないで患者さんの中で何が起きているか判断するのは、かなりの知識と経験と想像力にかかっています。それを修羅場の救命場面で冷静に考えるって、結構すごい事。医師には、常に冷静で居ることも大事な要素のひとつだと感じます。

 結局、今回の症例はあとから先生に聞くと、エコーでみた大動脈弓の異常陰影、救命処置時の患者さんの反応、循環動態の変化からみて胸腹部大動脈解離の破裂が疑わしいとの事。後からゆっくり先生の判断指標を聞くと納得できますが、実際の場面でナースは、指示される処置をこなすのと、医師がする処置の介助や環境を整えたり危険予防をしたりという事で忙しく、自分の頭の中では色々考えながら回るけれど、「診断」までは考えが一歩及ばないものです。
 
 医師は原因を探るし、看護師は症状に対処する。そんな感覚だなぁと、最近思う。

                     

 眠くって、段々何を書いているか分からなくなってきたし・・・・。
 
 ポルノグラフィティの歌にも在るように、人が生まれるのには一つの方法しかないけれど、死んでいくのには色んな道があるんです。

 災害、事故、病気、自殺、自然死やら、その中でもそれぞれに色んな原因があるわけです。これってどういう事なんかなぁって、ポルノの歌を聞いてから考える事が多くなりました。

 人が病気で死ぬ、突然死ぬ、災害で死ぬ、人に殺されて死ぬ・・・・色んな死に方があっても、でも結局選べるものではないのであって(自死は別か)、それ一つは生まれる事の「選べなさ」と同じなのかと思います。そして、生まれてきた事に意味があるように、選べない死に方もまた、意味を持っているのかなぁと。

 人生って、選べない事の方が多いのかもね。

 

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